株
株式会社フコク
カブシキガイシャフコク上場ゴム製品5185EDINET: E01113FUKOKU CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: ゴム製品
売上高 (FY25)
897億円
0.91%営業利益 (FY25)
47.2億円
29.48%経常利益 (FY25)
45.7億円
11.60%純利益 (FY25)
29.3億円
3.90%総資産
794億円
4.43%自己資本比率
57.9%
—ROE
7.1%
1.04%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社フコクは1953年創業のゴム・樹脂部品専業メーカーで、ワイパーブレードラバーを中心とする機能品事業(売上構成比約45%)と防振ゴム事業(同約43%)が収益の両輪を担う。売上高の8割超を自動車関連が占め、国内外の完成車メーカー・Tier1サプライヤーに設計から量産まで一貫して供給できる垂直統合型のモノづくり体制が強みである。FY2025は売上高897億円(前年比+0.9%)と横ばいながら、合理化・売価転嫁の浸透で営業利益は47億円(同+29.5%)と大幅改善し、ROEは7.1%まで回復した。一方、上海子会社での元従業員による資金着服が発覚し、減損損失や特別調査費用の計上が純利益(29億円、同▲3.9%)の圧迫要因となった。2023年6月に策定した「新中期経営計画2026」では最終年度(FY2027)に売上1,200億円・営業利益率8%・ROE12%を掲げ、既存事業の深掘りに加え半導体製造装置向け精密シール・バイオ培地・薬剤耐性菌検査チップなどインダストリアル・ライフサイエンス領域への多角化を推進している。自動車EV化の進展と中国経済減速が事業環境の不確実性を高めており、中計目標達成には成長事業の収益化加速が鍵となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 機能品(ワイパーラバー等)411億円・防振382億円の2事業で売上の88%を稼ぎ、ライフサイエンス・金属加工・ホースが補完する。
- 2顧客: 国内外の自動車完成車メーカーおよびTier1部品メーカーを主顧客とし、売上の8割超を自動車関連が占める。
- 3価値提案: 設計・試作・評価・量産を一貫提供するソリューション型ビジネスで顧客の開発期間を短縮し、受注拡大につなげる。
- 4コスト構造: 国内外に分散する製造拠点で合理化・体質改善を継続し、原材料費・労務費上昇を売価転嫁と工程改善で吸収する。
Risks · リスク要因
- 1売上の8割超が自動車関連のため、EVシフト加速や完成車メーカーの生産調整・Tier1再編が需要に直結し、事業構造の集中リスクが高い。
- 2上海子会社での元従業員による資金着服が2024年11月に発覚し、内部統制の不備が財務・信用両面に影響を与えており、再発防止策の実効性が問われる。
- 3グローバル生産拠点を多数保有するため、円安・円高双方の為替変動が売上・コスト双方に影響し、業績の予測可能性を低下させるリスクがある。
- 4ゴム・金属など主要原材料の価格高騰や供給逼迫が製造原価を押し上げ、売価転嫁が遅れた場合に利益率を大きく圧迫する可能性がある。
Strengths · 強み
- 1ワイパーラバーでグローバルシェアを持ち、ラバー形状だけでなくワイパーシステム全体を提案できるソリューション提案力が競合優位の核となっている。
- 2設計から量産まで一貫したモノづくりノウハウを持ち、半導体製造装置向け精密シールや衛星用アイソレーターなど高難度製品の量産実績を積み上げている。
- 3インドで鋳物工場・テクニカルセンター・営業所を新設し、生産・開発・営業の3機能を現地に集約することで成長市場での競争力を強化している。
- 4TCFD賛同・CDPスコア「B」取得など環境情報開示水準が高く、ESG対応力が自動車メーカーのサプライヤー選定基準を満たす強みになっている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1「新中期経営計画2026」でFY2027に売上1,200億円・営業利益率8%・ROE12%を目標とし、既存事業強化と成長事業拡大の両輪で収益力を最大化する。
- 2インドでの鋳物工場新設とInnova Rubbers社との業務提携(2025年3月締結)を通じ、ダンパー・防振製品のインド市場シェア拡大を加速する。
- 3半導体製造装置向け精密シール・ジェットエンジン向け製品・衛星用アイソレーターなどインダストリアル向け製品の量産を拡大し、自動車依存度を引き下げる。
- 4バイオ培地の大量培養システム化(大阪大学・金沢医科大学と共同研究)と薬剤耐性菌検査チップの2027年度保険適用を目指し、ライフサイエンス事業を育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業利益は47億円(前年比+29.5%)と大幅増益で、合理化・売価転嫁が原材料費・労務費上昇を上回り収益構造が改善した。
上海フコク有限公司元従業員による資金着服が2024年11月に発覚し、貸倒引当金繰入・特別調査費用・固定資産減損を計上、純利益は前年比▲3.9%の29億円にとどまった。
インドのInnova Rubbers社と2025年3月に業務提携を締結し、防振製品の現地拡販と事業拠点機能の拡張に向けた体制整備を開始した。
半導体製造装置向け精密シールとジェットエンジン向け製品が量産を開始し、衛星「だいち4号」に衛星用アイソレーターが採用されるなど新領域の実績が積み上がった。
02
業績推移
売上高
897億円▲0.9%FY25
営業利益
47.2億円▲29.5%FY25
純利益
29.3億円▼3.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 779 | 748 | 632 | 715 | 823 | 888 | 897 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 17.5 | 20.1 | 36.5 | 47.2 |
| 経常利益 | 21.1 | 9.8 | 14.4 | 25.2 | 31.4 | 40.9 | 45.7 |
| 純利益 | -26.9 | 3.1 | 12.5 | 20.8 | 21.4 | 30.5 | 29.3 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 676 | 652 | 638 | 650 | 715 | 760 | 794 |
| 純資産 (自己資本) | 320 | 319 | 323 | 344 | 380 | 420 | 459 |
| 自己資本比率 (%) | 47.4 | 49.0 | 50.6 | 52.9 | 53.1 | 55.3 | 57.9 |
| 現金及び預金 | 97.9 | 88.8 | 86.7 | 87.8 | 94.8 | 114 | 120 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 70.3 | 43.9 | 47.5 | 53.4 | 35.1 | 88.4 | 66.3 |
| 投資CF | ▲58.2 | ▲64.5 | ▲40.3 | ▲28.5 | ▲39.9 | ▲44.7 | ▲58.4 |
| 財務CF | ▲2.5 | 12.7 | ▲8.6 | ▲28.1 | 7.5 | ▲27.8 | ▲6.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
181.87
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.1%
自己資本利益率
ROA
3.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AntiVibration0.0兆42.6%0.00兆7.5%
FunctionalParts0.0兆45.1%0.00兆12.4%
Hose0.0兆5.3%0.00兆4.4%
LifeScience0.0兆1.1%0.00兆25.6%
Metalworking0.0兆6.0%0.00兆1.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,163人
平均年齢
44.2歳
平均勤続
15.1年
単体 平均年収
621万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
112.50円+25
配当性向
150.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
30
FY21
22
FY22
78
FY23
77
FY24
88
FY25
113
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。