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JX金属株式会社
ジェイエックスキンゾクカブシキガイシャ上場非鉄金属5016EDINET: E01081決算期: 03月期
業種: 非鉄金属
売上高 (FY25)
7149億円
52.73%営業利益 (FY25)
1125億円
30.53%経常利益 (FY25)
1075億円
36.54%純利益 (FY25)
683億円
33.47%総資産
12830億円
3.23%自己資本比率
48.0%
—ROE
11.0%
7.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
JX金属は、銅製錬・資源開発を基盤としながら、半導体用スパッタリングターゲットや圧延銅箔を中心とする先端素材(フォーカス事業)への構造転換を進める非鉄金属素材メーカーである。2040年長期ビジョンのもと「装置産業型企業」から「技術立脚型企業」への脱皮を掲げ、半導体材料・情報通信材料セグメントを成長のコアに据えている。FY2025の売上高は7,149億円と前期比52.7%減となったが、これはパンパシフィック・カッパー(PPC)やMLCCの持分法移行による連結範囲縮小が主因であり、実態的な事業収益は改善した。営業利益は1,125億円と前期比263億円増、半導体材料セグメントは20.2%増収、情報通信材料セグメントはタツタ電線の完全子会社化も寄与し41.0%増収・増益を達成した。生成AIの拡大を背景に半導体用スパッタリングターゲットの需要が旺盛で、米国アリゾナ州メサに新工場を2024年11月に竣工するなどグローバル生産体制の拡充を急いでいる。一方で地政学リスク、為替・銅価変動、競合との技術競争が主要なリスクとして存在する。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 半導体材料20.7%・情報通信材料37.1%・基礎材料42.9%の3セグメントで構成し、高収益フォーカス事業への比重シフトを推進している。
- 2顧客: 世界の先端半導体メーカー・電子部品メーカーに対し、スパッタリングターゲットや圧延銅箔など高付加価値素材を供給している。
- 3価値提案: 多層化・微細化に対応する先端素材の技術差別化と、顧客工場に近接したグローバル生産拠点による安定供給体制を提供している。
- 4コスト構造: 銅・タンタルなどの原材料調達と製錬・リサイクルを垂直統合し、構造改革で約1,200件の施策を通じたコスト最適化を推進している。
Risks · リスク要因
- 1半導体市場の急激な需要変動により、在庫増加や生産過剰が生じ、設備投資の回収が長期化するリスクが常在している。
- 2売上の大部分が米ドル建てで、急激な円高進行は外貨建て収益を直撃し、業績目標の未達要因となる可能性がある。
- 3中国・南米などへの事業依存と資源ナショナリズムの台頭により、原材料調達やサプライチェーンが寸断されるリスクがある。
- 4TANIOBISでのれん減損を計上した実績があり、M&A・事業提携先の市場環境悪化による追加減損や投下資金未回収リスクが残存する。
Strengths · 強み
- 1スパッタリングターゲットで世界トップ級のシェアを持ち、顧客との共同開発を通じた先行仕様適合が参入障壁を形成している。
- 2日本・台湾・韓国・米国に下工程拠点を構え、主要半導体メーカーへの近接製造体制が顧客囲い込みに直結している。
- 3資源開発(チリ・カセロネス鉱山)から製錬・リサイクルまでの垂直統合により、原材料の安定確保とコスト競争力を両立している。
- 4圧延銅箔・チタン銅・超微粉ニッケルなど情報通信材料で多品種の高機能製品群を保有し、EV・AIサーバ等の成長市場に横断的に対応できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12028年3月期までに半導体用スパッタリングターゲットの生産能力を2024年3月期比約1.6倍に引き上げ、茨城・ひたちなか新工場と米国アリゾナ新工場が主軸となる。
- 2次世代半導体向けCVD・ALD材料の本格生産と先端半導体材料パッケージの早期事業化に注力し、スパッタリング以外の成膜材料で収益多様化を図る。
- 3タツタ電線の完全子会社化(2024年11月)を梃子に情報通信材料セグメントを拡充し、AIサーバ・EV向け高機能銅合金の採用拡大を推進する。
- 4ベース事業はPPC・MLCCを持分法化して資本効率を改善しつつ、銅・レアメタルの安定供給機能を維持してフォーカス事業を下支えする。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025の営業利益は1,125億円(前期比+263億円)と過去最高水準に迫り、ROEは11.0%を確保した。
PPC・MLCCの持分法移行により連結売上高は前期比52.7%減の7,149億円となったが、実態収益は改善しており比較には注意が必要である。
2024年8月にタツタ電線の公開買付が成立し、同年11月に完全子会社化、情報通信材料セグメント売上は前期比41.0%増の2,651億円に拡大した。
米国アリゾナ州メサの新工場が2024年11月に竣工し、最先端の自動化設備を導入した半導体スパッタリングターゲットの生産能力増強が始動した。
02
業績推移
売上高
7,149億円▼52.7%FY25
営業利益
1,125億円▲30.5%FY25
純利益
683億円▼33.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3031 | 3025 | 16385 | 15123 | 7149 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | 729 | 862 | 1125 |
| 経常利益 | 529 | 722 | 633 | 787 | 1075 |
| 純利益 | 364 | 569 | 369 | 1026 | 683 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 7070 | 7876 | 18316 | 13259 | 12830 |
| 純資産 (自己資本) | 3604 | 3796 | 4921 | 6274 | 6153 |
| 自己資本比率 (%) | 51.0 | 48.2 | 26.9 | 47.3 | 48.0 |
| 現金及び預金 | — | — | 580 | 368 | 583 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | — | — | 363 | 384 | 2154 |
| 投資CF | — | — | ▲713 | 902 | ▲221 |
| 財務CF | — | — | 513 | ▲1544 | ▲1722 |
| FCF | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
73.53
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
11.0%
自己資本利益率
ROA
5.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
3,267人
平均年齢
41.0歳
平均勤続
12.3年
単体 平均年収
765万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
109.55円+79
配当性向
273.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY21
39
FY22
31
FY25
110
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。