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大日本塗料株式会社

ダイニッポントリョウカブシキガイシャ上場化学4611EDINET: E00891
Dai Nippon Toryo Company, Limited
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
725億円
0.79%
営業利益 (FY25)
47.2億円
3.77%
経常利益 (FY25)
52.0億円
2.57%
純利益 (FY25)
94.4億円
105.15%
総資産
1333億円
31.22%
自己資本比率
57.1%
ROE
15.2%
7.00%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

大日本塗料(DNT)は1929年創業の総合塗料メーカーで、防食塗料・建築塗料を中心とする国内塗料事業(売上の約70%)、東南アジア・中国・メキシコに展開する海外塗料事業、業務用LED照明を手掛ける照明機器事業(売上の約14%)、国内唯一の総合蛍光色材メーカーとしての蛍光色材事業の4セグメントで構成される。FY2025の売上高は725億円と横ばい圏で推移し、2019年度の737億円をいまだ回復できていない。一方、照明機器事業がインバウンド需要・都市再開発を追い風に売上高104億円(前期比+7.6%)と牽引する構図が鮮明になった。最大のリスク要因はJIS認証製品に係る不適切行為問題で、2024年11月に2度目のJISマーク一時停止処分を受け、特別調査委員会の調査報告書を2025年5月に公表した。FY2025の純利益94億円は神東塗料子会社化に伴う負ののれん発生益と政策保有株売却益が押し上げた特殊要因であり、本業の営業利益47億円は前期比減益である点に留意が必要だ。2026中期経営計画では2026年度に売上高800億円・営業利益80億円、ビジョン2029では同1,000億円・100億円を掲げ、海外M&A・サステナビリティ分野への資源集中・人材改革を3本柱に据えている。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 国内塗料事業が売上の約70%を占め、照明機器事業(約14%)と海外塗料事業(約11%)が補完する構造である。
  • 2顧客: 防食・建築・工業・自動車向けに国内外の製造業・建設業・商業施設オーナー等へ製品を供給している。
  • 3価値提案: 100年超の防食技術と蛍光色材の国内唯一総合メーカーとしての独自性で高付加価値製品を提案している。
  • 4コスト構造: 主原料はナフサ系石油化学製品であり、原材料費が製造コストの大部分を占め、為替・原油価格に感応する。
Risks · リスク要因
  • 1JIS不適切行為の再発: 2024年11月に2度目のJISマーク一時停止処分を受け、信頼回復の遅れが国内塗料の需要減少と補償費用増加につながるリスクがある。
  • 2海外事業の収益低迷: 日系自動車メーカーの生産調整や米国通商政策の影響で海外塗料事業の営業利益は2.4億円まで低下しており、さらなる悪化懸念がある。
  • 3原材料・為替リスク: ナフサ系石油化学製品を主原料とし、円安・原油高騰時に原価率が上昇する一方、価格転嫁には競争上の限界がある。
  • 4売上成長の構造的制約: 国内塗料市場は住宅着工件数の長期低迷・人手不足で大きな伸長が見込めず、2026年度目標800億円達成には海外拡大が不可欠である。
Strengths · 強み
  • 1防食技術の蓄積: 創業以来100年近く培った重防食技術は社会インフラ向けで代替困難な競争優位を形成している。
  • 2蛍光色材の独占的地位: 蛍光顔料・塗料・コーティング材で国内唯一の総合メーカーとして安全対策・EU向け需要を取り込んでいる。
  • 3照明機器の高収益化: FY2025営業利益20億円(前期比+1.7億円)と全セグメント最高水準の利益を稼ぐ成長エンジンとなっている。
  • 4神東塗料の子会社化: 2025年3月に神東塗料を取り込み、技術・顧客基盤の拡大と連結規模の底上げが期待できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1ビジョン2029の財務目標: 創立100周年の2029年度に売上高1,000億円・営業利益100億円・NOPAT-ROE8.0%・DOE5.0%以上の実現を目指している。
  • 2海外M&A・外部リソース活用: 新興国を中心に外部リソース活用を前提とした事業基盤拡大を推進し、海外売上比率の引き上げを図っている。
  • 3サステナビリティ成長領域への注力: 防食・水性重防食システム等のサステナブル製品を先駆的領域と位置付け、社内リソースの重点配分を実施している。
  • 4DX・設備刷新と人材改革: 老朽化工場の設備刷新とDXによる生産性改善、人的資本経営の本格導入で2026年度営業利益80億円達成を目指している。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績の特殊要因: 神東塗料子会社化に伴う負ののれん発生益と政策保有株売却益で純利益は94億円(前期比+48億円)となったが、本業の営業利益は47億円と前期比1.9億円の減益であった。
JISマーク再処分: 2024年11月29日にJISマーク表示の一時停止(2度目)を受け、2025年5月12日に特別調査委員会の調査報告書を公表し信頼回復に取り組んでいる。
照明機器事業の好調: インバウンド需要・都市再開発を背景に売上高104億円(前期比+7.6%)、営業利益20億円を達成し、グループ収益を下支えした。
神東塗料の子会社化: 2025年3月18日付で神東塗料株式会社を子会社化し、FY2025連結貸借対照表に同社資産・負債を反映、損益寄与は翌期以降となる。
02

業績推移

売上高
725億円0.8%FY25
0200400600800FY20FY22FY24
営業利益
47.2億円3.8%FY25
012.52537.550FY20FY22FY24
純利益
94.4億円105.2%FY25
0255075100FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.03.87.511.315.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
0100200300400FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高737727632669728719725
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益31.839.549.047.2
経常利益62.157.932.734.643.253.452.0
純利益36.036.619.720.334.646.094.4
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産78976885887792810161333
純資産 (自己資本)451447509520552625762
自己資本比率 (%)57.258.259.359.359.561.557.1
現金及び預金57.050.667.464.863.478.7115
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF43.644.336.433.612.834.635.7
投資CF▲24.7▲44.2▲23.2▲9.7▲14.5▲7.7▲3.6
財務CF▲3.5▲7.45.0▲28.4▲4.7▲16.6▲0.7
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
331.40
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
15.2%
自己資本利益率
ROA
7.1%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

DomesticPaintCoatings0.170.2%0.00兆3.9%
FluorescencePigment0.01.6%0.00兆5.1%
Lighting0.014.4%0.00兆19.8%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.02.6%0.00兆4.2%
OverseaPaintCoatings0.011.2%0.00兆2.9%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
702
平均年齢
41.4
平均勤続
16.4
単体 平均年収
596万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.9百万株10.23%
#2明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.4百万株4.91%
#3DNT取引関係持株会1.4百万株4.82%
#4株式会社三菱UFJ銀行1.2百万株4.31%
#5ダイニッカ株式会社1.2百万株4.26%
#6富国生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)1.0百万株3.51%
#7株式会社島津製作所1.0百万株3.51%
#8東京海上日動火災保険株式会社0.8百万株2.96%
#9田邊 康秀0.8百万株2.88%
#10株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.7百万株2.42%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
49.00+14
配当性向
61.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
25
FY21
25
FY22
25
FY23
25
FY24
35
FY25
49
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

関連ニュースは準備中です。

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