サ
サンコール株式会社
サンコールカブシキカイシャ上場金属製品5985EDINET: E01402SUNCALL CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 金属製品
売上高 (FY25)
639億円
24.16%営業利益 (FY25)
34.4億円
197.18%経常利益 (FY25)
31.6億円
217.24%純利益 (FY25)
-7.7億円
93.49%総資産
602億円
0.45%自己資本比率
44.2%
—ROE
-2.8%
32.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
サンコール株式会社は「技翔創変」を経営理念とする技術集約型精密金属部品メーカーである。主力は自動車向け精密機能部品(売上構成比59%)であり、エンジン・ミッション系部品から電動車向けバスバー・電流センサーへの転換を推進している。もう一方の柱である電子情報通信分野では、データセンター向けHDDサスペンション(同26%)と光通信用コネクタ・アダプタ(同8%)を手掛け、AI・クラウド投資拡大の恩恵を直接受けている。 FY2025(2025年3月期)は、前期に118億円の純損失と継続企業の疑義注記を招いたHDDサスペンション事業から撤退を決断する一方、データセンター向け需要の急回復により売上高は639億円(前期比+24.2%)に達し、営業利益34億円と黒字転換を果たした。ただし、撤退損・固定資産減損・中国子会社減損・メキシコ過年度税等が重なり純損失は7.7億円と小幅ながら赤字が続いた。2025年5月に公表した中期経営計画2027では2027年度に売上480億円・営業利益率6.3%・ROE6.1%を目標とし、不採算事業の整理と電動化・通信関連成長事業への資源集中を掲げている。財務面ではシンジケートローン設定により資金調達の安定性を確保し、継続企業の疑義は解消済みである。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 自動車関連製品が売上の59%、HDDサスペンション・光通信等の電子情報通信分野が40%を占める二本柱構造である。
- 2顧客: 国内外の自動車メーカーおよびデータセンター・通信機器メーカーに精密金属部品を供給し、海外売上比率は約68%に上る。
- 3価値提案: 材料から製品までの一貫生産と金型内製化により、高精度かつ低コストな精密塑性加工部品を提供している。
- 4コスト構造: 国内6拠点・海外12拠点を持つ多拠点製造体制で、特殊鋼等の原材料費と設備償却費(減価償却25億円)が主要コストである。
Risks · リスク要因
- 1自動車電動化による主力事業縮小: 売上59%を占めるエンジン・ミッション系部品は2030年以降の市場縮小が見込まれ、代替収益の確保が急務である。
- 2為替リスク: 海外売上比率約68%のもとで円高進行やドル・人民元変動が収益を直撃し、FY2025も為替差損が発生して経常利益を圧迫した。
- 3訴訟・撤退損リスク: HDD事業訴訟は和解済みながら、撤退損・固定資産減損等の特別損失が純損失の主因となり、類似リスクが残存する。
- 4原材料価格変動: 主要材料である特殊鋼の市況高騰がコスト増に直結し、売価転嫁が遅延した場合に利益率を大幅に圧迫するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1一貫生産体制: 材料調達から金型内製・量産まで自社完結することで品質管理と原価競争力を同時に確保している。
- 2精密塑性加工技術: 独自技術を自動車・通信・医療等に横展開できる汎用性があり、新規事業への参入障壁として機能している。
- 3通信関連の急成長: 光通信コネクタ・アダプタの売上がFY2025に前期比242%増の49億円となり、AI投資需要の恩恵を直接享受している。
- 4グローバル生産網: 北米・中国・東南アジア・欧州に拠点を持ち、顧客の現地調達ニーズに対応できる多地域展開体制を有する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画2027の目標達成: 2027年度に売上480億円・営業利益率6.3%・ROE6.1%を掲げ、収益性重視へポートフォリオを転換する。
- 2電動化対応製品の拡販: バスバー・シャントバスバー・電流センサーの開発と量産体制を拡大し、欧州・中国・米国での電動車向け売上を伸ばす。
- 3通信関連の生産能力増強: データセンター・5G向け光通信コネクタでタイムリーな設備投資を実施し、成長需要を確実に取り込む。
- 4不採算事業の撤退と財務健全化: HDD事業撤退を完遂しつつ、資本コストを上回る投資基準を徹底してROEを改善し財務基盤を安定させる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025売上高639億円(前期比+24.2%): 通信関連が前期比242%増の49億円、HDDサスペンションが88.6%増の164億円と急拡大し全体を牽引した。
営業利益34億円で黒字転換: 前期の営業損失35億円から大幅改善し、継続企業の重要な疑義を解消。シンジケートローン契約で資金調達も安定化した。
純損失7.7億円が続く: HDD事業撤退損14億円・中国子会社減損・メキシコ過年度税が重なり黒字化には至らず、ROEは-2.8%にとどまった。
中期経営計画2027を2025年5月発表: 売上480億円・ROE6.1%を最終目標とし、自動車電動化対応と通信関連の2軸で成長戦略を明示した。
02
業績推移
売上高
639億円▲24.2%FY25
営業利益
34.4億円▲197.2%FY25
純利益
-7.7億円▲93.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 458 | 424 | 401 | 474 | 534 | 515 | 639 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 6.5 | 3.0 | -35.4 | 34.4 |
| 経常利益 | 35.6 | 13.4 | -10.0 | 10.2 | 8.5 | -26.9 | 31.6 |
| 純利益 | 23.1 | 11.2 | 0.6 | 9.0 | 5.6 | -118 | -7.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 505 | 509 | 534 | 579 | 637 | 604 | 602 |
| 純資産 (自己資本) | 363 | 359 | 363 | 372 | 380 | 294 | 266 |
| 自己資本比率 (%) | 71.9 | 70.5 | 68.0 | 64.2 | 59.7 | 48.6 | 44.2 |
| 現金及び預金 | 117 | 87.4 | 75.7 | 75.1 | 77.1 | 73.9 | 92.0 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 54.3 | 27.6 | 30.1 | 31.7 | 16.9 | 6.8 | 6.5 |
| 投資CF | ▲33.3 | ▲46.2 | ▲43.6 | ▲48.2 | ▲49.5 | ▲43.2 | 10.0 |
| 財務CF | ▲8.0 | ▲10.9 | 2.5 | 11.5 | 27.8 | 28.8 | ▲2.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Asia0.0兆22.0%0.00兆24.5%
Europe0.0兆0.2%▲0.00兆-3.5%
Japan0.0兆61.4%0.00兆3.4%
NorthAmerica0.0兆16.4%▲0.00兆-6.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
658人
平均年齢
40.9歳
平均勤続
16.8年
単体 平均年収
593万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
0.00円-30
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
29
FY21
29
FY22
29
FY23
31
FY24
30
FY25
0
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。