太
太平洋セメント株式会社
タイヘイヨウセメントカブシキガイシャ上場ガラス・土石製品5233EDINET: E01130TAIHEIYO CEMENT CORPORATION
決算期: 03月期
業種: ガラス・土石製品
売上高 (FY25)
8963億円
1.13%営業利益 (FY25)
778億円
37.68%経常利益 (FY25)
754億円
26.74%純利益 (FY25)
574億円
32.71%総資産
14237億円
6.38%自己資本比率
47.5%
—ROE
9.5%
1.35%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
太平洋セメントは国内セメント市場でトップシェアを持ち、セメント・資源・環境事業・建材建築土木の4セグメントで売上高8,963億円を計上する総合素材企業である。FY2025は国内セメント販売数量が前期比4.8%減と低調だったものの、2025年4月に+2,000円/トン以上の販売価格改定を実施した効果や輸出数量の18.5%増が寄与し、営業利益は前期比213億円増の778億円と大幅増益となった。米国西海岸・フィリピン・ベトナムの海外3極に加え、廃棄物処理・石炭灰処理などの環境事業が国内需要減少を補完する収益構造を構築している。中期経営計画「26中計」では国内事業再生・グローバル戦略推進・カーボンニュートラルへの貢献を3本柱とし、2050年サプライチェーン全体でのCO2排出ゼロを目標にCO2回収型セメント製造技術「C2SPキルン」の開発や混合セメントの展開を加速している。有利子負債は3,897億円と高水準だが、自己資本比率45.1%・営業CF1,179億円と財務基盤は安定しており、持続的な成長投資と株主還元を両立する局面にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: セメントセグメントが売上の約72%を占め、資源・環境事業・建材が残りを補完する多角的構造である。
- 2顧客: 国内建設業者・官公庁向けセメント販売に加え、米国・フィリピン・ベトナムの海外事業者にも供給する。
- 3価値提案: 廃棄物を原燃料代替に活用するキルン技術で低コスト製造と環境貢献を同時に実現する独自モデルである。
- 4コスト構造: 石炭・石油等の輸入原燃料と船運賃が主要コストで、為替・エネルギー市況の変動に収益が左右される。
Risks · リスク要因
- 1国内需要の構造的減少: 人口減少・建設就労者不足・週休2日制拡大により、国内セメント需要は長期的に縮小傾向が続く。
- 2CO2規制強化リスク: セメント製造工程で大量のCO2を排出するため、炭素税・排出量取引制度の強化が製造コストを押し上げる。
- 3原燃料・為替の国際市況変動: 石炭・石油・船運賃の国際価格と為替変動が収益に直結し、デリバティブで一部しか抑制できない。
- 4海外事業の政治・経済リスク: 米国関税政策やフィリピン・ベトナムの安価な輸入品流入が現地販売数量・利益を圧迫する。
Strengths · 強み
- 1国内最大手の生産・物流網: 全国に分散した工場と専用船輸送により安定供給体制を維持し、代替困難な供給力を持つ。
- 2価格改定の実行力: FY2025に+2,000円/トン以上の値上げを実施し、需要減の中でも営業利益を前期比213億円増加させた。
- 3廃棄物受入による原燃料代替: セメントキルンで年間多量の廃棄物を処理し、原燃料コスト削減と環境事業収益を両立する。
- 4グローバル3極体制: 米国西海岸・フィリピン・ベトナムに拠点を持ち、国内需要減少リスクを海外成長で分散できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 126中期経営計画で国内再生: 2024〜2026年度を対象に販売価格適正化・営業体制効率化・混合セメント輸出拡大を推進する。
- 22030年CO2削減中間目標: 2000年比でサプライチェーン全体のCO2排出原単位を20%以上、国内総量を40%以上削減する。
- 3C2SPキルン実用化: NEDOグリーンイノベーション基金を活用しCO2回収型セメント製造設備を開発し2050年CN達成を目指す。
- 4グローバル事業拡大: 米国・フィリピンの既存事業深化に加え、未進出エリアへの展開とトレーディング事業の拡大を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025大幅増益: 売上高8,963億円(前期比+1.1%)、営業利益778億円(前期比+213億円)と過去水準を大きく上回る増益を達成した。
2025年4月価格改定実施: 国内セメントを現行価格+2,000円/トン以上値上げし、需要減少下での収益改善に貢献する。
自己株取得151億円実施: FY2025財務活動で151億7,700万円の自己株取得を実施し、株主還元を強化した。
GX推進部とC2SPキルンプロジェクトチームを2025年4月設置: カーボンニュートラル実現に向けた専任組織を新設し推進体制を強化した。
02
業績推移
売上高
8,963億円▲1.1%FY25
営業利益
778億円▲37.7%FY25
純利益
574億円▲32.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 9161 | 8844 | 8639 | 7082 | 8095 | 8863 | 8963 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 467 | 44.6 | 565 | 778 |
| 経常利益 | 643 | 605 | 657 | 502 | 10.2 | 595 | 754 |
| 純利益 | 435 | 392 | 468 | 290 | -332 | 433 | 574 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 10344 | 10329 | 10442 | 11030 | 12689 | 13383 | 14237 |
| 純資産 (自己資本) | 4506 | 4732 | 5068 | 5448 | 5289 | 5964 | 6761 |
| 自己資本比率 (%) | 43.6 | 45.8 | 48.5 | 49.4 | 41.7 | 44.6 | 47.5 |
| 現金及び預金 | 501 | 457 | 638 | 502 | 708 | 711 | 653 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 973 | 909 | 1104 | 712 | ▲2.7 | 1405 | 1179 |
| 投資CF | ▲580 | ▲655 | ▲478 | ▲839 | ▲933 | ▲821 | ▲1065 |
| 財務CF | ▲338 | ▲294 | ▲440 | ▲37.4 | 1121 | ▲595 | ▲206 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
502.48
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
9.5%
自己資本利益率
ROA
4.0%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Cement0.6兆70.9%0.05兆8.4%
ConstructionMaterialsAndConstructionEngineering0.1兆7.8%0.00兆5.1%
EnvironmentalBusiness0.1兆7.2%0.01兆10.8%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.1兆6.8%0.01兆9.9%
Resource0.1兆7.3%0.01兆14.8%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,733人
平均年齢
39.8歳
平均勤続
17.3年
単体 平均年収
764万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
120.00円+15
配当性向
53.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
90
FY21
90
FY22
105
FY23
105
FY24
105
FY25
120
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。