株
株式会社エンビプロ・ホールディングス
カブシキガイシャエンビプロホールディングス上場鉄鋼5698EDINET: E27868ENVIPRO HOLDINGS Inc.
決算期: 06月期
業種: 鉄鋼
売上高 (FY25)
491億円
5.98%営業利益 (FY25)
9.7億円
31.06%経常利益 (FY25)
12.2億円
31.80%純利益 (FY25)
11.8億円
118.99%総資産
313億円
7.36%自己資本比率
55.3%
—ROE
7.0%
3.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社エンビプロ・ホールディングスは、鉄スクラップ・非鉄金属の収集・加工・販売を軸とした資源循環事業と、海外向け金属トレーディングのグローバルトレーディング事業を2本柱とし、売上高491億円(FY2025)を計上する静脈産業特化型の持株会社である。近年はリチウムイオン電池リサイクル事業(茨城工場稼働)や廃プラ・廃ゴムのポリマーCE事業、焼却灰からの金銀滓回収といった高付加価値領域へのシフトを加速しており、「サーキュラーエコノミーをリードする」を戦略コンセプトに掲げている。FY2025は鉄スクラップ価格が期首の52,000円/tから40,000円/t台へ急落し、さらに待遇改善に伴う固定費増加が重なったことで営業利益が前期比31%減の10億円にとどまった。一方、純利益は前期比119%増の12億円となっており、これは持分法投資先からの利益計上や税負担の変動が寄与している。中期経営計画を取り下げ、ROEを中長期の定量目標に据えながら単年度ごとの利益計画を公表・達成していく方針へ転換した。金属市況への高い感応度と固定費上昇が構造的課題であるが、EV普及に伴う電池リサイクル需要拡大はグロースドライバーとして注目される。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 資源循環事業(売上の約43%)とグローバルトレーディング事業(約64%)が2大柱で、電池リサイクル等が補完する。
- 2顧客: 国内電炉メーカー・韓国・ベトナム鉄鋼メーカー等が主要販売先で、上位3社合計の売上比率は24.55%である。
- 3価値提案: 解体から選別・加工・販売まで一貫サービスとトレーサビリティ確保により、品質保証されたグリーンマテリアルを供給する。
- 4コスト構造: 金属スクラップ仕入が原価の大半を占め、物流費・人件費・設備減価償却費が固定費として利益を圧迫しやすい構造である。
Risks · リスク要因
- 1鉄スクラップ・コバルト・ニッケル等の金属相場変動が業績に直結し、FY2025は鉄スクラップ平均価格が前期比16%下落して営業利益を直撃した。
- 2廃棄物処理法・環境関連法等の許認可リスクが大きく、事業停止命令や損害賠償責任が発生すれば事業継続に重大な影響を及ぼす可能性がある。
- 3有利子負債は期末7,735百万円(総資産比24.7%)あり、金利上昇局面での利払い増加と財務柔軟性の低下が懸念される。
- 4発行済株式の4.1%相当(1,232,400株)の潜在株式(新株予約権)が存在し、行使された場合に1株当たり価値の希薄化リスクがある。
Strengths · 強み
- 1全国複数拠点と海外(オランダ・英国・ベトナム)の流通ネットワークにより、安定かつ柔軟な原料調達体制を競合中小業者との差別化軸としている。
- 2高度な物理選別設備とリサイクルエンジニアリングの専門性により、資源化困難物の高付加価値化(焼却灰からの金銀滓回収等)を実現できる。
- 3リチウムイオン電池リサイクル事業で茨城工場を本格稼働させ、EV普及に伴う需要増をいち早く取り込む先行者優位を構築しつつある。
- 4廃棄物処理法・建設業法等の複数許認可と20年超のノウハウが参入障壁となり、地域密着型の中小競合との競争を回避できている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ROEを中長期の定量目標に設定し、中期経営計画を取り下げたうえで単年度ごとの利益計画を公表・達成する実行重視の経営に転換する。
- 2リチウムイオン電池リサイクル事業へ積極的に設備投資を継続し、国内シェア拡大とクローズドループの構築によりGX中核事業に育成する。
- 3焼却灰からの金銀滓回収・ポリマーCE(廃プラ・廃ゴムの再生素材製造)の2事業を重要戦略事業として都市鉱山の高付加価値化モデルを確立する。
- 4金属資源循環4社・ポリマー資源循環2社の統合によるグループ再編を進め、機能連携強化と固定費最適化で収益構造を改善する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高は491億円(前期比6.0%減)、営業利益は10億円(前期比31.0%減)で、鉄スクラップ価格の急落と人件費増が主因である。
純利益は12億円(前期比118.7%増)と大幅増益となったが、これは税負担の変動等によるもので、本業の回復を意味しない点に注意が必要である。
リチウムイオン電池リサイクル事業は茨城工場の本格稼働で生産数量が拡大し、売上高1,693百万円(前期比7.8%増)・セグメント利益も増益を達成した。
自己株式を788百万円取得する一方、5か年の中期経営計画を取り下げてROE重視の単年度計画方式へ移行するなど経営方針の大幅転換を実施した。
02
業績推移
売上高
491億円▼6.0%FY25
営業利益
9.7億円▼31.1%FY25
純利益
11.8億円▲119.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 363 | 339 | 409 | 573 | 492 | 522 | 491 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 33.4 | 15.4 | 14.1 | 9.7 |
| 経常利益 | 11.4 | 9.3 | 25.1 | 41.7 | 19.0 | 17.8 | 12.2 |
| 純利益 | 7.9 | 6.0 | 14.9 | 31.1 | 12.4 | 5.4 | 11.8 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 198 | 259 | 265 | 290 | 337 | 338 | 313 |
| 純資産 (自己資本) | 116 | 120 | 133 | 162 | 168 | 170 | 173 |
| 自己資本比率 (%) | 58.5 | 46.4 | 50.2 | 56.0 | 49.9 | 50.4 | 55.3 |
| 現金及び預金 | 27.1 | 102 | 71.2 | 89.1 | 72.5 | 67.7 | 68.6 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | ▲0.9 | 26.3 | ▲2.5 | 38.7 | 23.3 | 29.4 | 34.7 |
| 投資CF | ▲6.0 | ▲10.0 | ▲0.2 | ▲14.0 | ▲38.4 | ▲15.6 | ▲13.3 |
| 財務CF | ▲14.4 | 59.0 | ▲28.7 | ▲7.6 | ▲0.9 | ▲19.3 | ▲20.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
39.19
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.0%
自己資本利益率
ROA
3.8%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比
GlobalTradingBusiness0.0兆63.8%
LithiumIonBatteriesRecyclingBusiness0.0兆2.2%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.9%
ResourceCirculationBusiness0.0兆33.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
63人
平均年齢
39.0歳
平均勤続
6.0年
単体 平均年収
777万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
15.00円+9
配当性向
141.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
10
FY21
25
FY22
25
FY23
14
FY24
6
FY25
15
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。