高
高田機工株式会社
タカダキコウカブシキガイシャ上場金属製品5923EDINET: E01373TAKADAKIKO(Steel Construction)CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 金属製品
売上高 (FY25)
185億円
6.30%営業利益 (FY25)
2.4億円
82.57%経常利益 (FY25)
3.6億円
74.97%純利益 (FY25)
3.4億円
61.69%総資産
311億円
3.76%自己資本比率
65.8%
—ROE
1.7%
2.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
高田機工は1932年創業の鋼構造物専業メーカーで、橋梁・鉄構の設計から製作・架設まで一貫して手がける。和歌山工場に生産拠点を集約し、国土交通省向けを中心とした公共工事が主要収益源である。FY2025(2025年3月期)は新設鋼橋の発注量が2年連続で大きく減少したことで完成工事高は185億円(前期比6.3%減)となり、工場稼働率の低下と原価高騰が重なって営業利益は2億円(前期比82.5%減)と急落した。ROEは1.7%と低水準で、中期経営計画「中期経営計画2024」が掲げる目標値(売上高205億円・営業利益10億円・ROE5%以上)との乖離が大きい状況にある。 構造転換策として、橋梁補修・補強を担う保全事業(受注残15.5億円)と独自技術「生研トラス」(受注残7.8億円)を成長の柱に育てる方針を打ち出し、2025年4月には「保全本部」を新設するなど組織再編を進めている。財務面では自己資本比率65.8%と健全な一方、受注残高が180億円を下回るなど先行きへの懸念は強く、FY2026の業績予想も売上高175億円・営業利益2.5億円にとどまる見通しである。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 橋梁事業が売上の約70%、鉄構事業が約29%を占め、国土交通省向け公共工事が主な収入源である。
- 2顧客: 国土交通省が売上の41.7%、大成建設が21.6%と上位2社で6割超を占める高依存構造である。
- 3価値提案: 独自の生研トラス工法と橋梁保全技術を持ち、設計・製作・架設の一貫対応で品質と安全性を提供する。
- 4コスト構造: 鋼材が主要原材料で、和歌山工場への生産集中により固定費比率が高く稼働率変動が収益に直結する。
Risks · リスク要因
- 1公共事業依存: 受注残の7割超が公共鋼橋で、発注量の減少が直接業績を直撃し、FY2025の営業利益は前期比82.5%減に落ち込んだ。
- 2工場集中リスク: 生産拠点が和歌山工場に集中しており、自然災害や事故で機能が停止した場合に代替手段がない。
- 3原材料価格変動: 鋼材価格の高止まりが続き、受注価格への転嫁が困難な場合は完成工事総利益率をさらに押し下げる可能性がある。
- 4人財確保難: 専門技術者・技能者の採用難が継続しており、和歌山工場の生産体制維持と保全事業拡大の両立を阻むリスクがある。
Strengths · 強み
- 1独自工法: 生研トラスは競合他社が持たない自社開発技術で、FY2025受注残に7.8億円を確保し差別化を実現している。
- 2一貫体制: 設計・製作・架設を内製化する一気通貫の対応力が、複雑な公共案件での信頼獲得につながっている。
- 3財務健全性: 自己資本比率65.8%と無借入ベースは高水準で、長期借入金30億円を固定化し金利上昇リスクに備えた。
- 4保全事業への転換: 橋梁老朽化で市場拡大が見込まれる保全分野に受注残15.5億円を積み上げ、収益多様化を進めている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1保全事業の拡大: 2025年4月に「保全本部」を設置し、橋梁補修・補強市場への経営資源集中で中期計画期間中の売上補完を図る。
- 2財務目標: 「中期経営計画2024」(2024-2027年)で売上高205億円・営業利益10億円・ROE5%以上を最終年度2027年3月に目指す。
- 33ヶ年投資計画: 事業投資15億円・成長投資15億円・人財投資10億円の計40億円を2027年3月までに投下する計画である。
- 4DXと工場最適化: FY2026最優先課題として和歌山工場の生産体制見直しと全社DX・自動化推進を進め、採算性を改善する。
Recent Highlights · 直近の動向
業績急落: FY2025の営業利益は2億円(前期比82.5%減)、経常利益4億円(同74.9%減)と橋梁工場の稼働率低下と原価高騰が直撃した。
受注残高の悪化: FY2025末の受注残高は約180億円を下回り、前期比19.4%減と大きく後退し、FY2026の売上高予想は175億円にとどまる。
株主還元の実施: 下限配当50円を維持しつつ自社株取得3.5億円を実施し、総還元性向190.0%・配当性向86.4%と積極還元を継続した。
長期資金調達: FY2025に固定長期借入金30億円を新規設定し、金利上昇局面に備えるとともに資金繰りの安定化を図った。
02
業績推移
売上高
185億円▼6.3%FY25
営業利益
2.4億円▼82.6%FY25
純利益
3.4億円▼61.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 185 | 176 | 152 | 157 | 160 | 197 | 185 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 7.6 | 3.8 | 13.5 | 2.4 |
| 経常利益 | 10.5 | 11.3 | 9.6 | 9.4 | 4.9 | 14.4 | 3.6 |
| 純利益 | 8.8 | 7.7 | 4.9 | 7.5 | 3.4 | 9.0 | 3.4 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 259 | 248 | 266 | 245 | 273 | 300 | 311 |
| 純資産 (自己資本) | 180 | 179 | 188 | 190 | 191 | 209 | 205 |
| 自己資本比率 (%) | 69.5 | 72.2 | 70.7 | 77.6 | 70.0 | 69.7 | 65.8 |
| 現金及び預金 | 35.6 | 55.3 | 37.1 | 36.7 | 28.9 | 21.4 | 22.9 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 22.1 | 28.4 | ▲18.3 | 14.3 | ▲21.3 | ▲0.7 | ▲5.5 |
| 投資CF | ▲2.1 | ▲0.7 | ▲1.9 | ▲8.3 | ▲11.2 | ▲1.7 | ▲3.9 |
| 財務CF | ▲11.8 | ▲8.0 | 2.0 | ▲6.4 | 24.7 | ▲5.0 | 10.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
56.81
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
1.7%
自己資本利益率
ROA
1.1%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
338人
平均年齢
46.0歳
平均勤続
18.0年
単体 平均年収
661万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
175.00円-25
配当性向
86.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
130
FY21
130
FY22
140
FY23
150
FY24
200
FY25
175
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。