株
株式会社ケイファーマ
カブシキガイシャケイファーマ上場医薬品4896EDINET: E38985K Pharma,Inc.
決算期: 12月期
業種: 医薬品
売上高 (FY25)
—億円
—営業利益 (FY25)
-9.2億円
9.57%経常利益 (FY25)
-9.2億円
10.17%純利益 (FY25)
-9.9億円
17.38%総資産
29.4億円
24.90%自己資本比率
43.0%
—ROE
0.0%
0.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社ケイファーマは、慶應義塾大学医学部の研究成果を基盤とするバイオベンチャーであり、iPS細胞を活用したiPS創薬事業と再生医療事業をハイブリッドで展開している。主な対象領域は中枢神経疾患で、ALS(筋萎縮性側索硬化症)向けのロピニロール塩酸塩が最先端パイプラインとして位置づけられ、アルフレッサ ファーマとの提携のもと第III相試験への移行準備が進んでいる。再生医療事業では、亜急性期脊髄損傷を対象としたiPS細胞由来神経前駆細胞の医師主導臨床研究が4症例の経過観察を完遂し、企業治験に向けた次ステップへ移行しつつある。 ビジネスモデルは現状ライセンスアウト型で、安定的な売上・収益基盤はいまだ確立されておらず、FY2025は研究開発費約4.1億円を含む営業損失9.2億円、当期純損失9.9億円を計上した。アルフレッサとの資本・業務提携を通じた転換社債型新株予約権付社債(15億円)の発行により当面の運転資金は確保しているものの、継続企業の前提に関する重要な疑義が記載されており、追加資金調達の成否が事業継続の鍵を握る。2040年に6.1兆円と予測されるiPS創薬市場を狙う長期成長ストーリーは魅力的だが、パイプライン不確実性と資金リスクを十分に認識したうえで投資判断が求められる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 現時点は売上ゼロの研究開発フェーズで、将来的にパイプラインのライセンスアウトによるマイルストーン収入や自社製造販売を目指している。
- 2顧客: 製薬会社・バイオ企業をパートナーとしてライセンス契約を締結し、最終的には神経疾患患者に治療薬・再生医療等製品を届けることを目指している。
- 3価値提案: 慶應義塾大学医学部の最先端基礎研究を直接活用し、iPS創薬と再生医療の2事業で難治性神経疾患に対する革新的治療法を提供することを目指している。
- 4コスト構造: 売上のない段階で年間約4億円超の研究開発費を中心に支出し、不足資金は転換社債や新株発行等の外部資金調達で補填する構造である。
Risks · リスク要因
- 1資金枯渇リスク: 安定収益基盤がなく年間10億円規模の損失が継続しており、転換社債15億円を調達したものの、適切な条件での追加資金調達に失敗すれば研究開発の継続が困難になる可能性がある。
- 2パイプライン不確実性: 医薬品・再生医療等製品の承認取得は長期かつ不確実であり、治験結果が想定を下回った場合はパイプラインの中止や上市延期が生じ、業績に重大な影響を及ぼす可能性がある。
- 3知的財産権リスク: 事業の根幹を慶應義塾大学等の特許ライセンスに依存しており、第三者による優越特許の取得や侵害紛争が生じた場合、開発継続が困難になるリスクが中程度で存在している。
- 4薬価・規制リスク: 上市後も薬価規制の強化や保険収載の不認定により想定収益を下回る可能性があり、医薬品関連法令の改定が追加コストや承認遅延を招くリスクが継続的に存在している。
Strengths · 強み
- 1慶應義塾大学との産学連携: 岡野栄之教授・中村雅也教授ら世界トップレベルの研究者と共同研究契約を結び、大学の知的財産に優先的にアクセスできる体制を有している。
- 2先行パイプラインの臨床実績: ALS向けロピニロール塩酸塩は第I相試験を完了し、脊髄損傷の医師主導臨床研究は4症例の安全性・有効性評価を完遂しており、他社に先行した臨床エビデンスを持つ。
- 3iPS創薬と再生医療のハイブリッド戦略: 2事業で技術・ノウハウを共有し、リスク分散を図りながら計11本の開発パイプラインを並行推進できる体制を構築している。
- 4大手企業との提携網: アルフレッサ ファーマ(創薬)・アルフレッサ(流通)と提携し、資金調達と将来のサプライチェーン構築を同時に進められる点が他の小型バイオとの差別化要因となっている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1「From Basic to Clinical」戦略: 慶應義塾大学医学部の基礎研究成果を直接事業化し、ALSの第III相試験移行や脊髄損傷の企業治験開始を数年以内に実現することを最優先目標としている。
- 2「From Rare to Common」戦略: 難治性希少疾患の研究開発で得た知見を、患者数の多い一般的な神経疾患(前頭側頭型認知症・難聴等)へ展開し、より大きな市場を獲得することを目指している。
- 3ライセンスアウトと自社製造販売の併用: 短中期はパートナー企業へのライセンスアウトで収益化し、再生医療事業(国内)では中長期的に自社製造販売体制を確立することで収益の多様化を図る方針である。
- 4資金調達の多元化: 転換社債型新株予約権付社債に限定せず直接金融・間接金融を組み合わせ、CDMO選定やGMP対応試薬整備を並行して進め、治験薬製造に遅滞なく移行できる体制を整備する計画である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 研究開発費414,525千円を計上し、営業損失916,056千円・当期純損失993,227千円と前年(846,455千円の純損失)から損失が拡大したが、現金残高は2,791,835千円を確保した。
アルフレッサとの資本・業務提携: 2025年11月に業務提携基本契約と投資契約を締結し、転換社債型新株予約権付社債1,500,000千円を発行して流通網構築と研究開発資金を同時に確保した。
脊髄損傷臨床研究の完了: 2025年3月に慶應義塾大学医学部が4症例への細胞移植と1年間の経過観察を完遂したことを発表し、同年4月に新たな共同研究契約を締結して企業治験準備段階に移行した。
ALS向けKA-2301の第I相試験終了: アルフレッサ ファーマが2025年12月にjRCT上で第I相臨床試験の終了を公表し、第III相試験(検証的治験)への移行準備を共同で進める段階に入った。
02
業績推移
売上高
0億円FY25
営業利益
-9.2億円▼9.6%FY25
純利益
-9.9億円▼17.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | — | — | — | — | 10.0 | — | — |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -3.5 | 3.7 | -8.4 | -9.2 |
| 経常利益 | -2.6 | -2.7 | -2.2 | -3.6 | 3.4 | -8.4 | -9.2 |
| 純利益 | -2.6 | -2.7 | -2.3 | -3.9 | 2.6 | -8.5 | -9.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2.9 | 0.6 | 2.1 | 13.8 | 33.1 | 23.5 | 29.4 |
| 純資産 (自己資本) | 2.8 | 0.1 | 1.8 | 13.4 | 31.1 | 22.6 | 12.7 |
| 自己資本比率 (%) | 94.9 | 14.0 | 86.9 | 97.2 | 93.7 | 96.0 | 43.0 |
| 現金及び預金 | — | — | 1.9 | 13.4 | 32.7 | 22.7 | 27.9 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | — | — | ▲2.0 | ▲3.6 | 4.5 | ▲9.8 | ▲9.2 |
| 投資CF | — | — | — | ▲0.3 | ▲0.1 | ▲0.1 | ▲0.6 |
| 財務CF | — | — | 3.7 | 15.4 | 14.9 | — | 15.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
20人
平均年齢
45.9歳
平均勤続
3.6年
単体 平均年収
909万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当データは準備中です。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。