冨
冨士ダイス株式会社
フジダイスカブシキガイシャ上場機械6167EDINET: E31594Fuji Die Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
166億円
0.50%営業利益 (FY25)
4.9億円
39.68%経常利益 (FY25)
6.0億円
31.63%純利益 (FY25)
4.3億円
39.92%総資産
256億円
2.05%自己資本比率
81.0%
—ROE
2.1%
1.40%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
冨士ダイス株式会社は、超硬合金を中心とした耐摩耗工具・金型の製造販売を専業とする国内中堅メーカーである。主力製品は超硬製工具類・金型類・その他超硬製品の3カテゴリーに超硬以外の製品を加えた4区分で構成され、約3,000社の顧客基盤を自動車・半導体・一般機械分野に持つ。FY2025の売上高は166億円と2019年の184億円から漸減傾向が続いており、海外向け溝付きロールの在庫調整と自動車部品金型の回復遅れが重なり、営業利益は前年比39.7%減の5億円に急落した。ROEは2.1%にとどまり、目標指標である売上高経常利益率・ROEともに低水準で推移している。 中期経営計画「2026」(FY2025-FY2027)では、海外売上高比率25%以上(FY2027目標)の達成に向けて中国・ASEAN・インド・北米への拡販を加速するほか、郡山・熊本製造所へのロボット導入で生産性向上を図る。粉末冶金技術を活用したグリーン水素向け電極などの新製品開発や超硬工具リサイクル事業の検討も進めており、脱炭素・循環型社会への対応を次の成長軸と位置づけている。純資産は207億円と財務基盤は厚いが、収益力の回復が投資家にとっての最大の注目点となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 超硬工具類・金型類・その他超硬製品・超硬以外の製品の4区分が各々約25%を占める多品種分散型モデルである。
- 2顧客: 自動車・半導体・一般機械分野を中心に国内外約3,000社と取引し、生産財として設備投資需要に連動している。
- 3価値提案: 粉末冶金技術と超精密加工技術を核に高耐摩耗性・長寿命の超硬工具・金型を提供し、顧客の製造コストを削減する。
- 4コスト構造: タングステン・コバルト等希少金属が主要原材料であり、原材料費変動と国内多拠点の固定費が収益を左右する。
Risks · リスク要因
- 1原材料調達: タングステン・コバルトは地政学リスクの高い産地に依存しており、価格高騰や調達停止が製造コストと収益を直撃する。
- 2景気・市場変動: 生産財特性から設備投資需要に強く連動し、自動車産業の電動化移行期における需要変動が売上を左右する。
- 3海外事業リスク: 中国・ASEAN・インドへの拡販を成長軸とするが、地政学リスクや為替変動・各国規制変更が業績に影響を与える。
- 4情報セキュリティ: 重要リスクに選定(影響度「やや大きい」・発生可能性「高い」)されており、基幹システム刷新後のサイバー攻撃対策が急務である。
Strengths · 強み
- 1技術基盤: 粉末冶金技術と超高圧合成技術を組み合わせ、グリーン水素電極など新領域へも応用できる独自技術を保有している。
- 2顧客分散: 約3,000社の取引先を自動車・半導体・一般機械に分散させ、特定業種への過度な依存リスクを低減している。
- 3生産自動化: 郡山製造所でロボット導入により産出量を10%向上させ、多品種少量生産における省人化モデルの確立を進めている。
- 4財務健全性: 純資産207億円・現金及び現金同等物74億円を保有し、無借金に近い財務基盤がM&A・新事業投資の余力を担保する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1海外拡大: 中期経営計画「2026」でFY2027の海外売上高比率25%以上を目標とし、中国EV関連・インド・北米市場への新規開拓を加速する。
- 2生産性向上: FY2025-FY2027でロボット・NC加工機の自動化範囲を拡大し、CAD/CAMによる自動ネスティングを2026年3月期に導入予定である。
- 3新事業確立: 2024年7月発足の新事業探索組織がリサイクル事業等を検討中で、M&A・業務提携を積極活用し既存事業との両輪化を目指す。
- 4脱炭素対応: グリーン水素向け電極(PME)や省タングステン合金の開発・拡販により、脱炭素・循環型社会向けの新製品ラインを育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
業績急落: FY2025の営業利益は5億円(前年比-39.7%)、純利益は4億円(前年比-39.9%)と大幅減益となり、ROEは2.1%に低下した。
溝付きロール急減: 海外向け溝付きロールの顧客在庫調整により超硬製工具類売上が前年比-12.6%(42億円)と単独で業績を大きく押し下げた。
ガバナンス改革: 2025年1月に品質保証本部を新設し、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社への移行を決定してガバナンスを強化した。
新製品発表: 2024年11月のJIMTOF2024で貴金属フリーのグリーン水素発生装置向け電極(PME)と超硬合金「フジロイVG51」を初公開した。
02
業績推移
売上高
166億円▼0.5%FY25
営業利益
4.9億円▼39.7%FY25
純利益
4.3億円▼39.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 184 | 174 | 142 | 169 | 172 | 167 | 166 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 11.1 | 11.5 | 8.1 | 4.9 |
| 経常利益 | 13.5 | 10.1 | 3.0 | 12.0 | 12.3 | 8.8 | 6.0 |
| 純利益 | 9.5 | 6.3 | 4.7 | 7.9 | 12.9 | 7.1 | 4.3 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 258 | 248 | 237 | 254 | 263 | 261 | 256 |
| 純資産 (自己資本) | 187 | 190 | 188 | 193 | 204 | 206 | 207 |
| 自己資本比率 (%) | 72.8 | 76.4 | 79.4 | 76.1 | 77.7 | 79.0 | 81.0 |
| 現金及び預金 | 53.2 | 58.5 | 63.8 | 75.2 | 71.9 | 69.8 | 73.6 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 9.3 | 25.5 | 14.8 | 20.1 | 7.8 | 20.5 | 18.0 |
| 投資CF | ▲12.3 | ▲15.1 | ▲2.8 | ▲4.7 | ▲7.1 | ▲16.6 | ▲8.5 |
| 財務CF | ▲8.9 | ▲5.2 | ▲6.4 | ▲4.6 | ▲4.5 | ▲6.5 | ▲6.6 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
21.42
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
2.1%
自己資本利益率
ROA
1.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
855人
平均年齢
44.7歳
平均勤続
21.8年
単体 平均年収
557万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
40.00円+8
配当性向
216.2%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
24
FY21
22
FY22
22
FY23
32
FY24
32
FY25
40
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。