新
新田ゼラチン株式会社
ニッタゼラチンカブシキガイシャ上場化学4977EDINET: E26061Nitta Gelatin Inc.
決算期: 03月期
業種: 化学
売上高 (FY25)
387億円
4.14%営業利益 (FY25)
39.3億円
114.05%経常利益 (FY25)
41.5億円
74.01%純利益 (FY25)
31.6億円
270.76%総資産
404億円
1.13%自己資本比率
62.8%
—ROE
16.3%
26.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
新田ゼラチンは、豚皮・牛骨などの畜産副産物からゼラチンおよびコラーゲンペプチドを製造し、食品・健康美容・医療分野へ供給するコラーゲン専業グループである。日本・インド・北米を主要拠点とし、コスト競争力の高いインド子会社(ニッタゼラチンインディアLtd.)が収益の柱となっている。FY2025の売上高は387億円(前年比-4.1%)と減収となったが、これは採算悪化が深刻だった北米のニッタゼラチンユーエスエーInc.(NGU)の生産を2024年1月に停止した影響によるものであり、一過性の構造改革コストとみるべきである。利益面では劇的に改善し、営業利益は39億円(前年比+114%)、ROEは前期の-9.9%から16.3%へと急回復した。2024年4月にスタートした「2024-2026中期経営計画」では、2027年3月期に売上高430億円・営業利益35億円・ROIC7%を目標に掲げ、インド拠点の生産能力拡大、バイオメディカル部門の収益化、PBR1.0倍超えを推進している。アップサイクル型ビジネスモデルによるサステナビリティへの親和性も高く、食品安全(FSSC22000取得)や人権・調達面での体制整備も進んでいる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ゼラチン(売上の74%)・コラーゲンペプチド(17%)・食品材料(8%)・バイオメディカル(1%)の4製品区分で構成される。
- 2原料調達: 豚皮・牛骨など畜産副産物をアップサイクルし、廃棄物削減と低コスト調達を同時に実現するサプライチェーンを持つ。
- 3生産地: コスト競争力の高いインド子会社を中核工場と位置付け、グローバルへの供給拠点として機能させている。
- 4顧客・販路: 食品メーカー・製薬・健康食品・医療材料メーカーを顧客とし、日本・北米・アジアに販売網を持つ専門素材サプライヤーである。
Risks · リスク要因
- 1原材料調達リスク: 動物疾病(口蹄疫・豚熱等)や気候変動による畜産物の供給減少・価格高騰が直接コストに波及し、業績を悪化させる可能性がある。
- 2為替・関税リスク: 売上・仕入の双方がグローバルに分散しており、米国の新関税措置や円相場の急変動が経営成績と財政状態に重大な影響を与えるリスクがある。
- 3海外競合激化: 北米のコラーゲンペプチド市場では価格競争が激しく、中国・インド系競合の台頭によりシェア維持と採算確保の両立が困難になりつつある。
- 4バイオメディカル事業の収益化遅延: 医療用途製品は規制当局の承認取得に長期間を要し、研究開発投資の回収が計画より大幅に遅延するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1コラーゲン技術の専業深耕: 創業以来100年超の歴史で蓄積した独自の精製・加工技術により、食品から医療グレードまで幅広い製品群を供給できる。
- 2インド拠点のコスト優位: ニッタゼラチンインディアLtd.はグローバル競合比で原価競争力が高く、北米・アジア市場への低コスト供給を支えている。
- 3品質管理体制: 国内外の主要工場でFSSC22000(食品安全マネジメント国際規格)を取得し、ハラール・コーシャ認証も保有、多様な市場に対応できる。
- 4構造改革による収益改善実績: NGU生産停止による粗利率改善で、1年でROEを-9.9%から16.3%へ転換させた実行力と決断力が示されている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1インド拠点の生産能力拡大: 中計3年間で総額98億円(戦略投資43億円含む)の設備投資を実施し、インドでのゼラチン・コラーゲンペプチドの供給能力を増強する。
- 2バイオメディカル黒字化: 日本の専門家ネットワーク活用と中国市場への販売拡大により、現在赤字の医療用コラーゲン部門の2027年3月期営業利益黒字化を目指す。
- 3財務規律の強化: DOE2.0%以上・PBR1.0倍超えを2027年3月期目標に掲げ、事業別ROIC経営の導入とCCC短縮(目標5.0ヶ月)でキャッシュ創出力を高める。
- 4グローバルガバナンスと人的資本投資: 本社による海外子会社モニタリング強化、階層別教育研修・評価制度見直し・エンゲージメント向上で組織競争力を底上げする。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業利益が前年比+114%の39億円に急拡大し、NGU生産停止による構造改革効果と日本国内のソフトカプセル・グミ向け需要好調が主因となった。
NGU(米国子会社)の生産業務を2024年1月に正式停止し、採算悪化拠点の整理を断行、これにより売上は-4.1%の減収となった一方で収益性が劇的に改善した。
バイオメディカル部門で海外医用材料メーカーへの医療用ゼラチン販売が上半期から開始され、同部門の売上高は前年比+31.8%の3億4,900万円に拡大した。
自己資本比率が45.5%から51.2%へ改善し、短期借入金を21億円圧縮するなど財務体質が強化され、ROICも前年の4.4%から9.0%へ大幅に向上した。
02
業績推移
売上高
387億円▼4.1%FY25
営業利益
39.3億円▲114.1%FY25
純利益
31.6億円▲270.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 365 | 345 | 305 | 318 | 392 | 404 | 387 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 15.6 | 22.6 | 18.4 | 39.3 |
| 経常利益 | 8.3 | 18.0 | 13.6 | 17.3 | 22.5 | 23.8 | 41.5 |
| 純利益 | 9.9 | -6.9 | 7.4 | 7.3 | 15.6 | -18.5 | 31.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 377 | 336 | 349 | 374 | 416 | 400 | 404 |
| 純資産 (自己資本) | 177 | 175 | 189 | 206 | 223 | 223 | 254 |
| 自己資本比率 (%) | 47.0 | 52.0 | 54.1 | 55.0 | 53.5 | 55.7 | 62.8 |
| 現金及び預金 | 20.5 | 13.8 | 40.0 | 30.3 | 28.5 | 33.0 | 46.4 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 22.3 | 19.7 | 35.1 | 10.4 | ▲5.4 | 49.1 | 51.8 |
| 投資CF | ▲7.1 | ▲8.9 | ▲9.0 | ▲13.3 | ▲15.0 | ▲30.2 | ▲11.8 |
| 財務CF | ▲10.1 | ▲17.4 | ▲0.3 | ▲7.6 | 18.2 | ▲16.1 | ▲25.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
173.94
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
16.3%
自己資本利益率
ROA
7.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
252人
平均年齢
43.6歳
平均勤続
15.9年
単体 平均年収
791万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
34.00円+10
配当性向
17.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
18
FY21
18
FY22
21
FY23
23
FY24
24
FY25
34
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。