株
株式会社栗本鐵工所
カブシキガイシャクリモトテッコウショ上場鉄鋼5602EDINET: E01268Kurimoto,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 鉄鋼
売上高 (FY25)
1267億円
0.59%営業利益 (FY25)
79.3億円
6.30%経常利益 (FY25)
84.8億円
8.46%純利益 (FY25)
69.0億円
26.23%総資産
1515億円
0.24%自己資本比率
58.5%
—ROE
8.2%
1.10%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社栗本鐵工所は1909年創業の老舗総合インフラメーカーで、上水道向けダクタイル鋳鉄管・バルブを中心とする「ライフライン事業」(売上構成比約49%)、鍛造プレス・混練機等産業機械の「機械システム事業」(同約24%)、化成品・建材等の「産業建設資材事業」(同約26%)の3セグメントで構成される。FY2025(2025年3月期)は売上高1,267億円(前期比+0.6%)、営業利益79億円(同+6.3%)、純利益69億円(過去最高)と堅調に推移し、中期3カ年経営計画(2024-2026年度)の初年度目標を売上・利益ともに超過達成した。 2024年4月策定の中期計画では、2026年度に売上高1,300億円・営業利益80億円・営業利益率6.2%を目標とし、ROE7%以上の継続とPBR1倍超を経営効率目標に掲げる。「モノづくりから価値づくりへ」をキーワードに、上水道ソリューションビジネス拡大、二次電池・再生骨材製造設備などカーボンニュートラル対応機械、道路・橋梁メンテナンス資材を成長牽引事業と位置づけ、M&AやDX投資を積極展開する。一方、下請法対応による仕入債務削減が営業CFをマイナスとした点や、機械システム事業での受注延期リスクには注視が必要である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ライフライン事業が売上の約49%を占め、機械システム24%・産業建設資材26%が補完する3セグメント構造である。
- 2顧客: 上水道・農水・下水等の公共インフラ向け官需と、自動車・建設・電力向け民需の両軸で収益を確保している。
- 3価値提案: 管路製造・販売にとどまらず設計・施工・メンテナンスを包括した「最適システム提供」でソリューション化を推進している。
- 4コスト構造: 国内製造拠点を持つ素材加工型事業のため原材料費・エネルギーコストが収益変動の主因となっている。
Risks · リスク要因
- 1経済・原材料変動リスク: 鋼材・エネルギー価格の高騰や為替変動が製造コストを直撃し、売上総利益率を大きく左右する構造にある。
- 2官需依存・発注集中リスク: 上水道関連の公共投資予算削減や入札競争激化が起きた場合、ライフライン事業(売上約49%)の収益が急落する恐れがある。
- 3大型案件の受注遅延リスク: FY2026計画でも機械システム部門の顧客都合による案件延期が発生しており、単年度業績の振れ幅が大きくなりやすい。
- 4コンプライアンス・環境リスク: 有害物質漏洩や各国規制違反が発生した場合、課徴金・信用失墜・操業停止により業績・財務に重大影響を与える可能性がある。
Strengths · 強み
- 1上水道インフラの独占的地位: 1909年創業以来の納入実績と顧客との信頼関係により、国内ダクタイル管・バルブ市場で高いシェアを維持している。
- 2老朽化更新需要の恩恵: 高度成長期整備の管路更新・耐震化需要が継続的に発生し、官公需ベースの安定受注が長期的に見込まれる。
- 3多角的製品ポートフォリオ: 鍛造プレス・混練機・化成品等を持つことで、単一市場依存を避けリスク分散と相互補完的成長を実現している。
- 4資本効率改善への取り組み: 配当性向50%以上の方針と自己株取得・政策保有株縮減により、ROE8.2%(FY2025)を実現し株主還元を強化している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期計画2026年度目標: 売上高1,300億円・営業利益80億円・営業利益率6.2%・ROE7%以上継続を掲げ、2030年のありたい姿に向けた変革準備を進めている。
- 2ソリューションビジネス拡大: 上水道分野で設計・施工・メンテナンスを一括提供するモデルへ転換し、農水・下水・防衛・海外市場への販路拡大も推進している。
- 3成長牽引事業への投資: 二次電池・再生骨材製造設備、道路・橋梁メンテナンス資材をカーボンニュートラル・国土強靱化対応の成長領域と位置づけM&Aも活用する。
- 4資本効率とPBR改善: 政策保有株縮減・自己株取得・配当性向50%以上の維持によりPBR1倍超を目指し、ROE安定的8%以上の実現を財務目標に定めている。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025過去最高純益: 純利益69億円(前期比+26%)を達成し、投資有価証券売却益・事業譲渡益の計上が寄与、売上高1,267億円も中期計画目標1,240億円を超過した。
三協機械のグループ化: 素形材エンジニアリング部門に三協機械株式会社が加わり、機械システムセグメントの売上が前期比+18億円増収に貢献した。
下請法対応で営業CFマイナス: 令和6年11月に支払サイトを60日以内へ変更した影響で仕入債務が約95億円減少し、営業CFが23億円のマイナスとなった。
FY2026の業績予想は慎重: 機械システム部門での案件延期・見送りを主因に、FY2026売上高1,250億円・営業利益75億円とFY2025実績比でやや低い見通しを示している。
02
業績推移
売上高
1,267億円▲0.6%FY25
営業利益
79.3億円▲6.3%FY25
純利益
69.1億円▲26.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1088 | 1099 | 1166 | 1060 | 1248 | 1259 | 1267 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 41.7 | 68.4 | 74.6 | 79.3 |
| 経常利益 | 32.0 | 43.9 | 45.8 | 41.8 | 68.7 | 78.2 | 84.8 |
| 純利益 | 20.8 | 27.7 | 31.7 | 29.2 | 47.3 | 54.7 | 69.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1365 | 1342 | 1345 | 1397 | 1452 | 1512 | 1515 |
| 純資産 (自己資本) | 589 | 589 | 651 | 676 | 730 | 827 | 887 |
| 自己資本比率 (%) | 43.1 | 43.9 | 48.4 | 48.4 | 50.3 | 54.7 | 58.5 |
| 現金及び預金 | 215 | 203 | 204 | 213 | 203 | 193 | 157 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 41.4 | 55.5 | 59.1 | 28.1 | 50.6 | 103 | ▲23.4 |
| 投資CF | ▲19.2 | ▲39.5 | ▲40.3 | ▲24.6 | ▲17.4 | ▲26.9 | ▲35.7 |
| 財務CF | ▲42.1 | ▲27.7 | ▲18.1 | 4.8 | ▲44.9 | ▲86.0 | 21.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
569.50
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
8.2%
自己資本利益率
ROA
4.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
IndustrialMaterialsBusiness0.0兆26.5%0.00兆7.7%
LifelineBusiness0.1兆49.1%0.00兆6.5%
MachinerySystemBusiness0.0兆24.4%0.00兆5.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,337人
平均年齢
45.8歳
平均勤続
21.2年
単体 平均年収
826万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
389.00円+169
配当性向
75.2%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
90
FY21
100
FY22
105
FY23
130
FY24
220
FY25
389
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。