株
株式会社大紀アルミニウム工業所
カブシキカイシャダイキアルミニウムコウギョウショ上場非鉄金属5702EDINET: E01318DAIKI ALUMINIUM INDUSTRY CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 非鉄金属
売上高 (FY25)
2998億円
14.13%営業利益 (FY25)
48.3億円
4.65%経常利益 (FY25)
37.5億円
10.03%純利益 (FY25)
7.0億円
78.45%総資産
1633億円
17.75%自己資本比率
45.1%
—ROE
1.0%
3.71%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
大紀アルミニウム工業所は、アルミスクラップを再溶解して自動車部品向けアルミニウム二次合金地金を製造・販売するリサイクル合金メーカーである。売上の約99%をアルミニウム二次合金セグメントが占め、国内のほかタイ・マレーシア・インドネシア・インドに生産拠点を持つグローバル展開を行っている。FY2025は売上高2,998億円と前期比14.1%増を達成したが、収益面ではスクラップ(原料)価格の高止まりで海外子会社のスプレッドが縮小し、経常利益は37億円(同10.0%減)、純利益は7億円(同78.5%減)と大幅に落ち込んだ。インド子会社での固定資産減損損失14億円の特別損失計上も利益を圧迫した。中期経営計画「2024-2026」ではHEV・EV向けリサイクル合金の開発・供給や高度循環型社会への対応、CO2排出量の2030年比30%削減(Scope1-3)を掲げており、アルミリサイクルの社会的要請を追い風にする一方、原料市況・自動車需要・トランプ政権の関税政策という三重のリスクを抱える構造は短期的な収益安定性に課題を残す。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: アルミニウム二次合金地金の製造・販売が売上の約98.7%を占め、残りをトレーディング等の「その他」が補完する。
- 2顧客: 自動車メーカーおよびその一次サプライヤーが主要販売先であり、国内外の自動車生産動向に連動する。
- 3価値提案: スクラップを原料とするリサイクル合金の供給により、顧客の環境対応ニーズとコスト削減を同時に実現する。
- 4地域構成: 国内拠点に加えタイ・マレーシア・インドネシア・インドの4カ国に現地法人を展開し、アジア需要を取り込む。
Risks · リスク要因
- 1自動車業界への集中リスク: 売上の大半が自動車関連向けであり、メーカーの認証不正・リコール・生産調整が業績に直結する脆弱性がある。
- 2スクラップ価格・スプレッド変動リスク: LME連動の原料価格高止まりで海外子会社のスプレッドが縮小し、FY2025の純利益が前期比78.5%減となった。
- 3海外事業リスク: タイ・インドネシアの家計債務増加に伴う自動車ローン厳格化やトランプ政権の関税政策により、海外販売が圧迫される恐れがある。
- 4固定資産減損リスク: インド子会社で14億円の減損を計上した実績があり、海外拠点の収益悪化が追加減損を招く可能性を排除できない。
Strengths · 強み
- 1国内アルミ二次合金最大手の地位: 年間販売47.5万トンの規模を背景に、調達・生産コストで競合を上回る規模の経済を持つ。
- 2リサイクル技術の蓄積: スクラップ選別精度向上と水平リサイクルシステムの構築により、原料品質管理で差別化を図っている。
- 3アジア4カ国の生産拠点網: タイ・マレーシア・インドネシア・インドの現地法人が成長市場での供給を支え、顧客の海外展開に追随できる。
- 4EV・HEV対応合金の開発力: バッテリー式EVおよびHEV向けリサイクル合金の開発に注力し、電動化トレンドを事業機会として捉えている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画「2024-2026」: HEV・EV・燃料電池車向けリサイクル合金の開発・供給を最優先投資領域と位置づけ、成長分野へ経営資源を集中する。
- 22030年CO2削減目標: Scope1・2・3合計でCO2排出量を2030年までに30%削減し、脱炭素規制を競争優位に転換する。
- 3高度循環型社会対応: 水平リサイクルシステムの構築とスクラップ選別技術の高度化により、原料調達コスト低減と品質安定を同時に追求する。
- 4財務規律の強化: 資本コストを上回るROEの維持・PBR向上を目標指標に掲げ、配当性向30%・DOE3%程度の安定還元方針を継続する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025の業績: 売上高2,998億円(前期比+14.1%)と増収ながら、純利益7億円(同▲78.5%)と収益性が大幅に悪化した。
インド子会社の減損: ダイキアルミニウム インダストリー インディアで固定資産減損損失14億5,400万円を特別損失に計上し、ROEは1.0%まで低下した。
自動車市場の波乱: 国内では自動車メーカーの認証不正・リコール問題で上期生産が停滞し、タイ・インドネシアは自動車ローン審査厳格化で台数が前年比大幅減となった。
自己株式取得の実施: FY2025中に自己株式を10億4,900万円取得し、株主還元を強化する一方、キャッシュフローは営業CFが100億円の流出に転じた。
02
業績推移
売上高
2,998億円▲14.1%FY25
営業利益
48.3億円▲4.7%FY25
純利益
7億円▼78.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1967 | 1591 | 1392 | 2361 | 2730 | 2627 | 2998 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 204 | 137 | 46.2 | 48.3 |
| 経常利益 | 71.3 | 77.2 | 90.5 | 207 | 139 | 41.7 | 37.5 |
| 純利益 | 50.6 | 55.9 | 61.4 | 149 | 97.3 | 32.4 | 7.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 908 | 832 | 976 | 1416 | 1332 | 1387 | 1633 |
| 純資産 (自己資本) | 345 | 387 | 438 | 585 | 684 | 721 | 737 |
| 自己資本比率 (%) | 38.0 | 46.5 | 44.9 | 41.3 | 51.3 | 52.0 | 45.1 |
| 現金及び預金 | 52.4 | 91.8 | 57.0 | 47.8 | 48.7 | 62.9 | 72.4 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 121 | 202 | ▲45.2 | ▲156 | 262 | 28.0 | ▲100 |
| 投資CF | ▲45.6 | ▲59.3 | ▲49.7 | ▲34.2 | ▲45.8 | ▲36.4 | ▲42.0 |
| 財務CF | ▲77.7 | ▲111 | 62.2 | 179 | ▲217 | 22.2 | 146 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
17.48
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
1.0%
自己資本利益率
ROA
0.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆1.8%0.00兆7.3%
SecondaryAluminumAlloys0.3兆98.2%0.00兆1.5%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
326人
平均年齢
43.0歳
平均勤続
15.3年
単体 平均年収
714万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
80.00円
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
37
FY21
38
FY22
85
FY23
100
FY24
80
FY25
80
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。