西
西川ゴム工業株式会社
ニシカワゴムコウギョウカブシキガイシャ上場ゴム製品5161EDINET: E01112NISHIKAWA RUBBER CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: ゴム製品
売上高 (FY25)
1206億円
2.32%営業利益 (FY25)
73.2億円
11.73%経常利益 (FY25)
76.2億円
14.61%純利益 (FY25)
39.6億円
21.46%総資産
1384億円
0.48%自己資本比率
66.3%
—ROE
4.6%
1.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
西川ゴム工業は、自動車のドアや窓枠周辺に装着するウェザーストリップ(シール部品)を主力とする広島発の自動車部品メーカーである。売上高の構成は日本44%・北米38%・東南アジア10%・東アジア8%とグローバルに分散しており、トヨタ自動車が最大顧客(売上比13.3%)。FY2025売上高は1,206億円(前期比+2.3%)と為替追い風もあり増収を達成したが、営業利益率は6.1%にとどまり、経常利益・純利益は前期比でそれぞれ14.6%・21.5%の大幅減益となった。北米メキシコ拠点は営業赤字が継続しており、2024年には棚卸資産の過大計上問題も発覚、内部統制の信頼性回復が急務となっている。こうした状況を受け、2025年2月に「2030年グローバル中長期経営計画」追補版を公表。PBR1倍の一時的達成には成功したものの、ROE4.6%は依然として資本コストを下回る水準とみられ、自己資本比率55%を2031年3月期までに達成しROEを高める資本効率改善が中長期的な株価浮揚の鍵を握る。FY2026は売上高1,100億円(-8.8%)と大幅減収見通しを示しており、関税リスクや自動車生産調整が業績の下押し要因として意識される局面にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車用ウェザーストリップ等シール部品の製造販売が売上1,206億円の大半を占め、見込み生産方式で安定供給する。
- 2顧客: トヨタ自動車(売上比13.3%)を筆頭に国内外の自動車メーカーへ納入し、4極グローバル体制で対応する。
- 3価値提案: 軽量・静音化に特化した差別化製品とAI活用の開発短縮により、日本車への装着シェア拡大を狙う。
- 4地域構成: 日本44%・北米38%・東南アジア10%・東アジア8%の4極で展開し、為替分散効果を持つ。
Risks · リスク要因
- 1北米メキシコ拠点の慢性赤字: メキシコ子会社は原材料・エネルギー高騰で営業損失が継続しており、米国の関税政策次第でさらなる悪化リスクがある。
- 2内部統制の信頼性: メキシコ子会社の棚卸資産過大計上問題が2024年に発覚し、財務報告の信頼性とブランド価値への影響が残存する。
- 3自動車生産台数依存: 売上の大半が自動車部品であり、景気後退・半導体不足・通商政策転換による生産調整が業績を直撃するリスクが高い。
- 4為替変動: 北米38%・海外計56%の売上を持ち、円高局面では換算減収と採算悪化が同時に生じる構造的な為替感応度がある。
Strengths · 強み
- 1日本市場での深耕: 自動車生産台数が減少した中でも受注車種の効果で日本セグメント売上+3.5%を維持し、顧客密着度の高さを示した。
- 2東南アジアでの高収益: インドネシア拠点主導で東南アジアセグメント営業利益25億円(利益率約20%)を計上し、収益の柱となっている。
- 3技術特化: ウェザーストリップのシール機能・静音性・軽量化に特化した専業技術蓄積が参入障壁を形成し差別化を支えている。
- 4財務基盤: 純資産917億円・自己資本比率約66%の無借金に近い財務健全性が、事業投資と株主還元の両立を可能にしている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1PBR・ROE改善: 2025年2月公表の中長期計画追補版で自己資本比率55%を2031年3月期までの目標に設定し、資本効率向上を最優先課題とした。
- 2北米立て直し: メキシコ拠点の業績改善を最優先に取り組み、FY2025に営業損失を145百万円(前期1,712百万円赤字)まで圧縮、黒字化を目指す。
- 3東アジア受注多角化: 中国・欧州系メーカーへの受注拡大を推進し、日本車依存からの脱却と東アジアセグメントの収益回復を図る。
- 4AI活用で開発効率化: 製品・金型設計へのAI導入により開発期間を短縮し、軽量・静音の差別化製品で日本車への装着シェアアップを狙う。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高1,206億円(+2.3%)・営業利益73億円(+11.7%)と増収増益の一方、経常利益76億円(-14.6%)・純利益40億円(-21.5%)と最終利益は大幅減少した。
棚卸資産問題: 2024年5月にメキシコ子会社で棚卸資産の過大計上が発覚し、社内調査・再発防止策を策定、内部統制強化が急務となっている。
中長期計画追補版でPBR1倍達成: 2025年2月10日に計画追補版を公表しPBR1倍を一時的に回復、ただしROE4.6%は依然低水準にとどまっている。
FY2026は大幅減収見通し: 売上高1,100億円(-8.8%)・営業利益66億円(-9.9%)と減収減益を予想し、関税問題や自動車生産調整が重石となっている。
02
業績推移
売上高
1,206億円▲2.3%FY25
営業利益
73.2億円▲11.7%FY25
純利益
39.6億円▼21.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 984 | 973 | 802 | 845 | 982 | 1179 | 1206 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 24.7 | -1.1 | 65.5 | 73.2 |
| 経常利益 | 84.7 | 74.9 | 60.2 | 36.0 | 13.3 | 89.2 | 76.2 |
| 純利益 | 49.1 | 44.9 | 27.0 | 21.1 | 11.7 | 50.4 | 39.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1106 | 1038 | 1156 | 1156 | 1252 | 1377 | 1384 |
| 純資産 (自己資本) | 683 | 660 | 712 | 725 | 746 | 875 | 917 |
| 自己資本比率 (%) | 61.8 | 63.6 | 61.6 | 62.7 | 59.6 | 63.5 | 66.3 |
| 現金及び預金 | 222 | 253 | 341 | 336 | 371 | 386 | 416 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 65.6 | 104 | 63.9 | 41.6 | 52.4 | 149 | 92.4 |
| 投資CF | ▲84.4 | ▲65.4 | ▲30.6 | ▲49.7 | ▲46.9 | ▲51.6 | ▲43.4 |
| 財務CF | ▲9.2 | ▲8.5 | 60.8 | ▲9.0 | 14.8 | ▲94.0 | ▲28.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
102.49
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
4.6%
自己資本利益率
ROA
2.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
EastAsia0.0兆8.1%0.00兆3.7%
Japan0.1兆44.1%0.00兆9.0%
NorthAmerica0.0兆37.5%▲0.00兆-0.3%
SoutheastAsia0.0兆10.3%0.00兆20.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,370人
平均年齢
45.0歳
平均勤続
20.7年
単体 平均年収
633万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
235.00円+171
配当性向
79.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
60
FY21
60
FY22
60
FY23
60
FY24
64
FY25
235
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。