株
株式会社ビー・エム・エル
カブシキガイシャビーエムエル上場サービス業4694EDINET: E05056BML, INC.
決算期: 03月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
1432億円
3.79%営業利益 (FY25)
93.6億円
2.15%経常利益 (FY25)
99.7億円
3.80%純利益 (FY25)
62.6億円
3.80%総資産
1775億円
3.81%自己資本比率
75.4%
—ROE
4.9%
0.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ビー・エム・エル(BML)は医療機関向け受託臨床検査を中核事業とし、売上の約91%を検査事業(臨床検査+食品衛生)が占める独立系検査センターである。4,000項目超の検査ラインアップとISO15189・CAP認定に裏打ちされた精度管理体制を強みに、全国の病院・診療所・健診施設から検体を受託し、生化学・免疫・病理・微生物など幅広い領域で安定した受注基盤を築いている。FY2025は新型コロナ関連検査の減少を非コロナ検査の堅調な伸びで補い、売上高3.8%増・営業利益2.1%増と穏やかな回復軌道にある。一方、2022年のコロナ特需(売上1,861億円)からの調整が続いており、2024年1月稼働の新棟に伴う減価償却費増加と診療報酬引き下げが収益性を圧迫している。第9次中期経営計画(2024〜2028年度)では「次世代ラボ構築」を核に6つの戦略フレームワークを展開し、DXへ10年間で約100億円投資する方針を掲げる。目標の売上高営業利益率8.5%・ROE8.0%の達成には、新棟を活用したスケールメリットの実現と価格改定による収益改善が不可欠であり、これらの進捗が今後の投資評価の焦点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 受託臨床検査事業が売上の約91%を占め、医療情報システム事業4%・食品衛生事業4%が補完する構造である。
- 2顧客: 全国の病院・診療所・健診機関から検体を受託し、個別検査結果を迅速報告するBtoBモデルで収益を得る。
- 3価値提案: 4,000項目超の検査メニューとISO15189・CAP認定による高精度管理で医療機関の診断を支援する。
- 4コスト構造: 売上原価率68.0%(FY2025)と高く、検査試薬・機器・人件費が主要コストで固定費負担が大きい。
Risks · リスク要因
- 1診療報酬引き下げリスク: 2年毎の保険点数改定で受託価格が下押しされる構造的リスクがあり、コスト転嫁が追いつかない場合に収益が悪化する。
- 2検査コスト上昇リスク: 試薬・容器・エネルギーコストの高止まりが続く中、価格転嫁が不十分なまま推移すれば原価率がさらに上昇する恐れがある。
- 3情報セキュリティリスク: 大量の患者個人情報・検査データを保有しており、サイバー攻撃や情報漏洩が発生した場合には信用失墜と多額の賠償が生じうる。
- 4ROE目標未達リスク: 現状ROE4.9%に対し目標8.0%と大きな乖離があり、新棟投資に伴う資産膨張がさらにROEを押し下げるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1検査メニューの網羅性: 4,000項目超の一般〜特殊検査を単一プラットフォームで提供できる体制は中小競合の模倣が困難である。
- 2品質認証体制: ISO15189・CAP認定・ISO27001を取得し、精度管理の信頼性で医療機関との長期取引関係を維持している。
- 3財務健全性: 純資産1,338億円・現預金639億円という無借金に近い強固なBSが大規模設備投資を自己資金で賄える基盤となる。
- 4DX×検査の複合提供: 電子カルテ・DRSを自社開発し、検査結果と医療ITをワンストップ提供することで顧客ロックインを高める。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1次世代ラボ構築: 2025年1月稼働のBML総合研究所新棟・PCLジャパン新東京ラボを活用し、10年先まで持続可能な検査能力を確保する。
- 2DX推進投資: 電子カルテ・DRSなどDXソリューションに10年間で約100億円を投資し、顧客業務効率化と自社コスト削減を同時に実現する。
- 3収益性改善: 販売価格の適正化と集荷・請求プロセスの抜本的見直しにより、目標の営業利益率8.5%・ROE8.0%以上の達成を目指す。
- 4高機能検査開発: 先進ゲノム解析デバイス導入とバイオ企業・大学連携で各種ゲノム検査を拡充し、高付加価値領域への事業シフトを図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高1,432億円(前期比+3.8%)・営業利益94億円(+2.1%)と穏やかな増収増益を達成したが、新棟稼働に伴う減価償却費増が利益押し上げを抑制した。
新棟相次ぎ稼働: 2024年5月にBMLフード・サイエンス新検査棟、2025年1月にBML総合研究所新棟・PCLジャパン新東京ラボが稼働し固定資産が前期比+122億円増加した。
医療情報システム事業が急拡大: リプレイス需要への対応で同事業売上が前期比+12.4%の55億円に成長し、収益多様化に貢献している。
コロナ特需剥落と構造変化: 2022年の売上1,861億円をピークにコロナ関連検査が縮小し、2024〜2025年は非コロナ需要の底上げとコスト管理が経営の最重要課題となっている。
02
業績推移
売上高
1,432億円▲3.8%FY25
営業利益
93.6億円▲2.1%FY25
純利益
62.6億円▲3.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1171 | 1207 | 1386 | 1861 | 1595 | 1380 | 1432 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 489 | 239 | 91.7 | 93.6 |
| 経常利益 | 109 | 102 | 208 | 511 | 242 | 96.1 | 99.7 |
| 純利益 | 66.5 | 63.7 | 137 | 337 | 156 | 60.3 | 62.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1160 | 1163 | 1392 | 1792 | 1689 | 1710 | 1775 |
| 純資産 (自己資本) | 811 | 804 | 931 | 1217 | 1268 | 1301 | 1338 |
| 自己資本比率 (%) | 70.0 | 69.2 | 66.9 | 67.9 | 75.0 | 76.1 | 75.4 |
| 現金及び預金 | 492 | 482 | 599 | 884 | 828 | 703 | 639 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 125 | 128 | 196 | 456 | 117 | 144 | 158 |
| 投資CF | ▲39.4 | ▲52.1 | ▲45.8 | ▲73.0 | ▲76.3 | ▲211 | ▲168 |
| 財務CF | ▲30.4 | ▲87.8 | ▲33.8 | ▲98.3 | ▲97.1 | ▲57.3 | ▲54.3 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
160.62
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
4.9%
自己資本利益率
ROA
3.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,675人
平均年齢
40.9歳
平均勤続
10.3年
単体 平均年収
540万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
170.00円+50
配当性向
78.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
65
FY21
90
FY22
155
FY23
140
FY24
120
FY25
170
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。