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株式会社ヌーラボ

カブシキガイシャヌーラボ上場サービス業5033EDINET: E37435
Nulab Inc.
決算期: 03月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
41.1億円
12.26%
営業利益 (FY25)
6.4億円
92.77%
経常利益 (FY25)
6.4億円
93.96%
純利益 (FY25)
5.5億円
79.55%
総資産
42.4億円
22.13%
自己資本比率
45.0%
ROE
34.1%
7.20%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

株式会社ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」、オンライン作図ツール「Cacoo」、セキュリティ・ガバナンスツール「Nulab Pass」を展開する国産SaaS企業である。売上高はFY2019の11億円からFY2025の41億円へ6年間で約3.7倍に成長し、FY2025は前期比12.3%増・営業利益6.4億円(前期比92.8%増)と収益性も大幅に改善した。ROE34.1%は高い資本効率を示しており、サブスクリプションモデルによる月次解約率0.43%・LTV/CAC12.1倍という指標が事業の健全性を裏付けている。売上の93.1%をBacklogが占める単一依存構造が課題だが、Nulab PassがFY2025に前期比72.7%増と急伸しており、クロスセル戦略が軌道に乗りつつある。一方、FY2026は中長期成長に向けたAI強化・人材採用・セールス体制増強などへの先行投資により利益水準を戦略的に圧縮する方針を明示しており、短期的な収益後退リスクを投資家は織り込む必要がある。新規事業創出プログラム「Nu Source」も始動しており、Backlog依存度の逓減と新たな収益源の確立が中期の焦点となる。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 月額・年額サブスクリプション課金が中心で、ARR42.6億円・有料契約数18,556件の積み上げ型収益モデルである。
  • 2顧客: DX推進企業や非エンジニア職種も含む幅広いビジネスチームを対象に、シンプルなUIで導入障壁を低くしている。
  • 3価値提案: Backlog・Cacoo・Nulab Passのクロスセルにより、プロジェクト管理からセキュリティ統制まで一貫したコラボレーション基盤を提供する。
  • 4コスト構造: 売上原価率27.9%と低く、AWS費用最適化や人件費コントロールにより粗利率72%超を維持している。
Risks · リスク要因
  • 1Backlogへの売上集中: FY2025売上の93.1%をBacklog1製品が占め、同サービスの競争力低下や解約急増が業績に直結するリスクがある。
  • 2AI・技術革新による競合激化: AI技術の進化により異業種を含む新規参入が加速し、プロジェクト管理ツール市場の競争環境が急変する可能性がある。
  • 3AWS依存と円安コストリスク: インフラをAWSに全面依存しており、サービス障害・価格改定・円安進行がコスト構造に直接影響を与える。
  • 4FY2026の戦略的利益圧縮: AI投資・人材採用・セールス体制強化への先行投資により、FY2026は意図的に利益水準を縮小する計画であり、業績下振れリスクが顕在化している。
Strengths · 強み
  • 1Backlogブランドの定着: 国産プロジェクト管理SaaSとして認知が高く、月次解約率0.43%という低水準が顧客粘着性の高さを証明している。
  • 2LTV/CAC12.1倍の効率的な顧客獲得: リファラル中心の口コミ成長モデルにより、広告投資を抑えながら高い投資効率を実現している。
  • 3一貫した増収トレンド: FY2019-2025の6年間で売上が3.7倍となり、市場成長率(年平均11.8%)を上回る成長を継続している。
  • 4高い粗利率と現金創出力: 売上総利益率72%超・営業CF7.5億円を確保し、自己資金での先行投資が可能な財務体質を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1AI機能への積極投資: Backlog・Cacoo・Nulab Passへの自動化・業務効率化機能を拡充し、競争力強化と解約率低減を図る方針である。
  • 2セールス体制増強による高額プラン拡大: 従来のリファラル成長に加え、エンタープライズ向けセールスチームを強化し、ARR単価の引き上げを目指す。
  • 3新規事業創出プログラム「Nu Source」の推進: 2025年2月に開始した社外エントリー型の新規事業プログラムでBacklog依存度を中長期的に低減する。
  • 4クロスセル強化によるプロダクトポートフォリオ拡大: Nulab Passを軸に既存顧客へのクロスセルを加速し、1社あたりLTVの最大化を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は大幅改善: 売上高41.1億円(前期比12.3%増)・営業利益6.4億円(前期比92.8%増)・純利益5.5億円(前期比79.4%増)と収益性が急回復した。
Nulab Passが急成長: FY2025のNulab Pass売上高は1.5億円と前期比72.7%増となり、クロスセル戦略の効果が数字に表れ始めた。
Typetalkの2025年12月終了を決定: 近年の業績や事業環境を踏まえ経営資源の選択と集中を実施し、ビジネスチャットツールのサービス終了を公表した。
FY2026は先行投資フェーズへ移行: AI対応・人材採用・バックオフィス強化に向けた積極投資を計画し、利益水準を戦略的に一時縮小すると明示した。
02

業績推移

売上高
41.1億円12.3%FY25
012.52537.550FY20FY22FY24
営業利益
6.4億円92.8%FY25
02468FY20FY22FY24
純利益
5.5億円79.5%FY25
01.534.56FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.05.010.015.020.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
0255075100FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高11.515.919.423.327.136.641.1
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益1.71.03.36.4
経常利益-3.3-0.5-0.11.60.93.36.4
純利益-3.3-0.5-0.32.00.93.15.5
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産6.712.813.316.226.134.842.4
純資産 (自己資本)-3.62.21.83.99.613.319.1
自己資本比率 (%)-54.017.113.724.236.738.345.0
現金及び預金8.48.811.317.424.831.3
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF1.82.44.03.08.17.5
投資CF▲0.9▲0.8▲0.7▲1.3▲1.1▲1.3
財務CF3.8▲1.2▲1.04.20.2▲0.0
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
85.25
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
34.1%
自己資本利益率
ROA
13.0%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

セグメント情報は準備中です。

05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
162
平均年齢
37.8
平均勤続
4.1
単体 平均年収
751万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1橋本 正徳1.6百万株23.97%
#2SHINSUKE TABATA(常任代理人SMBC日興証券株式会社)1.5百万株23.10%
#3Founder Foundry1号投資事業有限責任組合0.3百万株4.95%
#4株式会社アリオト0.3百万株4.48%
#5ヌーラボ従業員持株会0.2百万株3.26%
#6株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.2百万株2.90%
#7XTech1号投資事業有限責任組合0.2百万株2.75%
#8イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合0.2百万株2.54%
#9株式会社SBI証券0.1百万株2.08%
#10イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合0.1百万株1.78%
08

配当・株主還元

配当データは準備中です。

09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

関連ニュースは準備中です。