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トレンドマイクロ株式会社

トレンドマイクロカブシキガイシャ上場情報・通信業4704EDINET: E04999
Trend Micro Incorporated
決算期: 12月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
2760億円
1.23%
営業利益 (FY25)
578億円
20.11%
経常利益 (FY25)
540億円
2.16%
純利益 (FY25)
345億円
0.48%
総資産
4222億円
5.48%
自己資本比率
31.1%
ROE
28.2%
7.30%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

トレンドマイクロはサイバーセキュリティ事業に特化した日本発のグローバルソフトウェア企業であり、法人・個人向けセキュリティ製品・サービスを世界170カ国超に提供している。売上高は2019年の1,652億円から2025年には2,760億円へと6年間で約1.7倍に拡大し、収益構造も改善が続く。FY2025は売上高が前年比1.2%増と伸び悩んだ一方、費用削減が奏功して営業利益は前年比20.1%増の578億円と大幅増益を達成、ROEは28.2%と高水準を維持した。中核製品である統合セキュリティプラットフォーム「Trend Vision One」はAI活用の次世代SOC領域で日本・欧州・アジア太平洋地域を牽引したが、アメリカズ地域は米国関税政策への不透明感やDOGEの影響で低調に終わった。繰延収益(流動負債)が2,361億円に積み上がっており、将来の売上認識が保証されたストック型ビジネスモデルの強みを示している。2028年12月期を目標年次とする利益率向上計画を掲げ、ARR成長・プラットフォーム拡販・費用効率化の3軸で企業価値向上を追求している。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: サイバーセキュリティ製品・サービスの年間サブスクリプション(ARR)が収益の大半を占め、繰延収益残高2,361億円が先行計上されている。
  • 2顧客: 法人向けが主軸で日本・アメリカズ・欧州・アジア太平洋の4地域に分散し、個人向けはECチャネル経由で補完している。
  • 3価値提案: 統合プラットフォーム「Vision One」でエンドポイント・クラウド・ネットワークを横断し、AIで脅威を予測・自動対処するプロアクティブ防御を提供している。
  • 4コスト構造: 製造設備を持たない資本軽量モデルで、主要費用は人件費と外注費であり、FY2025は両者を圧縮して営業利益率20.9%を達成した。
Risks · リスク要因
  • 1単一事業集中リスク: 売上のほぼ全てをサイバーセキュリティ事業に依存しており、競合の技術革新や価格破壊が生じた場合に収益全体が直撃を受ける構造である。
  • 2信頼失墜リスク: セキュリティ企業自身が攻撃被害・誤検知・情報漏洩を起こした場合、ブランド棄損と顧客離脱が他業種より深刻かつ急速に拡大するリスクがある。
  • 3為替変動リスク: 売上の約70%が海外であり、FY2025はアメリカズで円高が響き同地域売上が前年比6.2%減となるなど、為替感応度が業績に直結する構造である。
  • 4技術革新・陳腐化リスク: AI・量子コンピューティング等の急速な進化により競合が優位な製品を投入した場合、現製品群が短期で競争力を失う可能性がある。
Strengths · 強み
  • 1AI統合プラットフォーム: Vision OneのCREM機能が攻撃表面を継続可視化し、競合との差別化要因として法人顧客のロックインを高めている。
  • 2ストック型収益基盤: 繰延収益2,361億円が翌期以降の売上として積み上がり、業績の予測可能性と安定性を競合より高い水準で担保している。
  • 3グローバル脅威インテリジェンス: 数十年の脅威データ蓄積と世界規模のセンサー網がAIモデルの学習精度を高め、後発企業が短期で模倣困難な参入障壁を形成している。
  • 4高ROEの資本軽量モデル: 製造資産を持たないソフトウェア特化構造がROE28.2%を実現し、余剰キャッシュを配当・自己株取得に還元できる財務柔軟性を生んでいる。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1ARR継続拡大: Vision Oneをプラットフォームとして複数製品を束ねるクロスセルを推進し、法人顧客の契約単価と継続率を高めることでARRの持続的成長を図る。
  • 2利益率目標: 2028年12月期に営業利益率25〜27%の達成を掲げ、人件費・外注費の最適化とSaaS化によるコスト効率改善を並行して推進する。
  • 3AI活用次世代SOC: AI搭載のセキュリティ運用支援機能を拡充し、専門人材不足に悩む中堅法人を新規開拓しながら次世代SOC市場でのシェア拡大を目指す。
  • 4個人向け領域拡充: 詐欺電話・ネット詐欺対策など守備範囲をサイバー脅威以外に広げ、ECパートナー再整備を経て個人向けデジタルライフ保護サービスの回復を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高2,760億円(前年比+1.2%)と小幅増収ながら、費用削減により営業利益は578億円(前年比+20.1%)と大幅増益を達成した。
アメリカズ地域の低迷: 米国関税政策の不透明感とDOGE・政府機関閉鎖の影響を受け、同地域売上が55,187百万円と前年比6.2%減に落ち込み、地域別で唯一の減収となった。
キャッシュ創出力の強化: 営業CFが64,637百万円(前年比+17,855百万円)と急拡大し、現金及び預金残高は220,092百万円と前期末比50,035百万円増加した。
自己株取得と株主還元: 財務活動CFが27,467百万円のマイナスとなり、自己株式の大幅取得と配当支払いにより純資産の圧縮と1株当たり価値の向上を進めた。
02

業績推移

売上高
2,760億円1.2%FY25
07501,5002,2503,000FY20FY22FY24
営業利益
578億円20.1%FY25
0150300450600FY20FY22FY24
純利益
345億円0.5%FY25
0100200300400FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.06.312.518.825.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
075150225300FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高1652174119042238248727262760
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益313326481578
経常利益391399445342362528540
純利益279269384298107344345
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産3597376742054708492640034222
純資産 (自己資本)1874189422142287214411941311
自己資本比率 (%)52.150.352.748.643.529.831.1
現金及び預金1481174222572076261318742305
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF451543553569572468646
投資CF▲14.7▲57.825.8▲67731050.47.6
財務CF▲260▲211▲164▲304▲434▲1309▲275
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
262.42
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
28.2%
自己資本利益率
ROA
8.2%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

Americas0.120.0%0.01兆20.0%
AsiaPacific0.125.9%0.01兆18.2%
Europe0.122.3%0.01兆20.1%
Japan0.131.8%0.02兆23.5%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
725
平均年齢
40.3
平均勤続
9.1
単体 平均年収
989万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)33.6百万株25.72%
#2株式会社日本カストディ銀行(信託口)14.6百万株11.15%
#3チャン ミン ジャン ※a5.4百万株4.10%
#4BNYM AS AGT/CLTS 10 PERCENT ※b3.6百万株2.77%
#5THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OF REPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND ※c2.6百万株2.02%
#6BNYMSANV RE BNYMSANVDUB RE LEGAL (AND) GENERAL UCITS ETF PLC ※b2.3百万株1.76%
#7SMBC日興証券株式会社2.1百万株1.59%
#8日本証券金融株式会社2.1百万株1.58%
#9HSBC HONG KONG-TREASURY SERVICES A/C ASIAN EQUITIES DERIVATIVES ※d2.0百万株1.54%
#10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 ※e2.0百万株1.49%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
185.00+1
配当性向
66.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
153
FY21
195
FY22
151
FY23
738
FY24
184
FY25
185
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

関連ニュースは準備中です。

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