新
新報国マテリアル株式会社
シンホウコクマテリアルカブシキガイシャ上場鉄鋼5542EDINET: E01257Shinhokoku Material Corp.
決算期: 12月期
業種: 鉄鋼
売上高 (FY25)
55.4億円
10.77%営業利益 (FY25)
4.7億円
27.75%経常利益 (FY25)
5.4億円
17.68%純利益 (FY25)
4.0億円
30.38%総資産
77.3億円
0.96%自己資本比率
75.2%
—ROE
7.0%
3.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
新報国マテリアルは、熱膨張係数がきわめて低いインバー合金を中核製品とする特殊合金メーカーで、半導体製造装置およびFPD製造装置用部品を主要市場とする。売上の97%超を特殊合金事業が占め、キヤノン(28.7%)・ニコン(26.4%)・日本製鉄(15.4%)の3社で約70%を占める高集中構造が特徴である。FY2025は汎用民生品向けシリコンウエハ関連の急減とFPD投資回復の遅れが重なり、売上55億円(前期比-10.8%)・営業利益4.7億円(同-27.7%)と2期連続の減収減益となった。一方でAI向け半導体製造装置需要は上期に大幅増を記録し、構造的な成長余地を示している。中期目標として「売上100億円」「インバー合金グローバルニッチトップ」を掲げ、金属3D積層造型への大型投資、航空・宇宙・環境分野への新規参入を推進中である。財務面では純資産58億円・自己資本比率約75%と無借金経営に近い堅固なバランスシートを維持しており、財務リスクは低い。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 特殊合金事業(売上の97%、54億円)と不動産賃貸事業(1.5億円)の2本柱で構成される。
- 2顧客: キヤノン・ニコン・日本製鉄など半導体・FPD製造装置メーカー上位3社で売上の約70%を占める。
- 3価値提案: 熱膨張を極限まで抑えたインバー合金を鋳造・鍛造・3D積層の3製法で精密供給し、装置精度を担保する。
- 4コスト構造: ニッケル等の希少原材料費が製造コストの中核を占め、原材料市況と価格改定交渉が利益率を左右する。
Risks · リスク要因
- 1特定業界依存: 半導体・FPD業界で売上の約70%を占め、設備投資サイクルの下降局面で業績が急激に悪化しやすい。
- 2原材料価格変動: 主原料のニッケル等の希少金属は市況連動であり、高騰時にはコスト転嫁が遅れ利益を圧迫する。
- 3顧客集中リスク: 上位3社で売上の70%を占め、1社の調達方針変更や競合参入で業績への影響が甚大となりうる。
- 4地政学・関税リスク: 米中貿易摩擦や米国関税政策が半導体設備投資を下押しし、FY2025下期に実際に減速が生じた。
Strengths · 強み
- 1インバー合金の専業特化: 低熱膨張合金に経営資源を集中し、半導体装置メーカーとの長期取引関係を構築している。
- 2大手顧客との深耕関係: キヤノン・ニコンという露光装置の世界2強を主要顧客とし、代替困難な供給地位を確立している。
- 3複合製造能力: 鋳造・鍛造・金属3D積層の3製法を併用し、顧客の多様な形状・仕様要求に柔軟に対応できる。
- 4財務健全性: 純資産58億円・自己資本比率約75%の無借金経営に近い体制で、景気悪化時も投資余力を維持できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1売上100億円目標: 半導体・FPD市場への深耕と航空・宇宙・環境分野への新規参入を組み合わせ、売上倍増を目指す。
- 2インバー合金のグローバル展開: 世界の最先端半導体製造装置メーカーへの販売を拡大し、グローバルニッチトップを確立する。
- 3金属3D積層造型への大型投資: 3D製造装置の導入(補助金60百万円活用)を進め、新製法を鋳造・鍛造と並ぶ第3の柱とする。
- 4CO2排出削減: 2030年までに2020年比57%削減を目標とし、省エネ設備投資とサプライチェーン排出管理を推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績悪化: 売上55億円(前期比-10.8%)・営業利益4.7億円(同-27.7%)と2期連続減収で、下期の失速が主因となった。
AI需要の跛行性: AI向け半導体製造装置は上期に大幅増加したが、米中関税摩擦で下期失速し通期では微増にとどまった。
受注残高の急減: 特殊合金事業の受注高は前期比-30.9%、受注残高は同-42.7%と落ち込み、次期以降の回復ペースが焦点となる。
投資活動と株主還元: 定期預金預入1,500百万円・設備投資347百万円を実施しつつ、配当166百万円・自己株取得68百万円を継続した。
02
業績推移
売上高
55.4億円▼10.8%FY25
営業利益
4.7億円▼27.8%FY25
純利益
4億円▼30.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 55.2 | 39.9 | 46.6 | 63.6 | 64.8 | 62.1 | 55.4 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 6.4 | 6.3 | 6.4 | 4.7 |
| 経常利益 | 6.0 | 2.7 | 4.3 | 6.5 | 6.4 | 6.6 | 5.4 |
| 純利益 | 4.3 | 1.9 | 3.2 | 4.9 | 4.8 | 5.8 | 4.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 68.2 | 65.2 | 69.7 | 72.8 | 77.5 | 78.0 | 77.3 |
| 純資産 (自己資本) | 41.8 | 42.4 | 44.7 | 48.2 | 52.4 | 56.1 | 58.1 |
| 自己資本比率 (%) | 61.4 | 65.0 | 64.2 | 66.2 | 67.6 | 72.0 | 75.2 |
| 現金及び預金 | 26.3 | 30.5 | 25.5 | 23.7 | 25.6 | 34.3 | 18.1 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 20.4 | 6.8 | ▲2.4 | 1.7 | 5.0 | 14.1 | 4.8 |
| 投資CF | ▲1.5 | ▲0.6 | ▲1.0 | ▲2.0 | ▲2.0 | 0.1 | ▲18.6 |
| 財務CF | ▲1.6 | ▲1.9 | ▲1.6 | ▲1.5 | ▲1.0 | ▲5.5 | ▲2.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
60.17
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.0%
自己資本利益率
ROA
5.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
99人
平均年齢
44.4歳
平均勤続
17.0年
単体 平均年収
762万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
35.00円-35
配当性向
41.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
45
FY21
55
FY22
45
FY23
55
FY24
70
FY25
35
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。