あ
あすか製薬ホールディングス株式会社
アスカセイヤクホールディングスカブシキガイシャ上場医薬品4886EDINET: E35791ASKA Pharmaceutical Holdings CO., Ltd.
決算期: 03月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
641億円
2.06%営業利益 (FY25)
53.3億円
17.98%経常利益 (FY25)
51.1億円
21.70%純利益 (FY25)
51.0億円
32.39%総資産
1005億円
10.79%自己資本比率
68.8%
—ROE
8.0%
4.94%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
あすか製薬ホールディングスは、産婦人科・内科・泌尿器科のスペシャリティ領域に特化した医療用医薬品事業を中核とし、アニマルヘルス事業・検査事業を加えた「トータルヘルスケアカンパニー」を標榜する中堅製薬持株会社である。FY2025(2025年3月期)の連結売上高は641億円(前期比+2.1%)と4期連続増収を達成し、子宮筋腫・子宮内膜症治療剤「レルミナ」(売上105億円、+6.3%)、月経困難症治療剤「ドロエチ」(同75億円、+22.5%)、甲状腺ホルモン剤「チラーヂン」(同81億円、国内シェア9割超)が牽引した。一方で研究開発費を中心とした販管費の増加(前期比+18億円)が利益を圧迫し、営業利益は53億円(同▲18.0%)と減益となった。中期経営計画(2021-2026年度)の最終目標「売上高700億円・営業利益率8%・ROE8%」に対し、売上高は約60億円の未達が見込まれる一方でROEは8.0%と達成済みである。ベトナム製薬企業ハタファー社の連結子会社化(2025年2月発表)や国内初プロゲスチン単剤経口避妊剤「LF111(ドロスピレノン)」の承認取得(2025年5月)など、パイプライン拡充と海外展開の両面で新たな成長ドライバーが芽吹いている。売上の約86.5%を武田薬品工業1社への卸売に依存する販売構造が最大のリスクであり、R&D投資と財務効率のバランスが今後の評価軸となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 医薬品事業が売上の88.3%を占め、産婦人科・内科・泌尿器科の重点品目群が中核を担っている。
- 2顧客: 売上の約86.5%を武田薬品工業1社経由で供給する卸売依存型の販売構造をとっている。
- 3価値提案: 甲状腺・女性ホルモン領域に特化したスペシャリティ製品で、医療上のアンメット・ニーズに応えている。
- 4事業多角化: アニマルヘルス事業(売上72億円)と検査事業で収益の多様化とヘルスケア全体への展開を図っている。
Risks · リスク要因
- 1武田薬品工業1社集中リスク: 売上の約86.5%を単一取引先に依存しており、取引条件変更や関係解消が生じた場合は業績に甚大な影響を及ぼす可能性がある。
- 2毎年の薬価改定リスク: 国内医療用医薬品は薬価基準の継続的引き下げ対象であり、主力品の価格水準が今後も段階的に低下する恐れがある。
- 3研究開発の不確実性: 多額の費用と長期間を要する新薬開発において、有効性・安全性の問題により開発断念や市場撤退を余儀なくされる可能性がある。
- 4特定提携先依存リスク: 製造・販売・開発で多数の提携契約を締結しており、提携先の経営統合・方針変更等が生じた場合に事業計画が大幅に狂うリスクがある。
Strengths · 強み
- 1産婦人科領域での製品ラインナップの厚さ: 「レルミナ」「ドロエチ」「ジェミーナ」等で産婦人科領域でのプレゼンスが高く、スペシャリティエリア制で専門性の高い情報提供を実現している。
- 2「チラーヂン」の圧倒的シェア: 発売100年超の甲状腺ホルモン剤で国内シェア9割超を誇り、安定した収益基盤かつ代替困難な医療必需品となっている。
- 3パイプラインの多様性: AKP-022(レルゴリクス配合剤)など複数の開発品に加え、LF111が2025年5月に承認取得し、近い将来の新製品貢献が見込まれる。
- 4ホールディングス体制によるガバナンス強化: 2021年のHD化以降、ESG委員会設置・サステナビリティ担当取締役選任等を整備し、「健康経営優良法人ホワイト500」7年連続認定を受けている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画最終目標の達成: 2026年3月期末までに売上高700億円・営業利益率8%・ROE8%を目標に、重点品目の拡販とコスト効率化を推進している。
- 2パイプライン強化と新薬創出: AKP-022・LPRI-CF113・AKP-009の開発ステージアップを進め、オープンイノベーションとロンドンオフィス活用でグローバルな導出入を継続する方針である。
- 3海外展開の加速: ベトナムのハタファー社を2025年2月に連結子会社化し、東南アジアでの製造・販売・開発を一体的に推進してプレゼンス拡大を図っている。
- 4トータルヘルスケアへの拡張: CVCファンド「あすかイノベーションファンド」を通じたフェムテック領域への投資と、毛髪ホルモン測定キット等の検査事業による新規ビジネス確立を進めている。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上641億円で4期連続増収も、研究開発費増で営業利益は53億円(前期比▲18.0%)、純利益は前期特別利益の反動で51億円(同▲32.4%)と大幅減益となった。
「ドロエチ」が売上75億円(前期比+22.5%)と連続して高成長を維持し、「レルミナ」も105億円(同+6.3%)と順調に伸長して産婦人科領域が全社を牽引した。
国内初プロゲスチン単剤経口避妊剤「LF111(ドロスピレノン)」が2025年5月19日に製造販売承認を取得し、新たな選択肢として発売準備を進めている。
ベトナムのハタファー社を2025年2月に連結子会社化すると発表し、総資産が前期比97億円増の1,005億円となる一方、自己資本比率は65.0%(前期比▲3.2ポイント)に低下した。
02
業績推移
売上高
641億円▲2.1%FY25
営業利益
53.3億円▼18.0%FY25
純利益
51億円▼32.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 566 | 605 | 628 | 641 |
| 売上原価 | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — |
| 営業利益 | 47.9 | 51.1 | 65.0 | 53.3 |
| 経常利益 | 48.8 | 52.3 | 65.2 | 51.1 |
| 純利益 | 42.9 | 42.4 | 75.5 | 51.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 833 | 871 | 907 | 1005 |
| 純資産 (自己資本) | 489 | 545 | 619 | 692 |
| 自己資本比率 (%) | 58.7 | 62.6 | 68.2 | 68.8 |
| 現金及び預金 | 171 | 175 | 167 | 106 |
| 有利子負債 | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 28.4 | 33.5 | 14.9 | 24.8 |
| 投資CF | 67.4 | ▲11.3 | 17.1 | ▲61.2 |
| 財務CF | ▲30.0 | ▲18.2 | ▲39.4 | ▲29.6 |
| FCF | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
179.95
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.0%
自己資本利益率
ROA
5.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AnimalHealthBusiness0.0兆11.3%0.00兆4.1%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.4%0.00兆0.8%
PharmaceuticalBusiness0.1兆88.3%0.01兆11.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
80人
平均年齢
46.0歳
平均勤続
18.0年
単体 平均年収
965万円
連結従業員数 推移
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
80.00円+20
配当性向
49.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY22
22
FY23
24
FY24
60
FY25
80
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。