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株式会社 アドバネクス

カブシキガイシャ アドバネクス上場金属製品5998EDINET: E01393
Advanex inc.
決算期: 03月期
業種: 金属製品
売上高 (FY25)
285億円
7.47%
営業利益 (FY25)
11.1億円
203.01%
経常利益 (FY25)
1.7億円
79.47%
純利益 (FY25)
-6.3億円
333.83%
総資産
285億円
0.17%
自己資本比率
28.4%
ROE
-7.7%
11.20%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

アドバネクスは線ばね・板ばね・フォーミング加工・深絞り加工など多様な精密金属加工技術を持ち、自動車・OA機器・医療・航空機向けにグローバルサプライチェーンを構築するTier2メーカーである。国内5拠点・海外15拠点(メキシコ・インドネシア・インド・チェコ等)という中堅製造業としては突出したグローバルネットワークを有し、メガサプライヤーへの追随供給が可能な稀少なポジションを確立している。FY2025(2025年3月期)は売上高285億円(前期比+7.5%)、営業利益11億円(同+203%)と大幅改善したものの、為替差損7.6億円とシンガポール工場閉鎖に伴う特別退職金が響き純損失6.3億円・ROE-7.7%と依然として最終赤字が続いている。自己資本比率は28.4%と目標の30%をやや下回る水準にとどまる。中期経営計画(2025/3期-2027/3期)では2027年3月期に売上290億円・営業利益15億円・ROE7%以上を掲げ、医療向け拡大・コイルスレッド等規格品の寡占市場深耕・不採算拠点の構造改革を三本柱に収益改善を目指している。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 自動車向けが売上の過半を占め、OA機器・医療・航空機向けが残りを構成する多市場型精密金属加工品メーカーである。
  • 2顧客: 自動車Tier1メガサプライヤーや世界的製薬メーカー(メガファーマ)を主要顧客とし、B2B長期契約で安定受注を確保している。
  • 3価値提案: 線ばね・板ばね・深絞りなど複合技術と20拠点のグローバル供給網により、顧客のローカル生産に追随できる地産地消体制を提供する。
  • 4コスト構造: 海外新工場への先行投資による減価償却費(FY2025実績15.3億円)と人件費・電力料の固定費比率が高く、損益分岐点売上高が高水準にある。
Risks · リスク要因
  • 1為替変動リスク: 海外20拠点への投資資産を多通貨で保有するため、円高局面では評価替えによる為替差損が発生しやすく、FY2025も7.6億円の差損が最終赤字の主因となった。
  • 2固定資産の減損リスク: 不採算新工場(シンガポール等)の収益回復が遅れた場合、多拠点に分散する固定資産への減損損失計上が業績・財政状態を大きく悪化させるリスクがある。
  • 3自動車市場の需要変動: 売上の過半を占める自動車向けは中国メーカー台頭・認証不正問題・EV移行加速の影響を受けやすく、主要顧客の生産調整が業績直結につながる。
  • 4原材料・エネルギーコスト高騰: 金属材・電力料・人件費の上昇分を価格転嫁するには顧客交渉のタイムラグがあり、特に欧州では人件費増でFY2025のセグメント利益が34.7%減少した。
Strengths · 強み
  • 1グローバル供給網: 国内5・海外15の計20拠点を持ち、中堅Tier2として自動車メガサプライヤーのグローバル調達に対応できる稀少なポジションを確立している。
  • 2複合加工技術: 線ばね・板ばね・フォーミング・深絞り・インサートモールドを一社で保有し、顧客の設計変更にも柔軟に対応できる技術幅の広さが強みである。
  • 3規格品の寡占市場: コイルスレッドは世界的に競合が少ない寡占市場であり、航空機市場を中心に拡大基調にあるため安定した利益貢献が期待できる。
  • 4医療向け成長ドライバー: 米州セグメントで医療向けが大幅増加しFY2025に黒字転換(+1.9億円)しており、ボラティリティが低い医療市場での収益基盤が育ちつつある。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1中期経営計画目標: 2027年3月期に売上高290億円・営業利益15億円・自己資本比率30%以上・ROE7%以上の達成を目指し、グローバル連携強化・構造改革・注力市場への資源集中を推進する。
  • 2医療・規格品の強化: メガファーマ向け医療ばね事業のグローバル拡大とコイルスレッドの航空機市場深耕を優先し、景気連動性の低い収益源の比率を高める方針である。
  • 3不採算拠点の構造改革: シンガポール工場の売却手続きを進めるほか赤字拠点の固定費削減を推進し、先行投資負担を軽減して2027年3月期のROE目標達成を図る。
  • 4サステナビリティ事業比率の向上: SDGs関連事業(医療・再エネ関連製品等)の売上比率を2027年までに40%以上に高め、ESG対応と成長戦略を一体化させる計画である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025増収増益: 売上285億円(+7.5%)・営業利益11億円(+203%)と大幅改善したが、為替差損7.6億円とシンガポール閉鎖コストにより純損失6.3億円・ROE-7.7%と最終赤字が継続した。
米州セグメント黒字化: アメリカ工場で医療向け生産が急拡大し米州売上が+27.9%の54.1億円となり、前期4.6億円の損失から1.9億円の黒字へと劇的に改善した。
シンガポール工場閉鎖: FY2025にシンガポール工場の閉鎖を決定し特別退職金等が発生、売却交渉も継続中で不採算拠点の構造改革が本格化している段階にある。
マレリとの品質訴訟: 2025年3月26日に控訴提起を開示しており、マレリ社製品の品質問題をめぐる係争が高裁に移行し、訴訟リスクが財務・評判の両面で残存している。
02

業績推移

売上高
285億円7.5%FY25
075150225300FY20FY22FY24
営業利益
11.1億円203.0%FY25
03.87.511.315FY20FY22FY24
純利益
-6.3億円333.8%FY25
02468FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.01.02.03.04.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
050100150200FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高210213195217246265285
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益1.50.63.711.1
経常利益0.71.93.63.65.98.31.7
純利益-1.1-5.96.3-0.80.62.7-6.3
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産227221237252265285285
純資産 (自己資本)60.850.063.269.272.282.980.9
自己資本比率 (%)26.822.626.627.527.329.128.4
現金及び預金28.619.730.925.427.739.841.1
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF12.812.814.19.42.820.55.1
投資CF▲35.9▲22.83.3▲15.6▲16.0▲6.7▲13.0
財務CF16.61.8▲7.5▲1.714.5▲4.59.1
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
自己資本利益率
ROA
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

Americas0.019.0%0.00兆3.6%
Asia0.037.2%0.00兆5.1%
Europe0.011.9%0.00兆4.4%
Japan0.031.9%0.00兆2.5%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
354
平均年齢
43.2
平均勤続
14.1
単体 平均年収
512万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1AAA株式会社0.4百万株10.86%
#2スマート有限会社0.3百万株7.95%
#3ASADA株式会社0.3百万株7.29%
#4加藤雄一ホールディングス株式会社0.3百万株6.82%
#5アーク株式会社0.2百万株4.99%
#6ART株式会社0.2百万株4.87%
#7株式会社三菱UFJ銀行0.2百万株4.03%
#8エース株式会社0.1百万株3.46%
#9株式会社アサダ0.1百万株3.18%
#10スマイル株式会社0.1百万株2.29%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
20.00
配当性向
14.0%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
10
FY21
10
FY22
10
FY23
12
FY24
20
FY25
20
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

関連ニュースは準備中です。