日
日本特殊陶業株式会社
ニッポントクシュトウギョウカブシキガイシャ上場ガラス・土石製品5334EDINET: E01136Niterra Co., Ltd.
決算期: 03月期
業種: ガラス・土石製品
売上高 (FY25)
6530億円
6.27%営業利益 (FY25)
1297億円
20.51%経常利益 (FY25)
1333億円
13.76%純利益 (FY25)
926億円
12.07%総資産
9910億円
1.56%自己資本比率
68.1%
—ROE
14.1%
0.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本特殊陶業(Niterra)はスパークプラグで世界トップシェアを持つセラミックス技術立脚型メーカーで、売上の約82%を自動車関連事業が占める。FY2025は売上収益6,530億円(前年比+6.3%)、営業利益1,297億円(同+20.5%)、営業利益率19.9%を達成し、前中期経営計画(2021〜2024年度)の全定量目標を1年前倒しで達成した。補修用スパークプラグの旺盛な需要、インフレ対応の価格転嫁、円安効果が自動車関連セグメントを牽引し、営業利益1,409億円・セグメント利益率26.1%と高収益を維持する。一方、注力するセラミックセグメントは生成AI関連の半導体製造装置(SPE)向け需要回復で売上1,009億円と拡大したものの、収益性改善は道半ばで営業利益は僅か4億円に留まる。新規事業セグメントは依然129億円の営業損失を計上しており、自動車関連の稼ぎを原資に次世代領域へ投資を続ける構図が続く。2024年11月には東芝マテリアルを子会社化し、窒化ケイ素セラミックボール・放熱基板でEV・パワー半導体市場への参入を加速。ROE14.1%・有利子負債削減・現金2,082億円と財務基盤は堅固であり、2025〜2029年度の新中期経営計画策定を進めている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車関連事業が売上の約82%を占め、補修用スパークプラグの安定需要が高収益(営業利益率26%超)を支えている。
- 2顧客: 自動車メーカーへの新車組付用と補修市場向けを二本立てで展開し、売上の約80%が海外市場から生まれている。
- 3価値提案: 独自セラミックス素材技術を核に、スパークプラグから半導体製造装置用部品・センサーまで高付加価値製品を供給している。
- 4コスト構造: 東海地方に集中する研究開発・生産拠点でスケールメリットを享受しつつ、ROICを軸に事業別収益管理で経営資源を最適配分している。
Risks · リスク要因
- 1内燃機関車の電動化加速リスク: EV・HEVシフトが想定を超えて進行した場合、スパークプラグ需要が急減し主力収益基盤が毀損する恐れがある。
- 2為替・関税リスク: 売上の約80%が海外で、米国関税政策の変動や主要通貨の急変が業績に直接影響し、価格転嫁だけでは吸収できない局面もある。
- 3セラミックセグメントの収益化遅延: SPE向け需要回復にもかかわらず営業利益は4億円に急減しており、成長投資回収が長期化するリスクがある。
- 4東海地方への生産・R&D集中: 大規模地震や風水害が発生した場合、操業停止やサプライチェーン寸断により経営成績・財政状態に甚大な影響が生じうる。
Strengths · 強み
- 1スパークプラグ世界首位のシェアと補修需要の構造的安定性: 稼働車両台数に連動する補修用製品がFY2025も好調で、新車生産減の影響を緩和した。
- 2セラミックス素材技術の深さ: スパークプラグ・SPE部品・窒化ケイ素基板など多用途に展開できる材料技術が参入障壁を形成している。
- 3高い利益率と財務健全性: 営業利益率19.9%・ROE14.1%・現金2,082億円を維持し、有利子負債を前年比230億円削減するキャッシュ創出力がある。
- 4前中計目標の前倒し達成実績: 売上・営業利益・ROIC・ROEの全指標で2024年度目標を1年早期に達成し、経営執行力の高さを示した。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1モビリティ・半導体・環境エネルギーの3領域注力: 「2030 長期経営計画」でセラミックス技術と親和性の高い隣接領域にリソースを集中し、非内燃事業売上を拡大する。
- 2東芝マテリアル子会社化によるEV・パワー半導体参入: 窒化ケイ素セラミックボールと放熱基板で2024年11月に同社を取得し、2030年に向けた新市場開拓を加速する。
- 32025〜2029年度 新中期経営計画策定: ROIC経営を継続しながら定量目標・投資計画を明示し、事業ポートフォリオ最適化と新規事業の黒字化を目指す。
- 4カーボンニュートラル2050年目標: 「エコビジョン2030」を軸に社内炭素税・環境ファンドを活用し、CO2削減投資を継続して移行リスクを低減する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上6,530億円(+6.3%)・営業利益1,297億円(+20.5%)・営業利益率19.9%と前中計最終目標を全項目で上回り過去最高水準を更新した。
自動車関連セグメント: 補修用スパークプラグ好調・価格転嫁・円安効果が重なり、営業利益1,409億円(+16.2%)・利益率26.1%と高収益を維持した。
東芝マテリアル子会社化: 2024年11月に株式取得を決定し、EV向け窒化ケイ素セラミックボール・パワー半導体用放熱基板で成長市場への本格参入を開始した。
セラミックセグメントの収益悪化: 生成AI需要でSPE向け売上は回復し1,009億円(+6.2%)となったが、営業利益は前年678百万円から39百万円へ急減し収益化が課題となっている。
02
業績推移
売上高
6,530億円▲6.3%FY25
営業利益
1,297億円▲20.5%FY25
純利益
926億円▲12.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4251 | 4261 | 4275 | 4917 | 5626 | 6145 | 6530 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 755 | 892 | 1076 | 1297 |
| 経常利益 | 566 | 447 | 520 | 836 | 934 | 1172 | 1333 |
| 純利益 | 405 | 337 | 384 | 602 | 663 | 826 | 926 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 6519 | 6634 | 7713 | 8232 | 9031 | 9757 | 9910 |
| 純資産 (自己資本) | 4074 | 3959 | 4488 | 5143 | 5637 | 6377 | 6746 |
| 自己資本比率 (%) | 62.5 | 59.7 | 58.2 | 62.5 | 62.4 | 65.4 | 68.1 |
| 現金及び預金 | 744 | 861 | 1395 | 1726 | 2016 | 1807 | 2082 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 464 | 598 | 634 | 719 | 693 | 1182 | 1329 |
| 投資CF | ▲489 | ▲529 | ▲425 | 102 | ▲374 | ▲922 | ▲342 |
| 財務CF | ▲103 | 74.3 | 282 | ▲538 | ▲17.7 | ▲575 | ▲710 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
466.34
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
14.1%
自己資本利益率
ROA
9.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
15,644人
単体
3,195人
平均年齢
43.0歳
平均勤続
18.8年
単体 平均年収
987万円
連結従業員数 推移
FY21
16,391
FY22
16,145
FY23
16,247
FY24
15,980
FY25
15,644
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
266.00円+22
配当性向
41.6%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
105
FY21
85
FY22
150
FY23
249
FY24
244
FY25
266
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。