サ
サイボウズ株式会社
サイボウズカブシキカイシャ上場情報・通信業4776EDINET: E05116Cybozu, Inc.
決算期: 12月期
業種: 情報・通信業
売上高 (FY25)
374億円
26.13%営業利益 (FY25)
101億円
106.48%経常利益 (FY25)
103億円
93.53%純利益 (FY25)
70.8億円
99.18%総資産
301億円
42.93%自己資本比率
59.1%
—ROE
48.1%
17.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
サイボウズはグループウェアおよび業務アプリ構築クラウドサービスを提供する純国産SaaS企業である。主力製品「kintone」は国内39,000社・360万ライセンスを突破し、2024年10月の価格改定効果も加わってFY2025の同製品売上高は217億円(前期比+33.9%)に達した。「サイボウズ Office」「Garoon」「メールワイズ」を含むクラウド関連事業全体では345億円(前期比+28.7%)となり、全社売上374億円を牽引した。収益モデルはサブスクリプション型クラウドに一本化されつつあり、解約率が低位に抑えられていることでストック収益が積み上がる構造である。パートナー経由販売比率が国内クラウド売上の66.0%(約220億円)を占めるエコシステムは競合との差別化要因であり、560社のパートナー・500以上のプラグイン・連携サービスが顧客囲い込みを支えている。今後の成長軸はエンタープライズ市場への拡大(FY2025年1月にエンタープライズ事業本部を設立)、AI機能の実装加速(「kintone AIラボ」として5機能を順次提供)、北米・中華圏・APACへのグローバル展開の3点であり、2028年12月期の連結売上高509億円を中期ターゲットに掲げている。ROE48.1%と資本効率は高水準だが、現状は国内中小・中堅企業依存の構造からの脱却が課題である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: サブスクリプション型クラウドサービスが売上の主軸で、FY2025のクラウド関連事業売上は345億円、全社売上の92%超を占める。
- 2顧客: 国内中小・中堅企業を主要ターゲットとし、kintone導入社数39,000社・累計70,000社超に製品を提供している。
- 3販売チャネル: 約560社のパートナー経由販売が国内クラウド売上の66.0%を占め、地方銀行20行超との協業も販路拡大に寄与している。
- 4コスト構造: 人件費・広告宣伝費・研究開発費が主要コストで、エンタープライズ対応強化とAI開発加速に伴い費用増加が続く見込みである。
Risks · リスク要因
- 1技術革新への対応遅延リスク: AI・クラウド技術の急速な進化に追随できなかった場合、製品の陳腐化と競合他社への競争力低下が生じる可能性がある。
- 2情報セキュリティ・システム障害リスク: クラウドサービスのデータ漏洩・障害発生時はサービス停止と損害賠償請求に直結し、事業の信頼性に重大な影響を及ぼす可能性がある。
- 3訴訟リスク: 2025年7月に特許侵害訴訟が提起されており、米国等での高額訴訟コスト・賠償リスクが財政状態に影響を及ぼす可能性がある。
- 4海外展開の不確実性: 北米・中華圏・APACいずれも導入社数が限定的(米国910社・中華圏1,430社)であり、規制変更・為替変動・投資回収遅延のリスクが残る。
Strengths · 強み
- 1低解約率と積み上がるARR: サブスクリプション型で解約率を低位に維持しており、2019年134億円から2025年374億円へ6年で約2.8倍の安定成長を実現している。
- 2パートナーエコシステム: 560社のパートナーと500以上のプラグイン・連携サービスが参入障壁を形成し、競合が模倣困難な顧客価値を提供している。
- 3ISMAP・SOC2等の高いセキュリティ認証: 政府情報システム向けISMAP認定・SOC2 Type2取得・HIPAA対応が、官公庁や海外企業への展開を可能にしている。
- 4価格改定の転嫁力: 2024年10月の価格改定および最小契約ユーザー数引き上げを実施し、解約を抑制しつつ顧客単価を引き上げる価格決定力を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12028年12月期に売上高509億円を目標とし、特別賞与設定等で社内動機づけを行いながら年平均約10%超の成長を目指している。
- 2エンタープライズ市場開拓: FY2025年1月に設立したエンタープライズ事業本部が従業員1,000名以上の大企業向けソリューション提案とアップセルを推進している。
- 3AI機能の全製品搭載: 「kintone AIラボ」の5機能提供を皮切りに、Garoon・サイボウズ Officeにも要約・校正AIを展開し、全社的なAI開発体制を強化する方針である。
- 4グローバル展開加速: 北米でのMSP中心の販売体制整備、APACでのマレーシア拡張、中華圏での日系企業注力を継続し、中長期で海外売上比率の向上を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績が大幅改善: 売上374億円(+26.1%)に対し営業利益101億円(+106.4%)・純利益71億円(+99.2%)と、増収効果と価格改定の恩恵で利益が倍増した。
2024年10月の価格改定が奏功: kintone単体売上が前期比+33.9%の217億円に拡大し、顧客の平均売上単価も増加傾向となった一方、新規獲得社数は緩やかな推移にとどまった。
エンタープライズ事業本部を新設: FY2025年1月に設立し、大企業向け営業体制を整備するとともに自治体導入数が約460自治体に達し官公庁需要も拡大している。
特許侵害訴訟が提起: 2025年7月18日に当社製品の特許侵害を理由とした損害賠償請求訴訟が提起されており、業績への影響は現時点では不明で引き続き注視が必要である。
02
業績推移
売上高
374億円▲26.1%FY25
営業利益
101億円▲106.5%FY25
純利益
70.8億円▲99.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 134 | 157 | 185 | 221 | 254 | 297 | 374 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 6.1 | 33.9 | 48.9 | 101 |
| 経常利益 | 18.0 | 22.7 | 14.7 | 9.9 | 35.8 | 53.4 | 103 |
| 純利益 | 10.1 | 14.4 | 5.5 | 0.7 | 24.9 | 35.5 | 70.8 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 88.7 | 122 | 140 | 159 | 192 | 211 | 301 |
| 純資産 (自己資本) | 39.9 | 64.0 | 63.7 | 46.3 | 113 | 116 | 178 |
| 自己資本比率 (%) | 45.0 | 52.3 | 45.4 | 29.1 | 58.5 | 55.2 | 59.1 |
| 現金及び預金 | 22.0 | 39.6 | 48.1 | 51.2 | 64.9 | 55.9 | 117 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 23.5 | 25.4 | 4.7 | 13.3 | 45.5 | 56.0 | 107 |
| 投資CF | ▲13.1 | ▲2.9 | ▲14.9 | ▲31.2 | ▲25.3 | ▲30.9 | ▲31.0 |
| 財務CF | ▲4.1 | ▲4.6 | 16.9 | 19.3 | ▲7.8 | ▲36.0 | ▲13.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
153.17
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
48.1%
自己資本利益率
ROA
23.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,080人
平均年齢
36.4歳
平均勤続
6.7年
単体 平均年収
719万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
40.00円+10
配当性向
26.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
11
FY21
12
FY22
13
FY23
14
FY24
30
FY25
40
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。