日
日本精鉱株式会社
ニホンセイコウカブシキガイシャ上場非鉄金属5729EDINET: E00026NIHON SEIKO CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 非鉄金属
売上高 (FY25)
252億円
61.52%営業利益 (FY25)
36.0億円
433.83%経常利益 (FY25)
35.3億円
400.14%純利益 (FY25)
24.6億円
388.27%総資産
209億円
31.90%自己資本比率
57.0%
—ROE
22.7%
17.40%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日本精鉱は、難燃剤原料となる三酸化アンチモンを中心としたアンチモン事業(売上比63%)と、MLCC・インダクタ等の電子部品向け金属粉末を製造する金属粉末事業(同37%)の2セグメントを擁する素材メーカーである。FY2025は中国当局によるアンチモン関連品目の輸出管理強化(2024年9月施行)を受けて原料地金が逼迫・価格高騰し、アンチモン事業の売上高が前年比91%増、セグメント利益は約10.5倍となる3,059百万円に急伸した。この結果、連結売上高は252億円(前年比61.5%増)、営業利益は36億円(同433%増)、ROEは22.7%と、3カ年中期経営計画の最終年度目標を大幅に超過達成した。一方で新中期経営戦略(2025〜2028年)では3年平均営業利益30億円以上・ROE10%以上を目標に掲げ、原料調達先の多様化、電子部品向け金属粉末の増産、電池材料向け新製品開発などを軸に安定的な成長基盤の構築を目指している。中国規制による需給タイト化が追い風である一方、規制緩和や競合品の流入は収益の下振れリスクとなる点が投資家の注目ポイントである。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: アンチモン事業が売上の63%、金属粉末事業が37%を占め、素材製造・販売が収益の柱である。
- 2顧客: 難燃剤・電子部品・自動車部品メーカーなど多様な産業向けに国内外へ素材を供給している。
- 3価値提案: 中国依存脱却ニーズに対応したアンチモン安定調達網と、独自水アトマイズ法による高機能金属粉末で差別化している。
- 4コスト構造: 輸入原料地金(ドル建て)が最大コスト要因であり、為替・相場変動が損益に直結する構造である。
Risks · リスク要因
- 1原料調達リスク: アンチモン地金は中国が主要産地であり、輸出規制継続・強化により調達不足や価格高騰が収益を大きく左右する。
- 2価格・為替変動リスク: 原料地金はドル建て輸入のため円安進行時にコストが膨らみ、相場反落時には在庫評価損が発生し得る。
- 3競合品流入リスク: 欧州製アンチモン製品の輸入増加が進んでおり、中国規制緩和時には市場価格の急落と競争激化が想定される。
- 4特化則・環境規制リスク: 三酸化アンチモンは特定化学物質障害予防規則の管理第2類物質に指定され、顧客離れや対応コスト増の可能性がある。
Strengths · 強み
- 1調達網の多様化: 中国以外の産地からアンチモン地金をグローバル調達する体制を構築し、輸出規制下でも安定供給を維持している。
- 2規制の恩恵: 中国のアンチモン輸出管理強化により三酸化アンチモンの国内需給が逼迫し、価格優位性と需要が拡大している。
- 3金属粉末の技術力: 独自の水アトマイズ技術でMLCC・インダクタ向け微細粉末を製造し、つくば工場増設で生産能力を拡充している。
- 4高ROEの収益体質: FY2025のROEは22.7%と自己資本効率が高く、前中期計画の営業利益・ROE目標をいずれも大幅超過達成している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1新中期経営戦略(2025〜2028年): 3年平均連結営業利益30億円以上・ROE10%以上を目標に、挑戦と変革をテーマに掲げている。
- 2アンチモン事業の強化: 原料供給元の多様化推進、生産プロセスのDX・省人化による原価低減、2025年4月新設の技術開発部で電池材料向け金属硫化物などの新製品開発を加速する。
- 3金属粉末事業の拡大: つくば工場で増設した鉄系合金粉ラインを本格稼働し、MLCC・インダクタ向け微細粉末・アモルファス合金粉末などの高機能製品の販売を拡大する。
- 4長期ビジョン: 創立100周年となる2035年に向け、最適な事業ポートフォリオ構築と新規事業創出、人的資本充実・ESG強化を並行推進する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高252億円(前年比+61.5%)、営業利益36億円(同+433%)、純利益25億円と過去最高水準を達成し、ROEは22.7%に達した。
アンチモン急騰: 2024年9月の中国によるアンチモン輸出管理実施後、原料地金供給が逼迫し、アンチモン事業の売上高は前年比91%増の158億円となった。
金属粉末事業の増産: 日本アトマイズ加工つくば工場で工場棟を増築し、鉄系合金粉の生産能力増強が完了、FY2025の同事業売上高は前年比28%増の93億円に拡大した。
中期計画の超過達成と新戦略始動: 前中期計画(営業利益24億円目標)を大幅超過し、2025年4月より新3カ年中期経営戦略と技術開発部を新設して次の成長フェーズに移行した。
02
業績推移
売上高
252億円▲61.5%FY25
営業利益
36億円▲433.8%FY25
純利益
24.6億円▲388.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 141 | 109 | 112 | 171 | 159 | 156 | 252 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 21.9 | 8.0 | 6.7 | 36.0 |
| 経常利益 | 12.2 | 4.3 | 12.1 | 22.5 | 7.9 | 7.1 | 35.3 |
| 純利益 | 8.3 | 2.9 | 8.1 | 15.4 | 4.8 | 5.0 | 24.6 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 117 | 108 | 122 | 148 | 140 | 159 | 209 |
| 純資産 (自己資本) | 72.1 | 72.9 | 79.7 | 93.0 | 94.1 | 97.0 | 119 |
| 自己資本比率 (%) | 61.3 | 67.6 | 65.2 | 62.7 | 67.4 | 61.1 | 57.0 |
| 現金及び預金 | 27.3 | 29.1 | 35.0 | 30.9 | 22.8 | 30.2 | 21.3 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 11.1 | 14.5 | 13.9 | 3.9 | 1.8 | 15.5 | ▲9.2 |
| 投資CF | ▲5.7 | ▲6.6 | ▲4.9 | ▲6.4 | ▲7.4 | ▲15.7 | ▲6.3 |
| 財務CF | ▲4.0 | ▲6.2 | ▲3.2 | ▲1.6 | ▲2.5 | 7.7 | 6.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
1004.01
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
22.7%
自己資本利益率
ROA
11.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AntimonyProducts0.0兆62.8%0.00兆19.4%
AtomizedMetalPowders0.0兆37.1%0.00兆5.4%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.1%0.00兆13.9%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
84人
平均年齢
44.9歳
平均勤続
17.8年
単体 平均年収
572万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
260.00円+140
配当性向
22.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
113
FY21
90
FY22
190
FY23
180
FY24
120
FY25
260
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。