日
日本コンクリート工業株式会社
ニホンコンクリートコウギョウカブシキガイシャ上場ガラス・土石製品5269EDINET: E01142NIPPON CONCRETE INDUSTRIES CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: ガラス・土石製品
売上高 (FY25)
527億円
1.86%営業利益 (FY25)
9.9億円
45.24%経常利益 (FY25)
14.5億円
35.22%純利益 (FY25)
-2.1億円
134.20%総資産
773億円
5.75%自己資本比率
51.7%
—ROE
-0.6%
2.26%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本コンクリート工業は、コンクリートパイル(基礎事業)とコンクリートポール・土木製品(コンクリート二次製品事業)を2本柱とする国内大手プレキャストコンクリートメーカーである。売上規模は500億円超で推移しているが、FY2025は建設・物流2024年問題による着工遅延や全国需要の収縮(パイル約6%減、ポール約8%減)が直撃し、基礎事業の売上が242億円(-8.7%)と大きく落ち込んだ。一方、コンクリート二次製品事業はリニア中央新幹線向けRCセグメントの検収進捗が寄与し281億円(+4.9%)と堅調だった。しかし土木製品事業内の一部セグメントで収益性が改善せず固定資産の減損損失を計上したことで、最終損益は純損失2億円に転落し、ROEは-0.6%となった。財務面では自己資本比率47.9%と安定しているが、有利子負債138億円を抱えシンジケートローンに財務制限条項が付されており、収益回復が急務である。中長期では防災・減災需要の取り込みやCO2固定化技術(CCUS)を活用したグリーン製品展開を成長ドライバーと位置づけ、2048年のCO2排出量ネットゼロを目標とするサステナビリティ戦略も推進している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 基礎事業(コンクリートパイル)242億円と二次製品事業(ポール・土木)281億円が売上527億円の大半を占める。
- 2顧客: 販売代理店を介して建設会社・ゼネコン・電力会社等に製品を供給し、施工工事も一体で受注する。
- 3価値提案: 高品質なプレキャスト製品で建設現場の省人化・生産性向上に貢献し、CO2固定化グリーン製品で環境価値も提供する。
- 4コスト構造: 鋼材・セメント等の原材料費と物流費が主要コストで、価格転嫁の遅延が収益を直撃しやすい構造である。
Risks · リスク要因
- 1原材料価格: 鋼材・セメント・原油の国際市況次第でコストが上振れし、価格転嫁に時間差が生じると収益が急速に悪化するリスクがある。
- 2需要変動: 民間設備投資や公共工事の縮小で国内パイル・ポール需要が減少すると売上・利益に直接打撃を与える構造的な脆弱性がある。
- 3財務制限条項: シンジケートローン等に純資産・損益の維持条項が付されており、業績悪化が続けば借入金の一括返済義務が生じうる。
- 4固定資産減損: 土木製品事業の一部セグメントで収益性が低迷しており、さらなる減損損失が将来計上されるリスクが残存している。
Strengths · 強み
- 1国内シェア: コンクリートパイル・ポール分野で国内トップクラスの生産・販売網を持ち、全国に工場を展開している。
- 2CCUS技術: CO2固定化・利活用技術をいち早く実用化し、低炭素型「グリーン製品」への転換でカーボンニュートラル需要を先取りする。
- 3防災インフラ需要: 防災・減災・災害復旧向け独自製品・工法を保有し、インフラ強靭化政策の追い風を受けやすいポジションにある。
- 4財務安定性: 自己資本比率47.9%を維持し、不動産・太陽光発電事業が安定的なキャッシュを年間約3億円規模で補完している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画(2024年5月策定): 「コア事業の収益力向上」と「付加価値創造に向けた経営基盤強化」の両輪で、受注確保とシェア回復を最優先課題とする。
- 2グリーン製品展開: 2048年CO2排出量ネットゼロを目標に、既存パイル・ポール・土木製品をCO2固定化グリーン製品へ順次転換する計画である。
- 3設備・IT投資: 生産性向上・省人化に向けIT投資と設備更新を継続し、FY2025は有形固定資産取得に22億円を支出した。
- 4株主還元と資本効率: 政策保有株式の縮減と有利子負債138億円の圧縮を進め、ROA改善と配当維持(FY2025配当金支払7億円)を両立させる方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上527億円(-1.9%)、営業利益10億円(-45.2%)、純損失2億円と大幅に悪化し、基礎事業セグメント利益は前期比90.4%減の1億円にとどまった。
減損損失計上: 土木製品事業内の一部セグメントで収益性が回復せず、生産設備等の固定資産に減損損失を計上し最終赤字の主因となった。
リニア向け好調: コンクリート二次製品事業でリニア中央新幹線向けRCセグメントの検収が順調に進み、土木製品事業売上が138億円(+15.5%)と伸長した。
キャッシュフロー悪化: 営業CFは-3億円と流出に転じ、現金残高は前期比40億円減の70億円へと大幅に減少した。
02
業績推移
売上高
527億円▼1.9%FY25
営業利益
9.9億円▼45.2%FY25
純利益
-2.1億円▼134.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 500 | 458 | 489 | 474 | 530 | 537 | 527 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 12.3 | -2.3 | 18.1 | 9.9 |
| 経常利益 | 24.0 | 2.8 | 31.8 | 15.6 | 1.0 | 22.4 | 14.5 |
| 純利益 | 14.5 | -0.3 | 18.7 | 8.8 | -4.4 | 6.1 | -2.1 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 759 | 702 | 748 | 750 | 771 | 820 | 773 |
| 純資産 (自己資本) | 388 | 373 | 394 | 387 | 377 | 404 | 400 |
| 自己資本比率 (%) | 51.1 | 53.1 | 52.6 | 51.6 | 48.9 | 49.3 | 51.7 |
| 現金及び預金 | 70.3 | 51.2 | 88.0 | 86.0 | 71.4 | 111 | 70.3 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 31.3 | ▲5.0 | 42.4 | 28.8 | 4.3 | 58.4 | ▲3.0 |
| 投資CF | ▲6.0 | ▲18.3 | ▲15.3 | ▲35.9 | ▲14.3 | ▲13.5 | ▲26.6 |
| 財務CF | ▲9.6 | 4.2 | 9.7 | 5.3 | ▲4.5 | ▲5.1 | ▲11.3 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
ConcreteSecondaryProduct0.0兆53.4%0.00兆8.4%
Foundation0.0兆46.0%0.00兆0.5%
LeaseAndSolarLightBusiness0.0兆0.6%0.00兆61.9%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
361人
平均年齢
43.7歳
平均勤続
12.0年
単体 平均年収
591万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
19.50円
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
11
FY20
4
FY21
12
FY22
14
FY24
20
FY25
20
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。