第
第一三共株式会社
ダイイチサンキョウカブシキガイシャ上場医薬品4568EDINET: E00984DAIICHI SANKYO COMPANY, LIMITED
決算期: 03月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
1.89兆円
17.77%営業利益 (FY25)
0.33兆円
56.87%経常利益 (FY25)
0.36兆円
49.91%純利益 (FY25)
0.30兆円
47.34%総資産
3.46兆円
0.14%自己資本比率
47.0%
—ROE
17.9%
5.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
第一三共は、独自のDXd ADC技術を最大の競争優位とする日本発のグローバル創薬企業である。主力品エンハーツ(トラスツズマブ デルクステカン)はアストラゼネカとの戦略的提携のもと、HER2陽性乳がん・胃がんに留まらずHER2低発現・超低発現乳がんや複数固形がんへと適応を拡大し、FY2025売上収益6,514億円(+45%)と高成長を維持している。第2の柱であるリクシアナ(エドキサバン)も3,440億円(+19.5%)と安定成長し、ダトロウェイ(Dato-DXd)が新たに乳がん適応で上市するなど、パイプラインの商業化が加速している。FY2025の連結売上収益は1兆8,863億円(+17.8%)、コア営業利益は3,128億円(+60.2%)と収益性が飛躍的に向上した。HER3-DXd・I-DXd・DS-6000を含む5品のDXd ADCについてはメルクとも提携を締結し、開発・販売体制をグローバルに強化している。一方、研究開発費は4,329億円(+18.8%)と増勢が続いており、エンハーツ依存リスクや副作用(間質性肺疾患)管理、関税・為替変動など投資家が留意すべきリスクも存在する。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: グローバルオンコロジー事業(エンハーツ等ADC)が売上の中核を占め、リクシアナ等の循環器・疼痛領域が補完する。
- 2顧客: 世界の病院・医療機関を対象に革新的医薬品を提供し、アストラゼネカ・メルクとの提携で販売網を拡大している。
- 3価値提案: 独自DXd ADC技術でがん細胞への選択的薬物送達を実現し、有効性と安全性バランスで競合品との差別化を図っている。
- 4コスト構造: 研究開発費4,329億円・販管費7,248億円が主要コストで、提携先とのプロフィット・シェアが費用の変動要因となっている。
Risks · リスク要因
- 1パイプライン集中リスク: 売上の35%超をエンハーツ1品に依存しており、臨床試験失敗・競合品台頭・適応追加遅延が業績に直撃する可能性がある。
- 2副作用・品質問題リスク: エンハーツ等の重要副作用である間質性肺疾患(ILD)の管理不全や製品回収が発生した場合、売上減少・賠償責任が生じうる。
- 3提携契約変更リスク: アストラゼネカ・メルクとの戦略提携が条件変更・解消された場合、開発・販売リソースの急減で経営成績が大幅に悪化するリスクがある。
- 4為替・関税リスク: 米ドル建て収益が全社の主要部分を占め、円高進行や米国輸入関税の変更がコストと収益性に直接影響を及ぼす可能性がある。
Strengths · 強み
- 1DXd ADC技術の独占優位: 自社開発のDXd ADCプラットフォームはエンハーツで臨床的有用性が実証済みであり、後続品5剤がパイプラインを形成している。
- 2グローバル提携による開発加速: アストラゼネカ・メルクとの大型提携でリソースを補完し、開発スピードと市場浸透を同時に最大化できる体制を持つ。
- 3HER2低発現コンセプトの確立: エンハーツがHER2低発現・超低発現乳がんに適応を拡大し、対象患者数を飛躍的に拡大する新コンセプトを業界標準化しつつある。
- 4利益成長の構造転換: リクシアナ3,440億円の安定収益が研究開発投資の原資となり、新薬主体の高収益事業構造へのシフトが進んでいる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 13ADC最大化: エンハーツ・Dato-DXd・HER3-DXdの新適応取得と上市国拡大を加速し、2025年度目標「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」を達成する。
- 2次世代成長ドライバー育成: I-DXd(小細胞肺がん)・DS-6000(卵巣がん)を3ADCに次ぐ成長柱に位置づけ、メルクとの共同開発で2030年ビジョン実現を目指す。
- 3ポストDXd ADCモダリティ選定: mPBD ADC・mRNAワクチン等の次世代技術を評価し、DXd ADC後の持続的成長基盤を2030年までに確立する。
- 4事業構造転換: 第一三共エスファ株式譲渡完了等により新薬主体の高収益構造へ転換を進め、ステークホルダーとの価値共創を通じたESG経営を推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上収益1兆8,863億円(+17.8%)、コア営業利益3,128億円(+60.2%)、純利益2,958億円(+47.3%)と過去最高水準の業績を達成した。
メルクとの提携拡大: 2024年8月にMK-6070(DLL3標的T細胞エンゲージャー)を追加提携し、HER3-DXd・I-DXd・DS-6000を含む計5品目の共同開発体制を整備した。
新製品上市相次ぐ: 2024年9月にCOVID-19 mRNAワクチン、2024年10月にフルミスト、2025年3月にダトロウェイ(乳がん)を日本で相次いで発売した。
エンハーツ適応拡大: 2024年4月に米国でHER2陽性の複数固形がん適応を取得し、化学療法未治療のHER2低発現・超低発現乳がんへの適応拡大も進展した。
02
業績推移
売上高
1.89兆円▲17.8%FY25
営業利益
0.33兆円▲56.9%FY25
純利益
0.30兆円▲47.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 0.93 | 0.98 | 0.96 | 1.04 | 1.28 | 1.60 | 1.89 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.07 | 0.12 | 0.21 | 0.33 |
| 経常利益 | 0.09 | 0.14 | 0.07 | 0.07 | 0.13 | 0.24 | 0.36 |
| 純利益 | 0.09 | 0.13 | 0.08 | 0.07 | 0.11 | 0.20 | 0.30 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2.09 | 2.11 | 2.09 | 2.22 | 2.51 | 3.46 | 3.46 |
| 純資産 (自己資本) | 1.25 | 1.31 | 1.27 | 1.35 | 1.45 | 1.69 | 1.62 |
| 自己資本比率 (%) | 59.8 | 62.0 | 61.0 | 60.8 | 57.6 | 48.8 | 47.0 |
| 現金及び預金 | 0.24 | 0.42 | 0.38 | 0.66 | 0.44 | 0.65 | 0.64 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.09 | 0.20 | 0.19 | 0.14 | 0.11 | 0.60 | 0.05 |
| 投資CF | ▲0.14 | 0.08 | ▲0.04 | 0.21 | ▲0.26 | ▲0.28 | 0.33 |
| 財務CF | ▲0.07 | ▲0.09 | ▲0.20 | ▲0.09 | ▲0.09 | ▲0.12 | ▲0.38 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
155.96
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
17.9%
自己資本利益率
ROA
8.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
6,252人
平均年齢
46.0歳
平均勤続
20.3年
単体 平均年収
1,114万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
90.00円+20
配当性向
56.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
105
FY21
41
FY22
41
FY23
45
FY24
70
FY25
90
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。