ダ
ダイジェット工業株式会社
ダイジェットコウギョウカブシキガイシャ上場機械6138EDINET: E01488DIJET INDUSTRIAL CO., LTD.
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
87.9億円
5.38%営業利益 (FY25)
2.2億円
95.54%経常利益 (FY25)
2.0億円
12.64%純利益 (FY25)
2.0億円
256.49%総資産
160億円
3.11%自己資本比率
49.8%
—ROE
2.6%
4.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ダイジェット工業は、タングステン・コバルト系超硬合金の製造から切削工具・耐摩耗工具の販売まで一貫して手がける大阪発の専業メーカーである。製品ラインは焼肌チップ・切削工具(売上の約83%)・耐摩耗工具の3本柱で構成され、FY2025の連結売上高は88億円(前年比+5.4%)と増収に転じた。輸出比率は57.4%に達し、アジア向けが同+13.0%と牽引役となった一方、北米・欧州は微減と地域間の格差が生じている。最大販売先は中国の上海スター国際貿易で売上比12.5%を占める。営業利益は2.2億円(前年比+95.5%)と大幅増益ながら、営業利益率は2.5%にとどまり、中長期目標の10%には遠く及ばない状態が続いている。財務面では借入金4,308百万円・総資産比27%とレバレッジが残っており、フリーキャッシュフローは約8.8億円と安定しているが、純資産79億円に対しROEは2.6%と資本効率も課題である。第100期からROIC5%以上・配当性向35%を新目標に掲げ、生産自動化・新製品開発・EV対応材料「サーメタル」の拡販などで収益構造の転換を目指している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 切削工具が売上の82.7%(73億円)を占め、耐摩耗工具10.5%、焼肌チップ6.3%が補完する単一セグメント構造である。
- 2顧客: 自動車・航空機産業向けを主軸に、国内42.6%・輸出57.4%で世界に販売し、最大顧客は中国商社(売上比12.5%)である。
- 3価値提案: 超硬合金の内製から工具完成品まで一貫製造することで、高速・高能率・高精度加工を実現する独自製品を提供している。
- 4コスト構造: 売上原価率65.8%(前年比-1.8ポイント改善)で、タングステン・コバルト調達コストと設備減価償却(年約9億円)が主要費用である。
Risks · リスク要因
- 1原材料調達リスク: 主原料タングステン・コバルトは産地偏在のレアメタルであり、地政学リスクや価格急騰が製造コストを直撃する可能性がある。
- 2為替変動リスク: 売上の約50%が海外向けで、ドル建て約10%・ユーロ建て約15%を抱え、円高局面では売上・利益が大幅に圧縮されるリスクがある。
- 3借入金・財務リスク: 借入金4,308百万円(総資産比27.0%)を抱え、金利上昇局面では財務費用増大が低収益構造の中で経営を圧迫する懸念がある。
- 4需要集中リスク: 自動車産業依存度が高く、米国の関税引き上げによる自動車生産減速や、EV化による切削工程減少が業績を直撃する可能性がある。
Strengths · 強み
- 1一貫製造体制: 超硬合金の原料配合から工具完成品まで社内で一貫製造し、品質管理とコスト把握で競合に対し差別化を実現している。
- 2独自材料「サーメタル」: 高硬度と高強度を両立した自社開発耐摩耗材料で、EV・環境関連分野等の新市場での受注拡大に成功している。
- 3多品種対応力: 「頑固一徹」等のブランド品から特殊受注品まで対応し、会員制クラブ「頑固クラブ」で顧客ニーズを吸い上げる仕組みを持つ。
- 4グローバル販売網: 輸出比率57.4%・アジア売上+13.0%と、海外拠点と本社の連携で新興国需要を取り込む体制を構築している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1収益性目標: 売上高営業利益率10%以上・ROIC5%以上を中長期目標に設定し(第100期~)、原価低減と販売体制強化で達成を目指している。
- 2新製品開発: 「高速・高能率・高精度」を軸にEV化部品・環境関連対応の次世代製品を開発し、サーメタル素材を活用した新市場開拓を推進している。
- 3生産効率化: 自動化推進・アワーレート低減・プロダクトライフサイクル管理の徹底により製造工程を短縮し、原価率のさらなる改善を図っている。
- 4株主還元強化: 配当性向目標を25%から35%に引き上げ(第100期~)、収益性向上に連動したさらなる配当拡充も視野に入れている。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績回復: 売上高88億円(+5.4%)、営業利益2.2億円(前年比+95.5%)と大幅増益となり、前期の最終赤字(純損失1.3億円)から黒字転換した。
アジア向け輸出が牽引: アジア向け売上が+13.0%増の25.9億円となり、最大顧客の中国商社向けが+21.2%増の10.9億円(売上比12.5%)へ拡大した。
受注残高が急増: FY2025受注高は前年比+8.7%の90.5億円となり、受注残高は+42.0%増の8.8億円と積み上がり、次期への業績持続性を示している。
展示会出展と新製品投入: 「JIMTOF2024」「IMTEX2025」に出展し、小径多刃荒加工工具「EXSKS05形」等の新ラインナップを追加して販売拡大を加速した。
02
業績推移
売上高
87.9億円▲5.4%FY25
営業利益
2.2億円▲95.5%FY25
純利益
2.1億円▲256.5%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 100.0 | 90.5 | 70.9 | 80.7 | 88.0 | 83.4 | 87.9 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 0.1 | 2.9 | 1.1 | 2.2 |
| 経常利益 | 5.4 | 2.4 | -5.2 | 0.2 | 3.1 | 1.7 | 2.0 |
| 純利益 | 4.1 | 1.6 | -6.4 | 0.6 | 3.6 | -1.3 | 2.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 172 | 171 | 161 | 161 | 164 | 165 | 160 |
| 純資産 (自己資本) | 75.0 | 72.2 | 69.5 | 71.8 | 75.0 | 78.0 | 79.4 |
| 自己資本比率 (%) | 43.7 | 42.3 | 43.0 | 44.6 | 45.7 | 47.4 | 49.8 |
| 現金及び預金 | 16.9 | 12.6 | 15.8 | 12.0 | 12.4 | 13.9 | 13.5 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 10.3 | 5.8 | 11.7 | 1.1 | 6.9 | 7.2 | 14.1 |
| 投資CF | ▲12.2 | ▲10.7 | ▲10.7 | ▲0.1 | ▲3.3 | ▲2.6 | ▲5.2 |
| 財務CF | ▲1.4 | 0.7 | 2.1 | ▲4.8 | ▲3.4 | ▲3.4 | ▲9.2 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
69.13
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
2.6%
自己資本利益率
ROA
1.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
351人
平均年齢
42.4歳
平均勤続
21.2年
単体 平均年収
541万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
25.00円
配当性向
53.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
35
FY20
15
FY22
15
FY23
25
FY24
25
FY25
25
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。