日
日東精工株式会社
ニットウセイコウカブシキガイシャ上場金属製品5957EDINET: E02296NITTO SEIKO CO.,LTD.
決算期: 12月期
業種: 金属製品
売上高 (FY25)
502億円
6.73%営業利益 (FY25)
34.3億円
3.16%経常利益 (FY25)
34.1億円
4.62%純利益 (FY25)
21.5億円
2.18%総資産
577億円
3.72%自己資本比率
71.1%
—ROE
6.1%
0.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日東精工は京都府綾部市に本社を置くファスナー(精密ねじ等)・産業機械・制御機器・メディカルの4事業を展開するモノづくりソリューショングループである。FY2025売上高は502億円(前期比+6.7%)と過去最高圏を更新したが、営業利益34億円(営業利益率6.8%)にとどまり、中期経営計画「Mission G-second」の目標(売上600億円・営業利益51.6億円)を大きく下回った。成長を牽引するファスナー事業は売上371億円・営業利益23億円と前期比+38.8%の大幅増益を達成し、ADAS・データセンター・ゲーム機向け精密ねじや「アクローズ」「ジョイスタッド」等の高付加価値製品が寄与した。一方、産機事業は米国関税の影響と設備投資延期で売上63億円(同-5.5%)・営業利益7.6億円(同-33.4%)と不振が続いた。2026年度からは新中計「Mission G-final」をスタートし、2028年度営業利益60億円を最終目標に、ポートフォリオ改革・環境ソリューション事業化・高効率投資への集中という4戦略を推進する方針である。ROE6.1%、ROIC6.1%はいずれも資本コストを意識した目標値を下回っており、収益性・資本効率の改善が最大の経営課題となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ファスナー事業(精密ねじ等)が売上の73.9%・営業利益の65.2%を占め、産機・制御が補完する構造である。
- 2顧客: 自動車・データセンター・家電・住宅・医療など多業界に向け、BtoBで部品・装置・検査機器を供給している。
- 3価値提案: ADAS・EV・データセンター向け高付加価値品と有機溶剤リサイクル等の環境ソリューションで差別化を図っている。
- 4地域構成: 国内主体にアジア(タイ・インド等)・北米・欧州へ展開し、インドVULCANグループの子会社化で海外比率拡大中である。
Risks · リスク要因
- 1需要集中リスク: 売上の約74%を占めるファスナー事業は自動車関連依存が高く、CASE投資の延期や自動車生産減少が業績に直撃する。
- 2米国関税・貿易摩擦: 関税引き上げが産機事業の北米向け受注を直撃し、FY2025産機受注高は前期比70.8%と急減した実績がある。
- 3原材料・エネルギーコスト高騰: 鉄鋼等原材料とエネルギー費の高止まりが製造原価を押し上げ、利益率圧迫が続くリスクがある。
- 4M&Aのれん減損リスク: インドVULCANグループ子会社化(取得額約15.7億円)等のM&Aで想定シナジー未達時にのれん減損が発生する可能性がある。
Strengths · 強み
- 1ファスナー技術の深度: 異種金属接合「アクローズ」や「ジョイスタッド」など独自製品がADAS・EV向けで採用され、代替困難な技術優位を持つ。
- 2垂直統合型モノづくり: ねじ製造から自動締め機・検査装置まで一貫供給できるグループ総合力が顧客囲い込みにつながっている。
- 3環境対応の先行: CO2排出量を2019年度比20.5%削減し目標12%を大幅超過、PFAS分解・有機溶剤リサイクルで新規事業化を先行している。
- 4財務健全性: 純資産410億円・自己資本比率約71%と無借金に近い財務基盤を維持し、M&AやR&D投資の機動性を確保している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1Mission G-final(2026-2028年): 最終目標として2028年度営業利益60億円を掲げ、収益性・資本効率改善を最優先に4戦略を推進する。
- 2ポートフォリオ改革: 不採算領域の整理と高付加価値品へのラインアップ集中を進め、デジタル化・自動化投資で利幅を高める計画である。
- 3環境ソリューション事業化: 有機溶剤リサイクル装置・PFAS分解技術の産学連携を事業化フェーズへ移行し、新収益源を2028年までに確立する。
- 4グローバル展開加速: 欧州販売網のCE規格対応強化とインド自動化需要の取り込みにより、海外売上比率を現状から引き上げる目標を持つ。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025増収増益達成: 売上高502億円(+6.7%)・営業利益34億円(+3.2%)と過去最高圏だが、中計目標の売上600億円・営業51.6億円に対し大幅未達となった。
ファスナー事業の好調: データセンター・ゲーム機・ADAS向け精密ねじが牽引し、ファスナー営業利益は前期比+38.8%の約22.7億円と全社利益の主役を担った。
インドVULCANグループ子会社化: 約15.7億円を投じてインドのファスナーメーカーを連結化し、急拡大するインド自動化市場への足がかりを構築した。
新中計「Mission G-final」始動: 2026年度を「改革の年」と位置付け、ROE・ROIC目標を再設定し、2028年度営業利益60億円の達成に向けた計画を正式発表した。
02
業績推移
売上高
502億円▲6.7%FY25
営業利益
34.3億円▲3.2%FY25
純利益
21.5億円▼2.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 349 | 329 | 405 | 440 | 447 | 471 | 502 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 29.3 | 26.1 | 33.3 | 34.3 |
| 経常利益 | 28.5 | 14.2 | 34.9 | 32.4 | 28.3 | 35.7 | 34.1 |
| 純利益 | 19.4 | 7.6 | 22.0 | 18.3 | 17.4 | 22.0 | 21.5 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 460 | 462 | 509 | 534 | 533 | 556 | 577 |
| 純資産 (自己資本) | 296 | 299 | 327 | 345 | 364 | 386 | 410 |
| 自己資本比率 (%) | 64.4 | 64.6 | 64.2 | 64.6 | 68.2 | 69.4 | 71.1 |
| 現金及び預金 | 90.1 | 83.0 | 104 | 83.1 | 80.3 | 96.1 | 94.3 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 26.3 | 33.7 | 36.5 | 10.0 | 31.5 | 37.1 | 29.3 |
| 投資CF | 4.8 | ▲31.6 | ▲9.9 | ▲19.9 | ▲11.9 | ▲9.0 | ▲27.3 |
| 財務CF | ▲6.7 | ▲8.7 | ▲7.0 | ▲13.0 | ▲20.8 | ▲14.3 | ▲4.2 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
59.34
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.1%
自己資本利益率
ROA
3.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
ControlSystem0.0兆13.4%0.00兆7.5%
Fastener0.0兆73.9%0.00兆6.1%
Machinery0.0兆12.5%0.00兆12.1%
Medical0.0兆0.3%▲0.00兆-71.2%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
519人
平均年齢
42.3歳
平均勤続
19.8年
単体 平均年収
577万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
33.00円+4
配当性向
40.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
13
FY21
24
FY22
24
FY23
27
FY24
29
FY25
33
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。