株
株式会社ミルボン
カブシキガイシャミルボン上場化学4919EDINET: E01039Milbon Co., Ltd.
決算期: 12月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
529億円
3.01%営業利益 (FY25)
56.5億円
17.35%経常利益 (FY25)
54.6億円
21.70%純利益 (FY25)
34.4億円
31.49%総資産
578億円
1.86%自己資本比率
84.9%
—ROE
7.0%
3.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ミルボンは、美容室・ヘアデザイナー専用チャネルに特化した業務用ヘア化粧品メーカーである。独自の「フィールドパーソンシステム」により9カ月間の社内研修を経た営業員が美容室の経営支援まで担い、単なる製品販売にとどまらない深い顧客関係を構築する。売上高はFY2019の363億円からFY2025の529億円へ右肩上がりで成長してきたが、FY2025は国内染毛剤の競争激化と化粧品評価損が重荷となり、営業利益は前期比17.4%減の57億円、純利益は同31.5%減の34億円と大幅な減益に転じた。海外売上高は前期比8.1%増の137億円(構成比25.8%)と成長を牽引しており、米国・EU・韓国が主要成長市場となっている。中期事業構想「Stage for the Future(2022-2026)」は最終年度を迎えるが、コスト構造の変化と国内売上の予想下振れを受けて2026年度目標を下方修正し、営業利益目標を84億円から63億円に引き下げた。自己資本比率84.9%と財務健全性は高い一方、ROE7.0%と資本効率の改善が中長期の課題となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ヘアケア用剤63.3%・染毛剤31.9%の2品目で売上の95%超を占め、美容室専売で高粗利を確保している。
- 2顧客: 全国の美容室・ヘアデザイナーを直接顧客とし、トピー商事・ガモウ等の代理店経由で販売網を全国展開している。
- 3価値提案: 9カ月研修のフィールドパーソンが商品提案に加え美容室の集客・経営課題を解決し、スイッチングコストを高めている。
- 4コスト構造: 販管費比率が52%超と高く、人件費・広告宣伝費・物流費の増加が利益を圧迫する構造となっている。
Risks · リスク要因
- 1国内染毛剤の競争激化: カラー市場停滞と低価格ブランドへの切り替えが加速し、染毛剤売上はFY2025に前期比1.8%減と構造的な逆風が続いている。
- 2海外ガバナンスリスク: 拡大する7リージョンの海外子会社で法規制対応・人材管理・不正防止の整備が追いつかず、企業価値毀損の可能性がある。
- 3地政学・関税リスク: 米国の関税引き上げや中東・アジアの地政学緊張がサプライチェーンを寸断し、売上・コスト双方に直接影響を及ぼすリスクが高まっている。
- 4中期目標の大幅下方修正: 2026年度営業利益目標を84億円から63億円に引き下げており、収益回復シナリオの実現可能性に対する市場の信認低下が懸念される。
Strengths · 強み
- 1フィールドパーソン参入障壁: 9カ月の専門研修で美容技術と経営分析を習得した営業員は、競合他社が短期間では模倣困難な資産である。
- 2TAC製品開発システム: 繁盛サロンの成功技術を標準化して製品に落とし込む独自開発手法が、市場適合度の高い新製品を継続創出している。
- 3プレミアムブランド資産: 「オージュア」「エルジューダ」など高価格帯ブランドが定着し、店販品売上を通じたエンドユーザーへの接点も持つ。
- 4財務健全性: 自己資本比率84.9%・手元現金115億円と無借金体質を維持し、積極的な海外投資と株主還元を同時遂行できる財務基盤を有する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1海外成長加速: 2026年度海外売上高を当期比9.2%増に計画し、米国・EU・韓国の重点3リージョンで人員強化と代理店連携を深化させる方針である。
- 2国内染毛剤立て直し: 新高付加価値カラーブランドを投入し「ヴィラロドラ カラー」等のプレミアム路線を拡充することで染毛剤売上の回復を図る。
- 3スマートサロン・DX推進: 「milbon:iD」会員基盤を活用したデジタルとリアルの融合によるビューティプラットフォーム構想を推進し、フィールドパーソンの生産性向上にAIも活用する。
- 4次期中計の策定: 2026年が現中期事業構想の最終年度となるため、アジアNo.1・世界ベスト5を見据えた2027年以降の新中期計画の策定が喫緊の課題となっている。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025は売上529億円(前期比+3.0%)ながら営業利益57億円(同-17.4%)・純利益34億円(同-31.5%)と大幅減益となり、人件費増・広告費増・評価損が重なった。
2026年度中期末目標を下方修正し、売上高548億円・営業利益63億円(修正前84億円)に引き下げ、計画との乖離が大きく投資家の失望を招いた。
海外売上は137億円(前期比+8.1%)と加速し、米国ではヘアケア・染毛剤双方が大きく伸長、ドイツを中心にEUでも高成長を継続した。
FY2025に自己株式取得20億円・配当28億円の計48億円を株主還元に充当し、1株当たり純資産は1,543円67銭と着実に増加している。
02
業績推移
売上高
529億円▲3.0%FY25
営業利益
56.5億円▼17.4%FY25
純利益
34.4億円▼31.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 363 | 357 | 416 | 452 | 478 | 513 | 529 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 75.5 | 55.3 | 68.4 | 56.5 |
| 経常利益 | 62.3 | 57.9 | 71.6 | 78.3 | 55.9 | 69.7 | 54.6 |
| 純利益 | 45.2 | 42.0 | 51.1 | 55.8 | 40.0 | 50.2 | 34.4 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 419 | 431 | 482 | 528 | 534 | 589 | 578 |
| 純資産 (自己資本) | 359 | 363 | 402 | 440 | 459 | 488 | 491 |
| 自己資本比率 (%) | 85.6 | 84.3 | 83.3 | 83.4 | 86.0 | 82.9 | 84.9 |
| 現金及び預金 | 93.8 | 123 | 133 | 123 | 113 | 138 | 115 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 44.9 | 65.5 | 66.4 | 50.1 | 47.7 | 76.3 | 53.8 |
| 投資CF | ▲27.8 | ▲1.6 | ▲40.0 | ▲38.6 | ▲31.1 | ▲25.3 | ▲30.1 |
| 財務CF | ▲18.7 | ▲34.2 | ▲19.2 | ▲25.8 | ▲28.0 | ▲28.6 | ▲48.7 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
106.26
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.0%
自己資本利益率
ROA
5.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
941人
平均年齢
36.0歳
平均勤続
11.2年
単体 平均年収
758万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
128.00円
配当性向
81.2%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
83
FY21
98
FY22
126
FY23
128
FY24
128
FY25
128
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。