オ
オークマ株式会社
オークマカブシキガイシャ上場機械6103EDINET: E01481OKUMA Corporation
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
2068億円
9.29%営業利益 (FY25)
147億円
42.24%経常利益 (FY25)
155億円
39.24%純利益 (FY25)
95.9億円
50.52%総資産
2982億円
0.13%自己資本比率
79.8%
—ROE
4.2%
4.80%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
オークマは愛知県を本拠とする総合工作機械メーカーであり、工作機械を制御するNC装置(OSP)を自社開発できる世界有数の垂直統合型メーカーである。5軸制御マシニングセンタや複合加工機を主力に、スマートマシン・スマートファクトリーソリューション・ものづくりDXソリューションを組み合わせた「総合ものづくりサービス」をグローバルに展開する。FY2025(2025年3月期)は売上高2,068億円(前期比-9.3%)、営業利益147億円(同-42.2%)と大幅減益となった。欧州の製造業低迷、米国の設備投資先送り、中国の不動産不況に伴う需要減が重なり、工場操業度の低下が利益を直撃した。一方、連結受注額は2,156億円(前期比+5.7%)と回復の兆しがあり、国内で下期から引き合いが増加している。中期ビジョンでは2030年度に売上高3,000億円・営業利益率15%以上・ROE13〜15%を掲げるが、FY2025実績のROE4.2%・営業利益率7.1%は目標値から大幅に乖離している。米国関税政策や地政学リスクが継続するため、2026年3月期の業績予想も売上高2,300億円・営業利益率9.6%と中期目標を依然下回る見通しであり、いつ業績が中期目標水準へ回帰できるかが投資家の最大の関心事である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 工作機械(5軸マシニングセンタ・複合加工機)の製造・販売が主軸で、アフターサービスやDXソリューションが利益の質を高める。
- 2顧客: 日本・米州・欧州・アジアの製造業全般に販売し、海外売上比率はFY2025実績で70.1%に達している。
- 3価値提案: 自社開発NC装置「OSP」による機電情知融合の「Green-Smart Machine」でエネルギー効率と高精度加工を両立する。
- 4コスト構造: 生産の90%超を国内工場(愛知・岐阜)に集中させ、内製化拡大と価格転嫁でコスト高止まりに対応する。
Risks · リスク要因
- 1景気サイクルによる需要変動: 工作機械は設備投資の先行指標であり、FY2025のように売上が前期比-9.3%・営業利益-42%と急落するサイクリカルリスクが大きい。
- 2米国関税政策と地政学リスク: 米国関税の発動が輸出産業の投資抑制を招き、中国・欧州では既に需要が低迷しており、業績予想の下振れリスクが継続する。
- 3為替・原材料コストの変動: 売上の70%超が海外向けであり、円高局面では利益圧迫が直撃する。鋳物・鋼材・海上運賃の高止まりも収益を下押しする。
- 4主要製造拠点の集中リスク: 愛知・岐阜に生産の90%超が集中し、東海大地震が発生した場合の事業継続リスクは財務的に甚大な影響を及ぼしうる。
Strengths · 強み
- 1自社NC装置の開発力: NC装置を内製できるメーカーは世界でも限られており、機械・電気・情報の垂直統合が高い差別化障壁を形成している。
- 2スマートファクトリーのリファレンス拠点: 自社の「Dream Site」工場で省人化・脱炭素を実証し、そのノウハウをソリューションとして顧客に販売できる。
- 3グローバル代理店網と顧客基盤: 海外売上比率70%を実現する強固な代理店ネットワークが需要地域の分散リスク軽減に貢献している。
- 4工程集約型製品の高付加価値: 5軸マシニングセンタ・複合加工機は航空宇宙・半導体・EV部品向けに高い需要があり、単価・利益率が汎用品より高い。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1ものづくりDXソリューションの展開: 新CNC「OSP-P500」搭載の「Green-Smart Machine」とスマート加工セルをグローバルに展開し、付加価値収益を拡大する。
- 2グローバル70の深化とインド・アジア強化: 海外売上比率70%以上を維持・拡大しつつ、インド・東南アジア市場への拠点・代理店網の整備を加速する。
- 3江南工場再開発とイノベーション投資: 自動化ソリューションのエンジニアリングセンターとイノベーションセンターを建設し、次世代自動化技術の開発を強化する。
- 42030年目標: 連結売上高3,000億円・営業利益率15%以上・ROE13〜15%を目標に掲げ、2025年度は株主総還元性向35%以上を維持する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は大幅悪化: 売上高2,068億円(前期比-9.3%)、営業利益147億円(同-42.2%)、純利益96億円(同-50.5%)とROEは4.2%まで低下した。
受注は回復の兆し: 連結受注額は2,156億円(前期比+5.7%)と増加に転じ、国内下期の引き合い増加や中国のEVメーカー大型案件が下支えとなった。
九州CSセンター開設: 2024年12月に熊本県で7拠点目のCSセンターを開設し、半導体関連企業集積地域へのDXソリューション提供を開始した。
FY2026業績予想は中期目標未達: 2025年5月公表の翌期予想は売上高2,300億円・営業利益率9.6%であり、中期経営計画2025の目標(売上高2,500億円・利益率13〜15%)を下回る水準となっている。
02
業績推移
売上高
2,068億円▼9.3%FY25
営業利益
147億円▼42.2%FY25
純利益
95.9億円▼50.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2117 | 1721 | 1234 | 1728 | 2276 | 2280 | 2068 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 145 | 248 | 254 | 147 |
| 経常利益 | 282 | 155 | 54.6 | 156 | 264 | 256 | 155 |
| 純利益 | 185 | 107 | 20.9 | 116 | 192 | 194 | 95.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 2377 | 2123 | 2232 | 2590 | 2875 | 2978 | 2982 |
| 純資産 (自己資本) | 1686 | 1714 | 1793 | 1937 | 2129 | 2378 | 2381 |
| 自己資本比率 (%) | 70.9 | 80.7 | 80.3 | 74.8 | 74.0 | 79.9 | 79.8 |
| 現金及び預金 | 584 | 444 | 541 | 610 | 647 | 492 | 483 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 116 | 100 | 190 | 162 | 161 | 52.5 | 178 |
| 投資CF | ▲49.1 | ▲155 | ▲58.7 | ▲87.1 | ▲65.3 | ▲126 | ▲153 |
| 財務CF | ▲74.7 | ▲82.2 | ▲40.7 | ▲30.4 | ▲76.2 | ▲107 | ▲35.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
158.46
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
4.2%
自己資本利益率
ROA
3.2%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
Americas0.1兆30.5%0.00兆4.8%
AsiaAndPacific0.0兆6.7%0.00兆6.9%
Europe0.0兆16.4%0.00兆3.0%
Japan0.1兆46.4%0.01兆9.6%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
2,318人
平均年齢
38.9歳
平均勤続
17.0年
単体 平均年収
689万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
250.00円-50
配当性向
65.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
195
FY21
50
FY22
125
FY23
270
FY24
300
FY25
250
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。