株
株式会社一蔵
カブシキガイシャイチクラ上場サービス業6186EDINET: E31997決算期: 03月期
業種: サービス業
売上高 (FY25)
199億円
2.43%営業利益 (FY25)
1.2億円
53.76%経常利益 (FY25)
1.1億円
68.07%純利益 (FY25)
-1.0億円
115.42%総資産
200億円
0.53%自己資本比率
21.9%
—ROE
-2.2%
17.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社一蔵は、「きもの一蔵」「オンディーヌ」ブランドによる振袖・呉服の販売・レンタルや着方教室を中心とする和装事業(売上構成比約77%)と、英国風チャペルやハウスウエディング式場を運営するウエディング事業(同約23%)を展開する。SPA(製造小売)モデルで振袖を企画・製造から小売まで一貫して行い、成人式当日の着付け・ヘアメイク・前撮り写真撮影を自社完結するワンストップサービスが収益の核となっている。 FY2025(2025年3月期)は、和装事業が広告投資強化で売上高152億円(前期比+1.5%)・セグメント利益10億円(同+53.7%)と好調だった一方、ウエディング事業は受注組数の減少により売上高47億円(同-13.3%)に落ち込みセグメント赤字1.2億円に転落した。全社の営業利益は前期比53.7%減の1.2億円、最終損益は9,700万円の赤字となり、ROEは-2.2%に低下した。少子化による振袖市場の縮小、婚姻組数の構造的減少、個人情報保護法強化によるDM集客の制約といった複数の構造的逆風が同時進行しており、収益体質の立て直しが急務となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 和装事業(振袖・呉服販売・レンタル)が売上の約77%、ウエディング式場運営が約23%を占める2本柱構造である。
- 2顧客: 成人式を迎える若年女性を主軸に、結婚式カップルや着方教室会員など幅広い日本文化愛好層を取り込んでいる。
- 3価値提案: 振袖のSPA化・ワンストップサービス(前撮り・着付け・当日対応)で他社との差別化と顧客利便性を同時に実現している。
- 4コスト構造: 現金買取仕入制で返品コストを排除し、店舗・催事・O2Oの複合チャネルで販売効率を高める一方、店舗賃料と広告費が収益を圧迫している。
Risks · リスク要因
- 1少子化・婚姻減による市場縮小: 新成人女性は約53万人前後、婚姻組数は2023年に約47万組と前年比3万組減少し、主力顧客の絶対数が構造的に縮小している。
- 2ウエディング事業の受注低迷: FY2025の受注組数は前期比14.8%減、期末残高も9.2%減と落ち込みが続き、セグメント赤字が全社収益を圧迫している。
- 3DM集客規制による受注機会の逸失: 個人情報保護法改正後に名簿情報取得が困難となり、代替チャネル(SNS・WEB広告)への移行が完了しなければ受注が減少するリスクがある。
- 4ブランド毀損・競合激化リスク: 同業他社のサービス模倣や低価格攻勢が強まった場合、差別化優位が崩れ、集客コスト上昇と単価低下が同時に発生する恐れがある。
Strengths · 強み
- 1振袖SPAの垂直統合: 企画・生地選定・製造・販売を一貫管理し、競合が追随困難なコスト競争力と商品鮮度を同時に確保している。
- 2ワンストップサービス: 前撮り写真・成人式当日の着付け・ヘアメイクを自社完結し、顧客の囲い込みと高単価化を実現している。
- 3多ブランド・多チャネル: 「一蔵」「オンディーヌ」など複数ブランドで購買層を分け、ショッピングモール・催事・O2Oを組み合わせる集客網を持つ。
- 4着方教室ネットワーク: 「いち瑠」の着方教室を集客起点として活用し、振袖催事の販促エリアを低コストで全国へ拡大できる仕組みを有する。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1和装事業の収益性強化: 出店コスト削減と加盟店活用を進め、店舗を使用したイベントで会場費・設営費を抑制し、営業利益率の維持・向上を図っていく。
- 2ウエディング事業の式場リニューアル: 既存式場のバンケット改装と大人数挙式の価値再訴求により施行単価を引き上げ、受注組数の回復と稼働率向上を目指す。
- 3O2O・SNS広告強化: 従来のDM依存から脱却し、WEB広告・SNS情報発信・提携美容室からの紹介集客を拡充して新規顧客獲得チャネルを多様化する。
- 4海外・新規フォトスタジオ展開: 中国ウエディング事業の定着と、2024年12月開業の「Studio Merlin」(埼玉)のような韓国フォトスタジオ業態を新たな収益源として育成する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績の急激な悪化: 売上高199億円(前期比-2.4%)、営業利益1.2億円(同-53.7%)、純損失9,700万円と前期の純利益6.3億円から大幅に悪化した。
ウエディング事業が急失速: 受注組数が前期比14.8%減となりセグメント損失1.2億円(前期はセグメント利益3.5億円)に転落し、全社収益の主要な下押し要因となった。
世界記録挑戦でブランド認知向上: 2024年4月に「きもの着方教室いち瑠」がホテルニューオータニ東京で1,141人出演のファッションショー世界記録に挑戦し話題を喚起した。
新フォトスタジオ「Studio Merlin」開業: 2024年12月に埼玉県さいたま市で韓国フォト業態のスタジオを出店し、ウエディング事業の多角化に向けた新業態展開を開始した。
02
業績推移
売上高
199億円▼2.4%FY25
営業利益
1.2億円▼53.8%FY25
純利益
-1億円▼115.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 168 | 182 | 142 | 186 | 197 | 204 | 199 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 5.1 | 5.5 | 2.7 | 1.2 |
| 経常利益 | 6.1 | 3.4 | -15.3 | 6.3 | 5.7 | 3.3 | 1.1 |
| 純利益 | 1.4 | 1.2 | -24.5 | 6.2 | 6.0 | 6.3 | -1.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 186 | 186 | 178 | 182 | 191 | 201 | 200 |
| 純資産 (自己資本) | 58.4 | 59.1 | 34.2 | 34.0 | 39.9 | 45.3 | 43.8 |
| 自己資本比率 (%) | 31.5 | 31.8 | 19.2 | 18.7 | 20.9 | 22.5 | 21.9 |
| 現金及び預金 | 15.3 | 13.1 | 15.3 | 16.4 | 12.5 | 13.6 | 9.8 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 9.0 | 5.2 | ▲7.2 | 17.3 | 10.6 | 7.0 | 5.5 |
| 投資CF | ▲11.2 | ▲8.7 | ▲3.7 | ▲3.2 | ▲14.9 | ▲6.9 | ▲10.9 |
| 財務CF | 2.8 | 1.6 | 13.0 | ▲13.3 | 0.1 | 0.5 | 0.9 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
JapaneseStyleRelated0.0兆76.6%0.00兆6.6%
WeddingRelated0.0兆23.4%▲0.00兆-2.7%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
610人
平均年齢
37.0歳
平均勤続
6.0年
単体 平均年収
404万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
14.00円-14
配当性向
365.8%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
14
FY21
7
FY22
14
FY23
21
FY24
28
FY25
14
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。