小
小林製薬株式会社
コバヤシセイヤクカブシキガイシャ上場化学4967EDINET: E01047KOBAYASHI PHARMACEUTICAL CO.,LTD.
決算期: 12月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
1657億円
0.09%営業利益 (FY25)
149億円
39.97%経常利益 (FY25)
170億円
36.73%純利益 (FY25)
36.6億円
63.68%総資産
2753億円
3.75%自己資本比率
76.6%
—ROE
1.7%
3.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
小林製薬は「のどぬ~る」「消臭元」「熱さまシート」「アンメルツ」など、ニッチでユニークなOTC医薬品・日用品・ヘルスケア製品を国内外に展開するメーカーである。国内事業が売上の約71%を占め、PALTACなど卸を通じた小売流通が主軸だが、訪日外国人向けインバウンド需要や国際事業(米国・中国・東南アジア)も収益源に加わる。しかし2024年3月に発覚した紅麹関連製品による健康被害事案は経営の根幹を揺るがし、FY2025では広告停止・通販事業縮小・仙台新工場とタイ工場の減損損失146億円計上などが重なり、営業利益149億円(前年比-40%)、純利益37億円(同-64%)、ROE1.7%と収益力が著しく低下した。2026年から2028年を対象とする新中期経営計画を策定し、品質・安全ファーストの意識改革、ガバナンス刷新、SKU約26%削減による事業ポートフォリオの集中化を推進中である。信頼回復と企業変革が完遂されるかが、再成長シナリオの最大の鍵となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 国内OTC医薬品・日用品が売上の約71%を占め、国際事業(米国・中国・東南アジア)が約28%を補完している。
- 2顧客: PALTAC(売上比39.7%)等の大手卸経由で全国小売・ドラッグストアと訪日外国人インバウンド消費者に届けている。
- 3価値提案: 「のどぬ~る」「消臭元」等のニッチ課題解決型ブランドをTV・Web広告で認知させ、独自の市場を創出している。
- 4コスト構造: 積極的な広告宣伝投資と継続的な新製品投入が成長ドライバーだが、品質投資・補償費用が現在の利益を圧迫している。
Risks · リスク要因
- 1製品安全性リスク: 紅麹事案の補償費用が想定を超える可能性があり、追加の引当・賠償が財政状態を悪化させるリスクが残存する。
- 2レピュテーションリスク: 信頼回復の遅延やSNS上での批判拡散が売上・広告効果を再び毀損し、業績回復シナリオを崩す可能性がある。
- 3収益性低下リスク: 品質投資・減損・SKU削減に伴うコスト増が続き、ROE1.7%という低水準からの回復に時間を要する恐れがある。
- 4法的規制リスク: 医薬品医療機器等法や機能性表示食品規制の強化が製品開発・販売に制約を与え、新製品投入ペースを鈍化させうる。
Strengths · 強み
- 1ニッチ市場創造力: 「見過ごされがちなお困りごと解決」という独自発想で競合の少ない製品カテゴリーを継続的に開拓してきた。
- 2ブランド認知力: テレビCMを軸とした大量露出で「小林製薬の製品」という信頼ブランドを国内消費者に深く浸透させている。
- 3多カテゴリー展開: 医薬品・日用品・カイロ・化粧品など複数カテゴリーに分散し、単一製品依存リスクを低減する構造を持つ。
- 4国際展開基盤: 米国・中国・東南アジアに販売網を持ち、FY2025国際事業売上484億円(前年比+3.4%)と拡大軌道にある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1新中期経営計画(2026-2028年): 「信頼再構築と企業変革」をテーマに、次の持続的成長に向けた経営基盤の強化を3年間で完成させる。
- 2品質・安全体制の確立: ISO9001に基づくQMS再構築と第三者監査の常態化により、2025年12月までに全39プロセスの品質マニュアルを整備した。
- 3事業ポートフォリオ集中化: SKUを2年以内に約26%削減し、国内SBUと海外GBに経営資源を集中させて収益性の改善を図る。
- 4ガバナンス刷新と人材強化: 取締役会構成の刷新・機能別本部制導入・新人事制度(2026年1月導入)で専門性と多様性を確保する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上高1,657億円(前年比+0.1%)に対し、営業利益は149億円(-40%)・純利益は37億円(-64%)と大幅減益となった。
減損損失146億円計上: 仙台新工場とタイ工場において2026年2月に特別損失(減損損失)146億円を計上し、財務への打撃が顕在化した。
通販事業の終了: 自社通販サイト・コールセンター経由の販売を2025年12月末で終了し、通販売上は前年比-39.3%の27億円に急減した。
TV広告再開と国際事業回復: 2025年7月に本格的なTV広告を再開し、米国カイロ販売が+12.1%と好調、東南アジアも+8.4%で増収に転じた。
02
業績推移
売上高
1,657億円▲0.1%FY25
営業利益
149億円▼40.0%FY25
純利益
36.6億円▼63.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1583 | 1505 | 1553 | 1663 | 1735 | 1656 | 1657 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 267 | 258 | 249 | 149 |
| 経常利益 | 279 | 277 | 280 | 283 | 273 | 269 | 170 |
| 純利益 | 191 | 192 | 197 | 200 | 203 | 101 | 36.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2337 | 2384 | 2526 | 2558 | 2675 | 2654 | 2753 |
| 純資産 (自己資本) | 1727 | 1826 | 1956 | 1979 | 2048 | 2135 | 2110 |
| 自己資本比率 (%) | 73.9 | 76.6 | 77.4 | 77.4 | 76.6 | 80.4 | 76.6 |
| 現金及び預金 | 563 | 612 | 820 | 795 | 597 | 460 | 647 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 201 | 240 | 224 | 319 | 184 | 112 | 256 |
| 投資CF | ▲50.7 | ▲127 | 79.9 | ▲143 | ▲196 | ▲184 | ▲1.5 |
| 財務CF | ▲146 | ▲60.2 | ▲104 | ▲208 | ▲195 | ▲77.7 | ▲79.2 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
49.19
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
1.7%
自己資本利益率
ROA
1.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
DomesticBusiness0.1兆71.2%0.01兆11.8%
InternationalBusiness0.0兆28.4%0.00兆1.7%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.4%0.00兆31.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,737人
平均年齢
41.2歳
平均勤続
12.8年
単体 平均年収
755万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
148.00円+3
配当性向
279.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
111
FY21
120
FY22
128
FY23
144
FY24
145
FY25
148
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。