東
東京製綱株式会社
トウキョウセイコウカブシキガイシャ上場金属製品5981EDINET: E01378TOKYO ROPE MFG. CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 金属製品
売上高 (FY25)
629億円
2.12%営業利益 (FY25)
35.9億円
8.10%経常利益 (FY25)
38.8億円
18.47%純利益 (FY25)
32.5億円
59.17%総資産
874億円
1.78%自己資本比率
42.0%
—ROE
9.1%
2.90%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
東京製綱は1887年創業、ワイヤロープ・ワイヤ・繊維ロープおよびその派生製品を製造・販売する国内最大手の鋼索メーカーである。事業は鋼索鋼線・スチールコード・開発製品・産業機械・エネルギー不動産の5セグメントで構成され、建設・タイヤ・インフラ・エネルギー等の幅広い産業に製品を供給している。長期ビジョンとして「トータル・ケーブル・テクノロジー」の追求を掲げ、カーボンファイバー等の異素材開発やロープ診断技術等のソフト領域にも事業を拡張している。FY2025は売上高629億円(前期比2.1%減)、営業利益36億円(同8.1%減)と減収減益となったが、特別損失の縮小により純利益は32億円(同59.2%増)と大幅増となった。収益悪化の主因はスチールコード関連の販売量意図的削減(売上26.3%減)と物価上昇への価格転嫁ラグである。2024年5月策定の中期経営計画「TCTRX」では2027年3月期に売上高680億円・営業利益45億円・ROE8.4%以上・総還元性向40%以上を目標に掲げており、重点育成事業への経営資源集中と既存事業の競争力強化を同時に推進している。米国関税政策に伴うサプライチェーン混乱など外部不確実性は高まっているが、国内インフラ需要と設備投資拡大が追い風となり得る局面にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 鋼索鋼線関連が売上の46%を占め、開発製品関連28%・エネルギー不動産関連11%が続く5セグメント体制である。
- 2顧客: 建設・タイヤ・エネルギー・インフラ等の国内外産業界に対しワイヤロープ等を幅広く供給している。
- 3価値提案: 137年の製造知見を基盤にケーブル診断技術や繊維ロープ等の高付加価値製品・ソリューションを提供している。
- 4コスト構造: 線材・亜鉛等の鋼材系原材料が原価の大宗を占め、原料炭・鉄鉱石の市況変動が利益率に直接影響する。
Risks · リスク要因
- 1原材料価格と価格転嫁ラグ: 線材・鋼材価格の高騰に対し製品価格改定が遅行するタイムラグが常態化し、FY2025も営業利益を8.1%押し下げた主因となっている。
- 2スチールコード需要低迷: タイヤ向けスチールコード関連売上がFY2025に26.3%減と大幅落込み、収益性改善優先で販売量を絞る構造的な縮小局面が続いている。
- 3米国関税政策・海外拠点リスク: 米国・ベトナム拠点を持つ中、関税政策変更によるサプライチェーン混乱が生産コストや受注に波及するリスクが顕在化している。
- 4固定資産の減損リスク: 多額の固定資産を保有し、FY2025も172百万円の減損損失を計上した実績があり、環境悪化時の追加損失計上が財務を圧迫する可能性がある。
Strengths · 強み
- 1国内首位の鋼索ブランド: 創業137年の技術蓄積と国内最大手の市場地位により、橋梁・エレベーター等の社会インフラ分野で代替困難な指名需要を持つ。
- 2多角的なケーブル技術基盤: スチールから繊維・カーボンファイバーまで異素材対応が可能で、競合が追随しにくいトータルソリューション提供力を有する。
- 3エンジニアリング+診断のソフト付加価値: ロープ診断技術等のサービス事業を展開し、製品販売に留まらない継続的な収益機会を確保している。
- 4財務の健全化進展: D/Eレシオ0.5未満を中計目標に据え、自己資本比率の改善と総還元性向40%以上の両立を目指す財務規律を維持している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中計「TCTRX」の2027年目標: 売上高680億円・営業利益45億円・EBITDA65億円・EPS200円以上を2027年3月期に達成し、創業140周年を節目に収益力を高める。
- 2重点育成事業への資源集中: 将来の収益柱となる開発製品・エネルギー関連等の重点育成事業に経営資源を優先投入し、既存事業との収益バランスを改善する。
- 3価格改定と操業コスト削減の同時推進: 物価上昇への製品価格改定を継続するとともに操業コスト低減施策を実行し、FY2026営業利益40億円への回復を目指す。
- 4株主還元強化と財務規律の両立: 総還元性向40%以上・D/Eレシオ0.5未満を目標に掲げ、配当・自己株取得と財務健全化を並行して推進する方針を維持する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高629億円(前期比2.1%減)、営業利益36億円(同8.1%減)と減収減益だが、純利益は32億円と前期比59.2%増の大幅改善を達成した。
スチールコード関連の収益転換: 収益性改善を最優先に販売量を意図的に圧縮した結果、売上が26.3%減となる一方で損益がほぼ均衡(営業利益1百万円)まで回復した。
中計「TCTRX」始動と投資拡大: 有形固定資産取得等の投資活動CF支出が前期301百万円から1,645百万円へ急拡大し、重点育成事業向けの設備投資が本格化している。
FY2026業績予想: 売上高640億円・営業利益40億円・純利益32億円を見込み、価格改定効果と操業コスト削減により営業利益のV字回復を目指す計画である。
02
業績推移
売上高
629億円▼2.1%FY25
営業利益
35.9億円▼8.1%FY25
純利益
32.5億円▲59.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 640 | 631 | 592 | 638 | 671 | 642 | 629 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 16.2 | 33.1 | 39.0 | 35.9 |
| 経常利益 | 9.1 | 4.5 | 2.1 | 20.2 | 36.5 | 47.5 | 38.8 |
| 純利益 | 1.5 | -24.3 | 4.1 | 13.1 | 37.8 | 20.4 | 32.5 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 846 | 850 | 841 | 837 | 888 | 858 | 874 |
| 純資産 (自己資本) | 242 | 218 | 248 | 261 | 313 | 346 | 367 |
| 自己資本比率 (%) | 28.7 | 25.7 | 29.5 | 31.2 | 35.3 | 40.3 | 42.0 |
| 現金及び預金 | 33.1 | 62.6 | 60.9 | 44.3 | 57.3 | 49.4 | 59.6 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 32.5 | 5.6 | 28.3 | 19.1 | 31.3 | 34.3 | 24.2 |
| 投資CF | ▲40.3 | ▲21.2 | ▲4.0 | ▲15.0 | ▲16.9 | ▲3.0 | ▲16.4 |
| 財務CF | ▲2.7 | 44.6 | ▲26.8 | ▲22.9 | ▲4.0 | ▲39.7 | ▲0.3 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
205.77
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
9.1%
自己資本利益率
ROA
3.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
DevelopmentProductsRelated0.0兆28.2%0.00兆4.3%
EnergyAndRealEstateRelated0.0兆11.1%0.00兆5.3%
IndustrialMachineryRelated0.0兆5.9%0.00兆5.6%
SteelCableAndWireRelated0.0兆46.0%0.00兆7.7%
SteelCodeRelated0.0兆8.8%0.00兆0.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
528人
平均年齢
42.7歳
平均勤続
15.2年
単体 平均年収
642万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当データは準備中です。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。