エ
エヌアイシ・オートテック株式会社
エヌアイシオートテックカブシキガイシャ上場非鉄金属5742EDINET: E01331NIC Autotec,Inc.
決算期: 03月期
業種: 非鉄金属
売上高 (FY25)
66.5億円
36.97%営業利益 (FY25)
2.3億円
148.54%経常利益 (FY25)
2.2億円
146.27%純利益 (FY25)
2.1億円
135.33%総資産
73.7億円
5.98%自己資本比率
46.5%
—ROE
6.2%
6.20%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
エヌアイシ・オートテック株式会社は、1986年から産業用アルミフレームを手掛ける富山県発祥のFA装置専業メーカーである。主力の「アルファフレームシステム」に設計支援サービス「カクチャ」や「マーキングシステム」を組み合わせ、製造業の自動化・省人化需要を取り込むビジネスモデルを展開している。売上構成はFA部門が約82%、商事部門が約18%で、キヤノン向け売上が全体の23%、ダイドー向けが12.8%と上位2社への依存度が高い点が特徴である。 FY2025(2025年3月期)は売上高66億円(前期比37%増)となり、前期の大幅赤字(当期純損失6億円)から当期純利益2億円へとV字回復を果たした。半導体・FPD製造装置関連の設備投資回復と車載電池向け大型構造物受注の継続が回復を牽引した。中期経営計画(2025-2027年度)ではFY2027に売上高75億円・営業利益率4%・ROE 5.4%を目標とし、最終的にはROE 15%以上・EPS 140円以上を目指す。ただし売上高は2019年の87億円をいまだ下回っており、特定顧客依存・アルミ原材料コスト変動・地政学リスクなど克服すべき課題も残る。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: FA部門(売上54億円、82%)でアルミフレームシステムと装置品を製造・販売し、商事部門(12億円、18%)が補完する。
- 2顧客: 半導体・FPD・自動車・工作機械など幅広い製造業向けに供給し、キヤノン23%・ダイドー12.8%が主要顧客である。
- 3価値提案: 「カクチャ」設計支援と「マーキングシステム」省人化ツールを組み合わせ、顧客の設計から組立まで一貫支援するオンリーワン体制を提供する。
- 4コスト構造: アルミ構造部材が主原料で四半期ごとに仕入価格交渉を実施し、富山本社を中核に愛知・埼玉・福岡の複数拠点で生産コストを管理する。
Risks · リスク要因
- 1キヤノン(売上比23%)・ダイドー(12.8%)への高依存度があり、大口顧客の設備投資抑制が発生すれば売上高が過去の2024年実績(49億円)水準まで急落するリスクがある。
- 2アルミニウム地金価格は国際市況に連動し、急騰時に販売価格への転嫁が遅れれば製造原価を直撃するリスクがあり、円安局面での悪化も重なる可能性がある。
- 3タイ王国からの資材調達に依存しており、政治・法制・自然災害・感染症等による供給途絶が生産活動を停滞させ業績に影響を及ぼす可能性がある。
- 4富山市近郊に主要生産施設が集中しており、大規模地震・水害等の自然災害により生産停止が長期化するリスクがあり、完全な代替体制は未整備である。
Strengths · 強み
- 11986年来のアルミフレーム開発実績と独自規格「アルファフレームシステム」により、高剛性・大型構造物分野で代替困難な技術優位性を有する。
- 2「カクチャ」「マーキングシステム」という設計・組立支援サービスがリピート受注を生み出し、単なる素材販売を超えたソリューション収益を実現している。
- 3半導体・FPD・車載電池と複数の成長市場に跨る受注基盤を持ち、FY2025受注高は前期比41.5%増の70億円超と需要回復を確実に取り込んだ。
- 4FY2025に生産体制見直しの成果が表れ、売上総利益が前期比89.6%増の14億円へ急回復し、固定費レバレッジの効きやすい収益構造が確認された。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画(FY2025-2027)でFY2027売上高75億円・営業利益率4.01%・ROE 5.4%を目標とし、FA事業一体化による効率運営を推進する。
- 2将来目標としてROE 15%以上・EPS 140円以上を掲げ、高剛性アルファフレームを活用した大型構造物受注拡大で収益性の抜本的改善を目指す。
- 3半導体・FPD市場の高度化需要に対応するため「アルファフレームシステム」の技術力強化と供給能力拡充に継続投資し、装置メーカーとしての対応力を高める。
- 4管理職女性比率を2027年3月までに15%以上(現状14.7%)へ引き上げるなど人材多様性を強化し、革新・変革を持続できる組織基盤を構築する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高は66億円(前期比37%増)となり、前期の営業損失4.78億円から営業利益2.31億円へV字回復し、当期純利益は2.12億円を計上した。
キヤノン向け売上が前期の6.87億円から15.32億円へ約2.2倍に急増し、売上比率が14.2%から23.0%へ上昇して業績回復を主導した。
FA部門の受注高はFY2025に58億円(前期比44.5%増)となり、受注残高も13億円(前期比40.1%増)と積み上がり、FY2026への売上貢献が期待される。
営業CF 4.1億円・投資CF -0.05億円と設備投資を極小化しつつ財務CF -2.09億円(配当2.23億円支払い)を実現し、期末現金残高は5.98億円へ増加した。
02
業績推移
売上高
66.5億円▲37.0%FY25
営業利益
2.3億円▲148.5%FY25
純利益
2.1億円▲135.3%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 87.2 | 66.2 | 66.5 | 74.3 | 66.6 | 48.5 | 66.5 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 2.6 | -1.4 | -4.8 | 2.3 |
| 経常利益 | 7.5 | 1.8 | 2.2 | 2.7 | -0.9 | -4.8 | 2.2 |
| 純利益 | 4.9 | 1.0 | 1.4 | 2.5 | -1.3 | -6.0 | 2.1 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 82.0 | 74.3 | 81.4 | 87.1 | 79.4 | 69.5 | 73.7 |
| 純資産 (自己資本) | 48.3 | 46.4 | 46.4 | 46.4 | 42.7 | 34.5 | 34.3 |
| 自己資本比率 (%) | 58.9 | 62.5 | 56.9 | 53.3 | 53.8 | 49.6 | 46.5 |
| 現金及び預金 | 6.2 | 6.7 | 14.6 | 6.4 | 4.4 | 4.0 | 6.0 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 6.1 | 3.9 | 11.4 | ▲0.5 | 2.8 | 3.1 | 4.1 |
| 投資CF | ▲2.3 | ▲5.1 | ▲1.6 | ▲11.8 | ▲1.5 | 0.0 | ▲0.1 |
| 財務CF | ▲3.0 | 1.8 | ▲1.9 | 4.0 | ▲3.2 | ▲2.7 | ▲2.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
38.92
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.2%
自己資本利益率
ROA
2.9%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AlphaFrameDepartment0.0兆62.1%▲0.00兆-3.2%
CommercialTradingDepartment0.0兆20.8%0.00兆5.6%
EquipmentDepartment0.0兆17.1%▲0.00兆-6.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
188人
平均年齢
40.6歳
平均勤続
12.0年
単体 平均年収
498万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
61.00円
配当性向
105.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
58
FY21
61
FY22
61
FY23
61
FY24
61
FY25
61
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。