日
日進工具株式会社
ニッシンコウグカブシキガイシャ上場機械6157EDINET: E01729NS TOOL CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
94.3億円
4.33%営業利益 (FY25)
17.7億円
5.36%経常利益 (FY25)
17.8億円
6.76%純利益 (FY25)
12.7億円
4.17%総資産
199億円
3.64%自己資本比率
92.3%
—ROE
7.1%
0.60%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
日進工具は、超硬小径エンドミル(主に6mm以下)の開発・製造・販売に経営資源を集中する専業切削工具メーカーである。主力の6mm以下エンドミルが売上高の約80%を占め、自動車・半導体・電子部品・医療機器など幅広い産業の精密・微細加工向けに供給する。仙台工場を中核とし、自社開発工具研削盤による自動化生産ラインと独自コーティング技術を強みに、高付加価値製品を競争力ある価格で提供する事業モデルを構築している。FY2025の売上高は94億円(前期比+4.3%)と増収を確保したが、賃上げによる人件費上昇と諸経費増により営業利益は18億円(同-5.4%)と減益となり、目標とする経常利益率20%を2.2ポイント下回る18.9%に留まった。ROEも7.1%と目標10%に届かず、資産の約半分を現預金が占める資本効率の悪化が構造的な課題となっている。中期的には半導体・AI関連需要の拡大や医療・航空宇宙分野の成長を取り込みつつ、米国関税政策リスクや自動車需要の不透明感など外部環境の逆風に対応しながら、利益成長軌道への復帰を目指している。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 超硬小径エンドミル(6mm以下)が売上の約80%を占め、精密・微細加工向け高付加価値品で高い経常利益率18.9%を実現している。
- 2顧客: 自動車・半導体・電子部品・光学・医療機器メーカー向けに国内外の代理店・販売店経由で製品を供給している。
- 3価値提案: 自社開発研削盤と独自コーティング技術により、高精度でバラツキが少ない小径エンドミルを安定供給し差別化している。
- 4コスト構造: 仙台工場の自動化ライン増強と新潟工場の分散生産でコスト低減を図るが、タングステン等原材料費と人件費が主要コストである。
Risks · リスク要因
- 1米国関税政策と世界景気の不透明性: 関税問題によるサプライチェーン分断や景気底割れが自動車・半導体需要を直撃し、販売量が非連続になるリスクがある。
- 2仙台工場への生産・開発集中: 主力工場が宮城県に集中しており、大地震等の災害発生時に生産・開発体制全体が停止するリスクが残存する。
- 3原材料のサプライリスク: タングステンの8割強を中国が供給し、地政学リスクや資源価格上昇が製造原価を直撃する構造的脆弱性を抱えている。
- 4代替加工技術の台頭: 3Dプリンターやレーザー加工など新技術がエンドミル切削加工を代替した場合、事業基盤そのものが脅かされるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1小径エンドミル専業の高い製品集中度: 6mm以下エンドミルに特化し、品揃えの豊富さとブランド認知で国内小径工具市場における高いプレゼンスを持つ。
- 2自社開発製造設備による参入障壁: 専用工具研削盤を自社開発し独自製造プロセスを構築、市販設備では代替不能な生産体制が競合を排除する。
- 3高収益・無借金の財務基盤: 経常利益率18.9%・無借金・自己資本比率92%超と財務健全性が高く、将来投資余力として現預金98億円を保有する。
- 4海外販売の成長: 中華圏でのEV・スマートフォン向け電子部品需要を取り込み、FY2025の海外売上が好調に推移し地域分散が進んでいる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1利益率目標の回復: 売上高経常利益率20%を中長期目標に掲げ、FY2026予想の18.1%からの段階的回復を優先課題として取り組む方針である。
- 2製品差別化の深化: MPXコーティング等の新コーティング技術やユニークなレンズ形状エンドミルなど「他社との違い」を意識した新製品開発を継続する。
- 3生産自動化と分散化の推進: 仙台工場の自動化ライン増強と新潟工場の生産能力拡充を並行し、リスク分散と原価低減を同時に実現する計画である。
- 4資本効率の改善: 現預金98億円の一部を設備投資に振り向け資産効率を改善するとともに、株主還元強化でROE10%の早期回復を目指す方針である。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高94億円(+4.3%)と増収も、人件費増で営業利益18億円(-5.4%)・ROE7.1%と両目標指標を未達成となった。
海外需要が業績を下支え: 中華圏でのEV・スマートフォン向け電子部品関連受注が好調で、国内自動車向け低迷を海外市場が部分的に補った。
新製品「XRBH230」発売: MPXコーティングを採用したSUS420系焼入れ鋼専用ロングネックボールエンドミルを2024年11月に発売した。
現金同等物が98億円に拡大: 設備投資額の減少で期末現金及び現金同等物が前期比+11.1%の98億円に増加し、資産効率悪化が財務課題として顕在化した。
02
業績推移
売上高
94.3億円▲4.3%FY25
営業利益
17.7億円▼5.4%FY25
純利益
12.7億円▼4.2%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 105 | 95.3 | 81.0 | 95.3 | 96.6 | 90.4 | 94.3 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 21.1 | 21.1 | 18.7 | 17.7 |
| 経常利益 | 28.9 | 22.3 | 17.1 | 21.6 | 21.3 | 19.1 | 17.8 |
| 純利益 | 19.7 | 15.5 | 12.1 | 15.2 | 14.8 | 13.2 | 12.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 154 | 160 | 169 | 179 | 189 | 192 | 199 |
| 純資産 (自己資本) | 135 | 145 | 153 | 162 | 172 | 177 | 184 |
| 自己資本比率 (%) | 87.5 | 90.5 | 90.5 | 90.4 | 91.2 | 92.1 | 92.3 |
| 現金及び預金 | 58.1 | 53.8 | 72.7 | 84.4 | 84.0 | 87.9 | 97.7 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 18.7 | 19.1 | 25.3 | 22.6 | 16.1 | 18.4 | 20.1 |
| 投資CF | ▲13.8 | ▲17.7 | ▲1.9 | ▲3.5 | ▲11.4 | ▲5.8 | ▲3.9 |
| 財務CF | ▲5.6 | ▲5.6 | ▲4.4 | ▲7.6 | ▲5.6 | ▲8.8 | ▲6.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
50.80
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.1%
自己資本利益率
ROA
6.3%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
232人
平均年齢
38.6歳
平均勤続
13.5年
単体 平均年収
644万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
45.00円+3
配当性向
65.3%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
65
FY21
45
FY22
33
FY23
33
FY24
43
FY25
45
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。