日
日本高純度化学株式会社
ニホンコウジュンドカガクカブシキガイシャ上場化学4973EDINET: E01060JAPAN PURE CHEMICAL CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
126億円
10.43%営業利益 (FY25)
5.0億円
42.09%経常利益 (FY25)
6.6億円
18.81%純利益 (FY25)
15.8億円
188.32%総資産
159億円
7.49%自己資本比率
85.7%
—ROE
11.3%
7.40%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本高純度化学は、半導体パッケージ基板・プリント基板・コネクター・リードフレーム向けの貴金属めっき薬品を開発・販売するファブレス型のファインケミカル企業である。製造設備を持たず、マーケティング・技術開発・営業に経営資源を集中することで、少数精鋭でも高い製品競争力を維持している。売上高は電子部品サイクルに連動して大きく変動しており、2022年の187億円をピークに2024年の114億円まで落ち込んだ後、FY2025は126億円へ回復した。回復を牽引したのは生成AI関連の半導体パッケージ・モジュール向けめっき薬品であり、同用途の売上高は前期比22.3%増の57億円に達した。 中長期ビジョン「RDD2030」のもと、めっきで培ったレドックス技術を電池材料などの新事業領域へ展開し、「めっき工程のトータルプロセスカンパニー」への変革を目指している。政策保有株式の売却を進め、FY2025の当期純利益は188%増の15億円、ROEは11.3%と中長期目標の10%を上回った。財務は実質無借金で現金72億円を保有し、戦略投資の原資は政策保有株式の売却資金を活用する方針である。地政学リスクに伴う顧客の生産拠点移管への対応と、人材確保・海外サポート体制の整備が短期の経営課題となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 貴金属めっき薬品の開発・販売が単一セグメントで、売上高126億円の約49%を海外が占める。
- 2顧客: 半導体パッケージ基板・プリント基板・コネクター・リードフレームメーカーを国内外で顧客とする。
- 3価値提案: 省貴金属性能により顧客のコスト削減と環境負荷低減を同時に実現する独自配合レシピを提供する。
- 4コスト構造: ファブレス型で製造設備を持たず、売上原価の大半は貴金属原材料費で原価率は87.1%である。
Risks · リスク要因
- 1電子部品業界への高依存: 売上の大半がスマートフォン・パソコン・車載向けに集中し、市場サイクルで業績が大きく変動する。
- 2貴金属価格変動リスク: 金・銀・パラジウムは国際市況に左右され、地政学的リスクが顕在化すると調達コストが急騰する恐れがある。
- 3単一拠点リスク: 全部門が単一拠点に集中しており、首都圏大規模震災が発生した場合に製造・出荷が一時停止するリスクがある。
- 4技術ノウハウ流出リスク: めっき組成情報が退職者やサイバー攻撃により漏洩した場合、類似品製造を可能にし競争優位が損なわれる恐れがある。
Strengths · 強み
- 1省貴金属技術: 最低限の膜厚で貴金属皮膜を形成する独自配合技術により、顧客の材料コスト削減を実現する競争優位を持つ。
- 2ファブレス・開発集中型: 製造設備を持たないため固定費が低く、マーケティングと技術開発に経営資源を集中できる。
- 3貴金属めっきへの特化: 設立50年超の知見と非公開のノウハウ蓄積により、成分解析が困難な高参入障壁を形成している。
- 4財務健全性: 実質無借金で現金72億円を保有し、中長期の戦略投資や株主還元を自己資金で賄える財務体力がある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1RDD2030フェーズ展開: 2030年までの3フェーズでレドックス技術を深化・進化・新化し、電池材料など新事業領域を創出する。
- 2トータルプロセスカンパニー化: ニッチトップ企業との協業でめっき前後処理・装置まで包括提案し、顧客依存度を高める。
- 3グローバルサポート体制強化: 顧客の生産拠点移管に対応するため海外営業人員を拡充し、データベース活用でサポートを拡充する。
- 4ROE10%超の維持: 政策保有株式売却資金を戦略投資に活用しながら収益性改善と資産効率化を継続し、中長期ROE目標を堅持する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高は126億円と前期比10.4%増に回復し、生成AI向け半導体パッケージ用めっき薬品が前期比22.3%増の57億円で牽引した。
当期純利益は政策保有株式売却益を加え前期比188%増の15億円となり、ROEは7.4ポイント改善の11.3%を達成した。
政策保有株式の売却により投資有価証券が28億円減少した一方、現金及び現金同等物は72億円へ14億円増加した。
車載向けと産業機器向けは在庫調整・市場低迷で減速し、コネクター用めっき薬品の売上高が前期比14.7%減の18億円に落ち込んだ。
02
業績推移
売上高
126億円▲10.4%FY25
営業利益
5億円▲42.1%FY25
純利益
15.8億円▲188.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 104 | 130 | 166 | 187 | 163 | 114 | 126 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 12.0 | 5.7 | 3.5 | 5.0 |
| 経常利益 | 11.6 | 11.7 | 10.7 | 13.4 | 7.5 | 5.5 | 6.6 |
| 純利益 | 8.4 | 8.6 | 7.9 | 9.7 | 5.7 | 5.5 | 15.8 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 118 | 126 | 162 | 169 | 156 | 171 | 159 |
| 純資産 (自己資本) | 102 | 108 | 133 | 142 | 135 | 145 | 136 |
| 自己資本比率 (%) | 86.6 | 85.0 | 82.0 | 84.4 | 86.5 | 84.8 | 85.7 |
| 現金及び預金 | 45.4 | 41.9 | 40.7 | 37.3 | 54.7 | 58.6 | 72.8 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 9.7 | 2.5 | 3.6 | 1.8 | 25.4 | 6.8 | 5.8 |
| 投資CF | ▲0.9 | ▲1.5 | ▲0.4 | ▲0.9 | 0.2 | 1.7 | 15.2 |
| 財務CF | ▲4.3 | ▲4.4 | ▲4.5 | ▲4.3 | ▲8.2 | ▲4.6 | ▲6.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
273.73
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
11.3%
自己資本利益率
ROA
10.0%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
52人
平均年齢
39.3歳
平均勤続
12.5年
単体 平均年収
809万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
189.00円+48
配当性向
46.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
120
FY21
120
FY22
130
FY23
120
FY24
141
FY25
189
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。