楽
楽天グループ株式会社
ラクテングループカブシキガイシャ上場サービス業4755EDINET: E05080Rakuten Group,Inc.
決算期: 12月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
2.50兆円
9.54%営業利益 (FY25)
0.01兆円
72.85%経常利益 (FY25)
-0.03兆円
281.54%純利益 (FY25)
-0.18兆円
9.51%総資産
28.8兆円
8.64%自己資本比率
3.4%
—ROE
-18.5%
0.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
楽天グループはECモール「楽天市場」を中核に、クレジットカード・銀行・証券・保険などフィンテック、そして自社回線モバイル事業(楽天モバイル)を一体運営する日本最大級のデジタルコングロマリットである。1億以上の会員IDとポイントプログラムを共通基盤とする「楽天エコシステム」が競合との差別化軸であり、クロスユース促進により顧客獲得コストの低減と生涯価値最大化を同時に図るビジネスモデルを採用している。FY2025は売上高2.50兆円(前期比+9.5%)とほぼ10年連続増収を維持し、Non-GAAP営業利益は1,063億円と前期比14倍超に急拡大、モバイル事業の損失縮小が主因である。一方でIFRS純損失は1,779億円と引き続き赤字が続いており、楽天シンフォニー・ネットスーパーなど複数事業の減損計上が重石となっている。モバイル契約回線数は2025年12月に1,000万回線を突破し収益化の臨界点に近づきつつあるが、多額の有利子負債と継続する最終赤字が財務リスクの中心課題であり、投資家はモバイル損益改善の速度と資本調達方針を注視する必要がある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: EC・旅行等インターネットサービス、フィンテック(カード・銀行・証券)、モバイルの3セグメントで売上高2.50兆円を構成する。
- 2顧客: 国内外1億超の会員IDを保有し、楽天ポイントを共通通貨として複数サービスを横断利用させるエコシステムを構築している。
- 3価値提案: 会員データとAIを活用したパーソナライズで購買体験を高め、クロスユース促進により顧客獲得コストを最小化する設計である。
- 4コスト構造: モバイル基地局建設など通信インフラへの先行投資が最大の費用ドライバーであり、契約増加に伴う固定費の平準化が損益改善の鍵である。
Risks · リスク要因
- 1モバイル財務リスク: 通信インフラへの巨額先行投資が累積損失の主因であり、FY2025純損失1,779億円・ROE -18.5%と財務健全性が脆弱な状態が続く。
- 2有利子負債・資金調達リスク: 大規模な社債・借入残高を抱え、金利上昇局面では利払い負担の増大と借り換えリスクが経営を圧迫する可能性がある。
- 3競合激化リスク: EC分野でAmazon・Yahoo!、フィンテックでd払い・PayPayなど各セグメントに強力な競合が存在し、シェア争奪が収益を圧迫しうる。
- 4法規制・個人情報リスク: デジタルプラットフォーム規制強化や個人情報保護法改正が事業モデルや広告収益に直接影響を与える可能性がある。
Strengths · 強み
- 1エコシステムの網羅性: EC・金融・通信を1つの会員IDで束ねる垂直統合モデルは国内において同規模の競合が存在せず参入障壁が高い。
- 2フィンテック収益基盤: 楽天カード・楽天銀行・楽天証券はいずれも国内トップクラスの顧客基盤を持ち、安定した利益をグループに供給している。
- 3会員データ資産: オンライン・オフライン双方の購買・行動データを1億超IDで保有し、AI活用による広告・レコメンド精度で差別化できる。
- 4楽天ポイント経済圏: 加盟店70万超・年間付与ポイント数の規模が顧客ロイヤルティと囲い込みを強化し、離脱コストを高めている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1モバイル黒字化: 1,000万回線突破を基盤に契約者獲得を加速し、コスト効率改善と法人向け獲得強化によりモバイル事業の早期損益黒字化を目指す。
- 2AIエンパワーメント化: 「AIコンシェルジュ」など生成AI活用ツールを楽天市場・楽天トラベルに展開し、流通総額と広告収益の底上げを図る。
- 3楽天シンフォニーのグローバル展開: Open RANプラットフォームを海外通信事業者に提供し、既存顧客深耕と新規顧客獲得によりグローバル収益源を育成する。
- 4フィンテック拡大: キャッシュレス比率80%目標を追い風にQR決済・電子マネーの加盟店を拡大し、2030年に向けて取扱高と顧客数の持続的成長を維持する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025増収: 売上高2.50兆円(前期比+9.5%)を達成したが、目標とした二桁増収には届かず、フィンテックセグメントが全体の伸びを牽引した。
Non-GAAP営業利益急拡大: Non-GAAP営業利益1,063億円と前期比約14倍に拡大し、モバイルセグメント損失の大幅縮小が主要因となった。
モバイル1,000万回線突破: 2025年12月に楽天モバイルの全契約回線数が1,000万回線を突破し、収益化の重要節目を達成した。
大型減損計上: ネットスーパー事業で約279億円、楽天シンフォニーOpen RAN事業で約205億円、ロジスティクス事業で約100億円の固定資産減損をFY2025に計上した。
02
業績推移
売上高
2.50兆円▲9.5%FY25
営業利益
0.01兆円▼72.9%FY25
純利益
-0.18兆円▼9.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1.26 | 1.46 | 1.68 | 1.92 | 2.07 | 2.28 | 2.50 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -0.37 | -0.21 | 0.05 | 0.01 |
| 経常利益 | -0.04 | -0.15 | -0.21 | -0.42 | -0.22 | 0.02 | -0.03 |
| 純利益 | -0.03 | -0.11 | -0.13 | -0.38 | -0.34 | -0.16 | -0.18 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 9.17 | 12.5 | 16.8 | 20.4 | 22.6 | 26.5 | 28.8 |
| 純資産 (自己資本) | 0.74 | 0.61 | 1.09 | 0.79 | 0.84 | 0.93 | 0.99 |
| 自己資本比率 (%) | 8.0 | 4.9 | 6.5 | 3.9 | 3.7 | 3.5 | 3.4 |
| 現金及び預金 | 1.48 | 3.02 | 4.41 | 4.69 | 5.13 | 6.17 | 5.84 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.32 | 1.04 | 0.58 | ▲0.26 | 0.72 | 1.19 | 0.42 |
| 投資CF | ▲0.29 | ▲0.30 | ▲0.61 | ▲0.95 | ▲0.60 | ▲0.92 | ▲0.78 |
| 財務CF | 0.46 | 0.81 | 1.40 | 1.49 | 0.29 | 0.76 | 0.01 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
9,989人
平均年齢
36.0歳
平均勤続
6.3年
単体 平均年収
851万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY22 実績1株配当 (年間)
4.50円
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
5
FY20
5
FY21
5
FY22
5
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。