虹
虹技株式会社
コウギカブシキガイシャ上場鉄鋼5603EDINET: E01269KOGI CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 鉄鋼
売上高 (FY25)
263億円
1.36%営業利益 (FY25)
11.2億円
41.98%経常利益 (FY25)
11.3億円
58.54%純利益 (FY25)
8.0億円
48.33%総資産
337億円
4.42%自己資本比率
53.5%
—ROE
5.7%
1.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
虹技株式会社は兵庫県姫路市を拠点とする素形材専業メーカーで、鋳物関連事業(Casting Field)が売上高の約90%を占める。自動車用プレス金型鋳物を中心に、中国天津・南通の2子会社を通じた海外展開も行っており、FY2025の海外売上高は82億円(前期比+26.9%)と拡大基調にある。一方、国内は同7.2%減と苦戦し、国内市場依存の構造的リスクが残る。 FY2025は売上高263億円(前期比+1.4%)、営業利益11億円(前期比+42%超)と大幅な収益改善を達成した。Casting Fieldのセグメント利益が13億円(前期6億円)と倍増した一方、環境エンジニアリング事業は売上高が前期比55.9%減の19億円に落ち込みセグメント損失に転落するなど、第2の柱の育成が課題である。2025年度より第8次3カ年計画「“Kai”を見出す」をスタートさせ、省人化・脱炭素・人材育成を3大重点課題とし、「鋳物と環境の虹技」ブランドの確立を目指している。ROE5.7%・自己資本比率42.6%と財務基盤は安定しているが、成長余力の拡大が投資家注目の焦点となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 鋳物関連事業(Casting Field)が売上高263億円の約90%を占め、環境エンジニアリング7%・機能材料3%が補完する構造である。
- 2顧客: 自動車メーカーや公共インフラ向けに鋳物製品・ごみ焼却プラント等を供給し、民間設備投資と公共事業の動向に収益が連動する。
- 3価値提案: 高品質鋳物製品の安定供給に加え、都市ごみ焼却プラントや省エネ機械などの環境ソリューションを組み合わせたC&Eモデルを展開する。
- 4地域構成: 国内売上180億円(68.7%)・海外売上82億円(31.3%)で、中国2子会社が海外の大半を占める。
Risks · リスク要因
- 1市場成熟と需要変動: 国内鋳物市場の成熟化が進み、民間設備投資・公共投資の縮小や主要顧客の生産減少が業績を直撃するリスクがある。
- 2原材料・電力コスト高騰: 銑鉄・スクラップ・ニッケル等の市況高騰や電力料金上昇が製造コストを押し上げ、販売価格への転嫁交渉には時間を要する。
- 3海外事業リスク: 中国天津・南通子会社において、米中貿易摩擦の激化・中国景気減速・法規制変化が事業継続に影響を与える可能性がある。
- 4自然災害リスク: 2024年4月の「兵庫県南西部を中心とする雹」で工場建屋等が毀損し、特別損失を計上した実績があり、生産拠点集中による被災リスクが顕在化している。
Strengths · 強み
- 1鋳物製造の技術蓄積: 長年の素形材生産ノウハウと国内4事業部体制(素形材・アルミ等)により幅広い鋳物ニーズに対応できる体制を持つ。
- 2中国拠点による海外競争力: 天津・南通の2子会社で自動車用プレス金型鋳物を製造し、FY2025海外売上が前期比26.9%増と着実に成長している。
- 3環境事業とのシナジー: 鋳物事業と環境エンジニアリング(ごみ焼却プラント・送風機等)を組み合わせることで、受注残高が前期比50.8%増の100億円超まで積み上がった。
- 4財務健全性: 自己資本比率42.6%、現金31億円と無借金に近い財務基盤を持ち、借入金圧縮(短期借入金を24億円純減)を進めた。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1第8次3カ年計画(2025-2027年度): 「“Kai”を見出す」をキーワードに、省人化・脱炭素・人材育成の3点を重点課題として既存事業の利益増大と成長戦略の実現を目指す。
- 2脱炭素対応: 2030年度のCO2排出量を2013年度比46%削減する中期目標を設定し、ロードマップに基づく生産工程のCO2削減とスクラップ比率向上を推進する。
- 3省人化・DX推進: AI・ロボット技術を活用した業務変革を進め、労働力不足対応と生産性向上を同時に図り、収益性の底上げを目指す。
- 4環境エンジニアリング事業の受注拡大: 都市ごみ焼却施設と送風機・省エネ機器を統合した環境エンジニアリング事業部の受注残高(FY2025末47億円、前期比+364%)を収益化し、第2の柱として育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績の大幅改善: 売上高263億円(前期比+1.4%)、営業利益11億円(前期比+42%)、純利益8億円(前期比+48%)と販売価格是正とコスト改善が奏功した。
Casting Fieldのセグメント利益倍増: 主力鋳物事業のセグメント利益が13億円(前期6億円)と倍増し、全社収益を牽引した一方、環境エンジニアリングは売上が前期比55.9%減の19億円で赤字転落した。
環境エンジニアリングの受注急増: 受注高は前期比195.8%増の55億円、受注残高は同364.5%増の47億円と大幅拡大しており、次期以降の業績寄与が期待される。
株式会社小口合金鋳造所の子会社化: 2024年1月にアルミニウム合金鋳造品メーカーを完全子会社化し、アルミ分野への事業基盤拡大と営業シナジーの創出を開始した。
02
業績推移
売上高
263億円▲1.4%FY25
営業利益
11.2億円▲42.0%FY25
純利益
8億円▲48.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 240 | 213 | 181 | 231 | 267 | 260 | 263 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 1.5 | 8.1 | 7.9 | 11.2 |
| 経常利益 | 13.0 | 3.7 | 3.8 | 0.9 | 7.2 | 7.1 | 11.3 |
| 純利益 | 7.3 | 1.0 | 2.9 | 0.4 | 4.7 | 5.4 | 8.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 286 | 267 | 278 | 312 | 325 | 353 | 337 |
| 純資産 (自己資本) | 130 | 125 | 133 | 138 | 150 | 168 | 180 |
| 自己資本比率 (%) | 45.4 | 46.7 | 47.7 | 44.1 | 46.3 | 47.7 | 53.5 |
| 現金及び預金 | 18.8 | 21.1 | 25.9 | 31.1 | 20.9 | 26.3 | 31.6 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 21.8 | 21.7 | 20.9 | 10.3 | ▲1.2 | ▲0.5 | 48.1 |
| 投資CF | ▲14.6 | ▲13.9 | ▲11.0 | ▲15.5 | ▲11.5 | ▲16.2 | ▲10.3 |
| 財務CF | ▲6.8 | ▲5.5 | ▲5.1 | 10.2 | 2.4 | 22.0 | ▲32.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
244.22
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
5.7%
自己資本利益率
ROA
2.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比
CastingField0.0兆89.7%
EnvironmentFieidFunctionalMaterials0.0兆3.0%
EnvironmentFieldEnvironmentalEngineering0.0兆7.2%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
470人
平均年齢
41.2歳
平均勤続
17.5年
単体 平均年収
628万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
60.00円
配当性向
28.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
50
FY21
20
FY22
10
FY23
35
FY24
60
FY25
60
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。