株
株式会社エーワン精密
カブシキガイシャエーワンセイミツ上場機械6156EDINET: E02343A-ONE SEIMITSU INC.
決算期: 06月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
15.9億円
0.69%営業利益 (FY25)
0.9億円
48.48%経常利益 (FY25)
1.2億円
32.96%純利益 (FY25)
-2.2億円
282.64%総資産
80.6億円
9.93%自己資本比率
92.9%
—ROE
-2.8%
4.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社エーワン精密は、小型自動旋盤向けコレットチャック(売上の約70%)と市販切削工具の再研磨・特殊切削工具製造(約30%)を主軸とする精密機械工具の専業メーカーである。大手が参入しにくい多品種少量・短納期対応のニッチ分野に特化し、幅広い業種の顧客からリピートオーダーを獲得する消耗品ビジネスモデルを確立している。財務基盤は総資産80.6億円に対し負債5.7億円と極めて低レバレッジで、純資産74.9億円の盤石な自己資本を誇る。 FY2025(2025年6月期)の売上高は15.9億円(前期比0.7%減)とほぼ横ばいだったが、切削工具部門で設備投資先行に対し受注が伸び悩み、同部門の固定資産に減損損失を計上した結果、純損失2.2億円(前期は1.2億円の純利益)に転落した。国内製造業の設備投資抑制や大手企業の生産調整が中小への仕事量減少につながり、売上は2019年の21億円から継続的に下落傾向にある。一方、アジア向け輸出は9.6%と微増しており、韓国・中国・台湾を中心とした海外需要が下支えとなっている。中長期的には特殊切削工具の拡販と人材・設備への再投資が課題であり、豊富な手元流動性を活かした機動的な経営資源配分が問われている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: コレットチャック部門が売上の約70%を占め、切削工具部門約30%が補完する消耗品型の反復受注モデルである。
- 2顧客: 自動車・半導体・電子部品など幅広い業種の精密部品加工企業に対し、単一顧客依存なく分散供給している。
- 3価値提案: 多品種少量・短納期対応と高精度品質を組み合わせ、大手が対応しないニッチ工具領域で高シェアを確保している。
- 4コスト構造: 累積設備の償却完了で固定費を抑制し、熟練工員の内製加工により競合比で高い営業利益率を目指す体制である。
Risks · リスク要因
- 1景気・稼働率連動リスク: 顧客企業の機械稼働率に受注が直結するため、国内製造業の低迷や設備投資抑制が即座に業績を直撃する。
- 2減損リスクの再顕在化: 切削工具部門でFY2025に減損損失を計上済みであり、受注回復がなければ追加減損の可能性が残存する。
- 3自動旋盤用カム部門の構造的縮小: カム式自動旋盤は新規生産されておらず、受注は年々減少していて部門損失が継続する見通しである。
- 4技術革新・加工方式の変化: 将来的に旋削加工が不要となる工程革新が進んだ場合、主力コレットチャック部門の需要が消失するリスクがある。
Strengths · 強み
- 1長年の特化による顧客基盤: 多品種少量工具に25年以上集中し、幅広い業種の顧客からリピートオーダーを安定的に獲得している。
- 2財務健全性: 総資産80.6億円・負債5.7億円と実質無借金であり、景気悪化局面でも機動的な設備投資・株主還元が可能である。
- 3低固定費構造: 累積設備台数の減価償却が進み固定費が低水準で、受注が安定すれば他社より高い利益率を実現できる体制である。
- 4完全受注生産モデル: 在庫リスクを最小化する受注生産方式により、余剰在庫や陳腐化リスクを構造的に排除している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1設備投資と株主還元のバランス: 安定した財務基盤を活かし機動的な高精度設備の導入を継続しつつ、適切な配当による株主還元も両立させる方針である。
- 2切削工具部門の営業体制強化: 別注切削工具の顧客浸透が進む中、顧客数増加を加速させるため営業活動を強化し受注拡大を目指す。
- 3人材確保・育成の継続投資: 多品種少量加工に対応する熟練工員の育成とスキルアップを最重要課題と位置づけ、継続的に取り組む。
- 4アジア輸出の拡大: 韓国・中国・台湾を中心に輸出比率9.6%を維持・拡大し、国内需要低迷を海外市場で補完する体制を強化する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025純損失2.2億円に転落: 切削工具部門で設備投資先行に対し受注が伸び悩み、固定資産の減損損失を特別損失として計上した。
営業利益が前期比48.6%減の8,500万円: 売上横ばい(15.9億円・前期比0.7%減)の中で利益率が大幅に悪化し収益構造の課題が露呈した。
コレットチャック部門は堅調維持: ハイブリッド車需要に支えられ売上11.1億円(前期比0.1%増)・セグメント利益4.1億円を確保した。
アジア輸出が9.6%に微増: 韓国向け輸出が前期比34%増の4,600万円となり、総輸出額1.5億円と国内低迷を一部補完する結果となった。
02
業績推移
売上高
15.9億円▼0.7%FY25
営業利益
0.9億円▼48.5%FY25
純利益
-2.2億円▼282.6%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 20.8 | 17.6 | 16.7 | 18.7 | 17.6 | 16.0 | 15.9 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 4.3 | 2.8 | 1.6 | 0.9 |
| 経常利益 | 6.5 | 4.6 | 3.9 | 4.4 | 2.8 | 1.8 | 1.2 |
| 純利益 | 4.5 | 3.2 | 2.7 | 3.1 | 1.9 | 1.2 | -2.2 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 90.1 | 90.2 | 91.0 | 94.8 | 92.1 | 89.5 | 80.6 |
| 純資産 (自己資本) | 82.3 | 83.6 | 84.1 | 86.9 | 84.3 | 81.9 | 74.9 |
| 自己資本比率 (%) | 91.4 | 92.7 | 92.5 | 91.7 | 91.6 | 91.5 | 92.9 |
| 現金及び預金 | 9.2 | 10.3 | 10.4 | 11.3 | 9.8 | 6.8 | 4.3 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 6.4 | 4.4 | 3.9 | 6.1 | 4.2 | 3.4 | 1.5 |
| 投資CF | ▲4.8 | ▲1.7 | ▲1.4 | ▲1.8 | ▲0.7 | ▲1.4 | 1.1 |
| 財務CF | ▲1.7 | ▲1.7 | ▲2.4 | ▲3.4 | ▲5.0 | ▲5.0 | ▲5.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
109人
平均年齢
41.5歳
平均勤続
12.8年
単体 平均年収
513万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
100.00円
配当性向
-226.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
100
FY21
70
FY22
100
FY23
100
FY24
100
FY25
100
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。