株
株式会社エラン
カブシキガイシャエラン上場サービス業6099EDINET: E30929ELAN Corporation
決算期: 12月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
554億円
16.70%営業利益 (FY25)
42.7億円
19.52%経常利益 (FY25)
41.9億円
18.12%純利益 (FY25)
27.7億円
17.54%総資産
263億円
21.16%自己資本比率
55.8%
—ROE
20.5%
0.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社エランは、病院・介護老人保健施設の入院・入所患者向けに衣類レンタル(洗濯付き)と日常生活用品の提供を組み合わせた「CSセット」を展開する介護医療関連サービス企業である。2003年のサービス開始以来、全国30拠点の営業網を整備しながらFY2019の215億円からFY2025の554億円へと約2.6倍の売上成長を実現しており、ROEは20.5%と高い資本効率を維持している。FY2025は新規契約359施設・純増260施設と旺盛な需要を取り込み、売上高+16.7%・営業利益+19.5%を達成した。 2024年10月にエムスリー株式会社のグループに参加したことで、ITノウハウを活用したDX推進・全国病院網へのクロスセルが可能となり、成長加速が期待される。一方、人件費・物価高騰により売上総利益率は21.4%(前期比-1.2pt)と低下傾向にあり、価格転嫁の浸透とシステム化による生産性改善が収益維持の鍵を握る。ベトナムでの病院向けランドリー会社2社の子会社化など海外展開も始動しており、国内の高齢化需要を軸としつつ成長領域を多面的に広げている段階にある。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 病院・介護施設の入院患者向けCSセット(衣類レンタル+日用品販売)が売上のほぼ全量を占める月次課金型モデルである。
- 2顧客: 全国2,830施設(病院・介護老人保健施設等)を契約先とし、エンドユーザーは入院・入所の個人患者である。
- 3価値提案: 洗濯サービス付き衣類レンタルと日用品を一括提供することで、患者・家族の「持ち込み・洗濯」負担を解消するワンストップサービスを提供する。
- 4コスト構造: 売上原価率約78.6%(リネンサプライ業者への外注・物流費が大宗)で、全国30拠点の人件費・販管費が収益を圧迫する傾向にある。
Risks · リスク要因
- 1競合激化: 市場認知度向上に伴い資本力・顧客基盤に優れる大手の新規参入が増加しており、既存施設の解約や価格競争激化が収益を圧迫するリスクがある。
- 2法規制・行政施策変更: 医療法・介護保険法の改正や厚生労働省の指導変更がCSセットの提供環境を大きく左右し、事業モデルへの影響が不確定である。
- 3売上債権の貸倒: 個人後払いが原則のため貸倒引当金は882百万円(FY2025末)に拡大しており、利用者の経済状況悪化で不良債権が急増するリスクがある。
- 4コスト高騰と価格転嫁の遅れ: 人件費・物価上昇により売上総利益率が低下傾向にあり、利用者・施設への価格転嫁が遅れると中期的な利益率悪化につながるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1先行者優位: 2003年開始のCSセットで業界最多2,830施設を獲得しており、施設ごとのオーダーメイド設計が参入障壁となっている。
- 2安定収益性: 月次継続課金型のストック収益モデルによりROE20.5%・6期連続2桁増収を実現し、キャッシュ創出力が高い。
- 3エムスリー連携: 2024年10月にエムスリーグループ入りし、全国の医療機関ネットワークとITノウハウを活用した営業効率向上とDX化が加速する。
- 4全国物流網: 2025年10月開設の関西物流阪神TCを含む物流拠点整備により、迅速なサービス提供体制とBCP対応力を強化している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1CSセット全国シェア拡大: 全国30拠点体制を軸に年間350施設以上の新規契約獲得を継続し、2,830施設からさらなる導入施設数の積み上げを目指す。
- 2DX・システム化による収益改善: エムスリーグループのIT知見を活用したバックオフィスのDX化を推進し、人件費比率の低減と売上高販管費率の改善を図る。
- 3海外展開の拡大: ベトナムで2社(GREEN LAUNDRY・TMC VIET NAM)を子会社化しており、インド・東南アジアへの病院向けランドリー事業展開をM&Aも含めて加速する。
- 4新事業・付加価値開発: 患者衣「lifte」の普及拡大、エムスリーとの連携によるヘルスケアプラットフォーム構築など、CSセット周辺領域での新規収益源を創出する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高554億円(+16.7%)・営業利益43億円(+19.5%)・純利益28億円(+17.5%)と全指標で2桁成長を達成した。
エムスリーグループ入り: 2024年10月にエムスリー株式会社の傘下に入り、医療機関ネットワーク活用や営業力強化でさらなる成長加速を狙う重要な転換点となった。
ベトナム事業: 2024年1月にGREEN LAUNDRY社を買収・同年8月に子会社化、2025年1月にTMC VIET NAM社を子会社化し、海外ランドリー事業を本格始動した。
導入施設2,830施設に拡大: FY2025に新規359施設・解約99施設で純増260施設を実現し、神戸支店開設など拠点整備が施設獲得を後押しした。
02
業績推移
売上高
554億円▲16.7%FY25
営業利益
42.7億円▲19.5%FY25
純利益
27.7億円▲17.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 215 | 261 | 316 | 363 | 414 | 475 | 554 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 33.9 | 36.6 | 35.8 | 42.7 |
| 経常利益 | 15.0 | 21.5 | 28.2 | 34.1 | 36.8 | 35.4 | 41.9 |
| 純利益 | 9.9 | 14.5 | 19.1 | 20.8 | 25.2 | 23.5 | 27.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 92.4 | 117 | 139 | 161 | 190 | 217 | 263 |
| 純資産 (自己資本) | 50.2 | 61.8 | 74.8 | 89.9 | 108 | 125 | 147 |
| 自己資本比率 (%) | 54.4 | 52.9 | 53.7 | 55.9 | 56.9 | 57.6 | 55.8 |
| 現金及び預金 | 34.5 | 44.7 | 56.1 | 60.1 | 54.6 | 68.3 | 68.2 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 7.8 | 19.5 | 21.1 | 15.8 | 17.8 | 45.0 | 43.0 |
| 投資CF | ▲1.5 | ▲6.5 | ▲3.6 | ▲6.3 | ▲16.6 | ▲22.3 | ▲34.6 |
| 財務CF | ▲2.1 | ▲2.7 | ▲6.1 | ▲5.5 | ▲6.7 | ▲8.5 | ▲8.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
45.77
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
20.5%
自己資本利益率
ROA
10.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
310人
平均年齢
35.0歳
平均勤続
4.8年
単体 平均年収
532万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
15.00円+2
配当性向
38.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
14
FY21
9
FY22
11
FY23
13
FY24
13
FY25
15
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。