出
出光興産株式会社
イデミツコウサンカブシキカイシャ上場石油・石炭製品5019EDINET: E01084Idemitsu Kosan Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 石油・石炭製品
売上高 (FY25)
9.19兆円
5.40%営業利益 (FY25)
0.16兆円
53.17%経常利益 (FY25)
0.21兆円
44.25%純利益 (FY25)
0.10兆円
54.47%総資産
4.78兆円
4.72%自己資本比率
36.4%
—ROE
5.9%
7.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
出光興産は石油精製・販売を中核とする国内大手エネルギー企業であり、FY2025(2025年3月期)の売上高は9.19兆円と前期比5.4%増加した。ただし営業利益は1,622億円と前期比53.2%減少し、原油価格下落による在庫評価損、基礎化学品の製品市況悪化、石炭事業の市況下落が主因となった。ROEは5.9%にとどまり、収益水準は中期計画比で厳しい局面にある。一方で営業キャッシュ・フローは4,767億円と堅調で、ネットD/Eレシオは0.6に改善し財務基盤は安定している。中長期ではカーボンニュートラルを見据えた事業構造転換を加速しており、ブルーアンモニア(2030年までに年間100万トン超の供給体制)、SAF(2030年までに年間50万KLの国内供給)、リチウム固体電解質(トヨタ自動車との協業)、e-メタノールを重点4事業と位置づける。国内ではSSネットワークをスマートよろずやへ進化させ顧客接点の付加価値向上を図る。既存の化石燃料事業収益を原資に次世代エネルギーへの戦略投資を継続する、典型的なエネルギー転換期の二重構造経営を展開している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 燃料油セグメントが売上高の約84%(7兆6,964億円)を占め、資源・高機能材が補完する構造である。
- 2顧客: 国内SS網・法人向け石油製品販売が主力で、アジアを中心にグローバルへ潤滑油等を展開している。
- 3価値提案: 石油精製から次世代燃料・固体電解質まで多領域でエネルギー・マテリアルを安定供給する。
- 4コスト構造: 売上原価率92.5%と高く、原油調達コスト(ほぼ中東依存)と為替が収益を大きく左右する。
Risks · リスク要因
- 1原油・石炭市況リスク: ドバイ原油1ドル変動で営業利益が年間100億円変動し、市況下落がFY2025業績を直撃した。
- 2為替リスク: 1円変動で営業利益が年間50億円変動し、ドル建て調達コストと在庫評価が連動して影響する。
- 3基礎化学品の構造的不振: 中国勢の大型新設プラント攻勢でアジア供給過多が続き、FY2025は80億円の赤字転落となった。
- 4新規事業投資リスク: SAF・アンモニア等の重点4事業は収益化まで長期を要し、減損損失計上リスクを内包する。
Strengths · 強み
- 1製油所ネットワーク: 国内複数製油所と全国SS網に加えDriveOnアプリ1,100万ダウンロードで顧客基盤を持つ。
- 2固体電解質での先行: トヨタ自動車と協業し硫化リチウム大型製造装置建設を決定、量産技術で先行している。
- 3多角的原料・製品展開: 潤滑油の海外ブランド販売拡大など高機能材で価格転嫁力を持つ収益柱を育成中である。
- 4財務健全性: ネットD/Eレシオ0.6、自己資本比率36.0%を維持し、年間4,767億円の営業CFを確保している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1重点4事業の供給体制確立: ブルーアンモニア2030年100万トン超、SAF2030年50万KL、e-メタノール2030年28万トンを目指す。
- 2固体電解質の量産化: 2027~28年の全固体電池実用化へ向けトヨタと協業し、大型パイロット装置の基本設計を開始した。
- 3既存事業の収益力強化: 西部石油のCNXセンター化・富士石油との資本業務提携で精製拠点を集約しコスト競争力を高める。
- 4スマートよろずや化: SSをサービス拠点に転換しDriveOnアプリ普及とapolloONE等新業態展開で顧客体験価値を向上させる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績急落: 営業利益1,622億円と前期比53.2%減、純利益も1,041億円と前期比54.5%減となり主因は在庫評価損と資源安である。
アグロ カネショウ完全子会社化: バイオ・ライフソリューション事業の基盤強化を目的にFY2025に完全子会社化を実施した。
プラスチック油化リサイクル装置建設: 千葉事業所隣接地に年間2万トン処理能力の装置を建設中で2025年度商業運転を目指す。
FY2026業績は減益見通し: 米国関税政策を踏まえドバイ原油・石炭市況前提を引き下げ、前年対比減益を想定している。
02
業績推移
売上高
9.19兆円▲5.4%FY25
営業利益
0.16兆円▼53.2%FY25
純利益
0.10兆円▼54.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 兆円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4.43 | 6.05 | 4.56 | 6.69 | 9.46 | 8.72 | 9.19 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.43 | 0.28 | 0.35 | 0.16 |
| 経常利益 | 0.17 | -0.01 | 0.11 | 0.46 | 0.32 | 0.39 | 0.21 |
| 純利益 | 0.08 | -0.02 | 0.03 | 0.28 | 0.25 | 0.23 | 0.10 |
貸借対照表 (BS)
単位: 兆円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2.89 | 3.89 | 3.95 | 4.60 | 4.87 | 5.01 | 4.78 |
| 純資産 (自己資本) | 0.88 | 1.20 | 1.22 | 1.44 | 1.63 | 1.81 | 1.74 |
| 自己資本比率 (%) | 30.4 | 30.9 | 30.7 | 31.2 | 33.5 | 36.2 | 36.4 |
| 現金及び預金 | 0.09 | 0.13 | 0.13 | 0.14 | 0.10 | 0.14 | 0.16 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 兆円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 0.15 | ▲0.03 | 0.17 | 0.15 | ▲0.03 | 0.38 | 0.48 |
| 投資CF | ▲0.12 | ▲0.13 | ▲0.11 | ▲0.11 | 0.07 | ▲0.07 | ▲0.12 |
| 財務CF | ▲0.02 | 0.16 | ▲0.06 | ▲0.03 | ▲0.09 | ▲0.28 | ▲0.34 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
77.83
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
5.9%
自己資本利益率
ROA
2.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
BasicChemicals0.6兆6.4%▲0.01兆-1.7%
FunctionalMaterials0.5兆5.5%0.03兆5.6%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.1%0.00兆11.0%
Petroleum7.7兆83.7%0.11兆1.4%
PowerAndRenewableEnergy0.1兆1.4%▲0.01兆-8.9%
Resources0.3兆2.9%0.07兆25.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
5,060人
平均年齢
42.0歳
平均勤続
17.0年
単体 平均年収
994万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
54.00円+6
配当性向
166.1%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
240
FY21
180
FY22
230
FY23
180
FY24
48
FY25
54
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
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