関
関西ペイント株式会社
カンサイペイントカブシキガイシャ上場化学4613EDINET: E00893KANSAI PAINT CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
5888億円
4.72%営業利益 (FY25)
521億円
0.88%経常利益 (FY25)
491億円
14.88%純利益 (FY25)
383億円
42.92%総資産
7507億円
8.84%自己資本比率
46.6%
—ROE
13.2%
9.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
関西ペイントは自動車・建築・工業・船舶・防食など幅広い用途向け塗料を世界各地で製造・販売するグローバル塗料大手である。売上高はFY2021の3,646億円を底に回復基調が続き、FY2025は5,888億円(前期比+4.7%)と過去最高水準を更新した。地域別では日本1,639億円・インド1,423億円・欧州1,565億円・アジア687億円・アフリカ474億円と5極体制を構築しており、特にインドは売上の約24%を占める重要市場である。営業利益は521億円(前期比+0.9%)と小幅増にとどまった一方、欧州持分法適用会社でののれん減損や超インフレ会計の影響により経常利益は491億円(同-14.9%)、純利益は383億円(同-42.9%)と大幅減益となった。2024年11月に始動した第18次中期経営計画では「構造改革による収益性・効率性の強化」「DX推進」「人材育成」「最適資本構成に基づく積極投資と還元」を重点方針に掲げ、2027年度中間目標・2030年最終KPIの達成を目指している。財務面では社債発行(4,639億円)と償還(3,719億円)を行い、自己株式取得・消却(800億円)を実施するなど積極的な資本政策を展開している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車・建築・工業・船舶など多用途向け塗料の製造販売が主体で、日本・海外5極から売上5,888億円を計上する。
- 2顧客: 自動車メーカー・建設会社・造船会社・一般消費者など幅広い顧客層を持ち、グローバル自動車メーカーへの供給が柱である。
- 3価値提案: 環境負荷低減(水性・粉体塗料)と耐久性・防食性能の両立により、顧客のTCO削減とサステナビリティ目標達成を支援する。
- 4地域構成: 日本28%・インド24%・欧州27%・アジア12%・アフリカ8%の5極分散で特定地域依存リスクを低減している。
Risks · リスク要因
- 1為替・超インフレリスク: 売上の72%超が海外で、FY2025は超インフレ会計損失や為替差損が経常利益を圧迫し14.9%減益の主因となった。
- 2原材料価格変動リスク: 石油由来原料が主原料であり、原油・石油化学品の急騰は生産コストを直撃し、価格転嫁が遅れると利益率が悪化する。
- 3自動車生産台数依存リスク: 自動車セグメントが売上・利益の主柱であり、OEMの生産停止(FY2025日本で実例)や電動化シフトが業績に直接影響する。
- 4地政学・カントリーリスク: 欧州・アフリカ・中東への展開が広く、紛争・規制変更・政治不安が現地事業の収益性や資産価値に悪影響を与え得る。
Strengths · 強み
- 1インド市場での強固な地位: 現地子会社が建築・自動車の双方で展開し、FY2025売上1,423億円・成長余地の大きい市場でブランドを確立している。
- 2多用途×多地域ポートフォリオ: 自動車・建築・船舶・防食など用途分散と5極体制により、特定市場の景気変動への耐性が高い。
- 3自動車メーカーとの深い取引関係: 日本・アジア・欧州の主要OEMに塗料を供給し、工場への密着サポートで高い顧客粘着性を持つ。
- 4環境対応製品の先行開発: 水性・粉体塗料など低VOC製品を規制強化前から展開し、顧客の環境規制対応ニーズを先取りできる立場にある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1第18次中計(2025-2027年)で構造改革を断行し、収益性・効率性のグローバルトップレベルを2027年度中間KPIで確認する。
- 2DX推進と製品開発を軸に水性・粉体・機能性塗料などの付加価値品比率を高め、原材料コスト変動への耐性を強化する。
- 3人材育成と最適配置を重点施策とし、グローバル人材の発掘・育成・人事制度刷新により変革推進力を高める。
- 4最適資本構成のもと積極投資(M&A・設備投資)と自己株買い・増配を両立し、ROE・株主還元の継続的向上を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高5,888億円(前期比+4.7%)と過去最高を更新したが、純利益383億円は前期比42.9%減と大幅に落ち込んだ。
欧州持分法適用会社でのれん等の減損損失を計上し、持分法投資損失が拡大、経常利益を大きく押し下げた。
自己株式取得・消却800億円を実施する一方、社債4,639億円を発行して旧社債3,719億円を償還し資本構成を積極的に組み替えた。
Weilburgerグループ(欧州)を子会社化し欧州セグメント売上が前期比15.1%増の1,565億円となり、欧州事業の規模拡大が進んだ。
02
業績推移
売上高
5,888億円▲4.7%FY25
営業利益
521億円▲0.9%FY25
純利益
383億円▼42.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4274 | 4069 | 3646 | 4192 | 5091 | 5623 | 5888 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 301 | 321 | 516 | 521 |
| 経常利益 | 348 | 349 | 359 | 376 | 402 | 577 | 491 |
| 純利益 | 174 | 185 | 200 | 265 | 252 | 671 | 383 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 5841 | 5441 | 6066 | 6001 | 6720 | 6897 | 7507 |
| 純資産 (自己資本) | 3207 | 3207 | 3389 | 3751 | 3530 | 3802 | 3500 |
| 自己資本比率 (%) | 54.9 | 58.9 | 55.9 | 62.5 | 52.5 | 55.1 | 46.6 |
| 現金及び預金 | 702 | 506 | 1084 | 597 | 833 | 710 | 631 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 356 | 403 | 426 | 155 | 502 | 671 | 350 |
| 投資CF | ▲175 | ▲220 | ▲5.1 | ▲20.9 | ▲106 | ▲90.4 | ▲392 |
| 財務CF | ▲69.6 | ▲374 | 168 | ▲641 | ▲183 | ▲729 | ▲80.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
202.02
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
13.2%
自己資本利益率
ROA
5.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AFRICA0.0兆8.1%0.00兆8.7%
ASIA0.1兆11.7%0.01兆8.7%
EUROPE0.2兆26.6%0.00兆2.2%
INDIA0.1兆24.2%0.01兆10.1%
JAPAN0.2兆27.8%0.02兆13.8%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆1.7%0.00兆14.7%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,507人
平均年齢
42.5歳
平均勤続
18.7年
単体 平均年収
845万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
72.00円+14
配当性向
26.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
45
FY21
45
FY22
45
FY23
45
FY24
58
FY25
72
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。