日
日本山村硝子株式会社
ニホンヤマムラガラスカブシキガイシャ上場ガラス・土石製品5210EDINET: E01126Nihon Yamamura Glass Co., Ltd.
決算期: 03月期
業種: ガラス・土石製品
売上高 (FY25)
733億円
0.64%営業利益 (FY25)
31.1億円
30.19%経常利益 (FY25)
32.1億円
46.94%純利益 (FY25)
27.7億円
77.39%総資産
949億円
0.75%自己資本比率
57.3%
—ROE
5.2%
22.40%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本山村硝子は、ガラスびん関連事業(売上比64%)を核に、プラスチック容器、物流、ニューガラス(電子部品・燃料電池用)の4事業を展開する総合容器・ガラスメーカーである。FY2025売上高は733億円と前期比0.6%増とほぼ横ばいを確保したが、営業利益は前期比30.2%減の31億円にとどまった。主因は、国内ガラスびん業界の出荷量が前期比94.4%に縮小するなか、燃料・物流・労務費の高止まりと減価償却費増加が重なったことである。一方、プラスチック容器(+9.4%)やニューガラス(+13.0%)は増収増益を達成し、ポートフォリオの多様化効果が一部表れている。中期経営計画では「成長に向けた事業基盤の整備」をテーマに、不採算整理・財務体質強化・循環型社会向け技術開発を推進し、中長期ROE8%以上を目標とする。自己資本比率は57.8%と財務健全性は高いが、ガラスびんの構造的需要減と溶解窯更新投資に伴うコスト増が中期的な収益圧迫要因として残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ガラスびん関連事業が売上の約64%を占め、物流20%・プラキャップ11%・ニューガラス4%が補完する構造である。
- 2顧客: 飲料・食品・医薬品メーカー向けにガラス容器を受注生産し、アジアを中心に海外展開も行っている。
- 3価値提案: 長年の溶融技術と省人化設備で安定供給を担保し、高付加価値品や環境配慮型容器を提供している。
- 4コスト構造: 溶解窯の燃料費・減価償却費・物流費・労務費が主要コストで、原油・天然ガス価格に収益が連動する。
Risks · リスク要因
- 1ガラスびんの構造的需要減: 国内出荷量が前期比94.4%と縮小傾向にあり、少子化・他素材代替の加速で販売量がさらに落ち込む可能性がある。
- 2原燃料・カーボンコスト上昇: 天然ガス・重油価格の高止まりに加え、2026年度導入の国内排出量取引制度で炭素コストが増大するリスクがある。
- 3溶解窯更新による減価償却費増: 更新コストが上昇する中で投資が続き、FY2025の設備取得支出57億円が示すとおり利益を圧迫し続ける。
- 4物流事業の顧客集中リスク: 売上高の約70%が少数の大口顧客に依存しており、契約喪失が発生した場合の業績影響が大きい。
Strengths · 強み
- 1主力事業の規模優位: 国内ガラスびん大手として受注生産体制と溶解窯インフラを保有し、新規参入障壁が高い事業を維持している。
- 2多角的なポートフォリオ: ニューガラス(電子部品・燃料電池)がFY2025に売上+13%・黒字転換を果たし、成長領域が育ちつつある。
- 3財務健全性: 自己資本比率57.8%・現金109億円と財務基盤が安定しており、溶解窯更新などの大型投資余力を確保している。
- 4SBT認定・CDPランク取得: 環境対応の実績がガラスびんの「リユース・リサイクル素材」訴求力を高め、ESG調達需要を取り込める。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ROE目標の段階的達成: 2026年3月期にROE5.0%以上、中長期でROE8.0%以上を掲げ、不採算事業撤退と資産効率改善を推進する。
- 2溶解窯更新と省人化投資: 生産支援システムや省人化設備の導入拡大を通じ、人材不足対策と生産コスト削減を同時に図る計画である。
- 3循環型社会・脱炭素向け技術開発: SBT目標達成と異業種連携により、ガラス再生利用技術や低炭素溶融プロセスの事業化を目指す。
- 4アジア市場でのプラキャップ・ニューガラス拡大: 中国子会社の好調を足掛かりに、東南アジア中心に販売強化し海外売上比率を高める方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025営業利益30.2%減: 出荷量減少・燃料高・減価償却費増が重なり、営業利益は31億円と前期44億円から大幅に落ち込んだ。
持分法利益が前期比90.3%減: 前期の米国関連会社貸付金全額返済(持分法益11.5億円)という一過性好材料の剥落が純利益を77.4%減に押し下げた。
ニューガラスが黒字転換: FY2025売上+13%・セグメント利益1.9億円(前期は2.0億円の損失)と、半導体・光通信向けが牽引し回復を実現した。
グループ通算制度移行で繰延税金資産6.3億円追加計上: 翌期からのグループ通算制度適用に伴い税務メリットを先行認識し、純利益を下支えした。
02
業績推移
売上高
733億円▲0.6%FY25
営業利益
31.1億円▼30.2%FY25
純利益
27.7億円▼77.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 703 | 674 | 571 | 643 | 681 | 729 | 733 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 4.4 | -1.4 | 44.5 | 31.1 |
| 経常利益 | 8.8 | 1.4 | -54.8 | -46.5 | -29.6 | 60.6 | 32.1 |
| 純利益 | 1.7 | -1.5 | -53.1 | -96.5 | -30.1 | 123 | 27.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1050 | 1082 | 985 | 974 | 876 | 941 | 949 |
| 純資産 (自己資本) | 552 | 535 | 486 | 402 | 375 | 516 | 544 |
| 自己資本比率 (%) | 52.6 | 49.5 | 49.3 | 41.3 | 42.8 | 54.8 | 57.3 |
| 現金及び預金 | 109 | 129 | 99.5 | 109 | 74.6 | 109 | 108 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 39.8 | 37.9 | 48.2 | 55.8 | 16.2 | 56.6 | 66.5 |
| 投資CF | ▲53.3 | ▲82.0 | ▲51.1 | ▲14.9 | ▲29.3 | 77.2 | ▲55.6 |
| 財務CF | 11.9 | 53.2 | ▲25.5 | ▲33.8 | ▲22.1 | ▲101 | ▲14.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
271.54
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
5.2%
自己資本利益率
ROA
2.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
GlassContainers0.0兆64.1%0.00兆4.6%
Logistics0.0兆20.1%0.00兆5.2%
NewGlass0.0兆4.2%0.00兆6.0%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.2%▲0.00兆-156.4%
PlasticsContainers0.0兆11.3%0.00兆6.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
750人
平均年齢
45.1歳
平均勤続
21.8年
単体 平均年収
723万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
165.00円+115
配当性向
71.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
30
FY20
75
FY21
60
FY24
50
FY25
165
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。