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株式会社島精機製作所
カブシキガイシャシマセイキセイサクショ上場機械6222EDINET: E01531SHIMA SEIKI MFG., LTD.
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
325億円
9.44%営業利益 (FY25)
-119億円
2870.70%経常利益 (FY25)
-115億円
1227.80%純利益 (FY25)
-143億円
1485.92%総資産
994億円
7.79%自己資本比率
78.2%
—ROE
-16.8%
18.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
島精機製作所は、縫い目のない「ホールガーメント横編機」を世界で初めて実用化した和歌山発の繊維機械専業メーカーである。売上の約7割を占める横編機事業を中核に、デザインシステム(SDS-ONE APEX)や自動裁断機(P-CAM)、サブスクサービス「APEXFiz」等を展開し、アパレル・ファッション業界のデジタル化・サステナブル生産を支援するソリューションカンパニーへの転換を目指している。海外売上比率は約80%に達し、中国・欧州・トルコ・バングラデシュが主要市場となる。 FY2025(2025年3月期)は、中国景気の低迷・イタリア市場の暖冬影響・バングラデシュの政情不安が重なり売上高は325億円(前期比-9.4%)に縮小。棚卸資産評価損・貸倒引当金・減損損失を一括計上した結果、営業損失119億円・純損失143億円と2020年以来の大幅赤字に転落した。一方で自己資本比率78.2%・流動比率420.8%と財務基盤は依然として厚く、手元現金も103億円を確保している。2024年度を初年度とする中期経営計画「Ever Onward 2026」では2027年3月期に売上550億円・営業利益70億円を目標に掲げるが、直近実績との乖離は依然として大きく、横編機需要の回復スピードと構造改革の実行力が最大の焦点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 横編機事業が売上の71.4%を占め、保守部品・紡毛糸等のアフターサービス(その他事業)17.6%が安定収益を補完する。
- 2顧客: 中国・欧州・トルコ・バングラデシュのニット製品メーカーおよびグローバルアパレルブランドが主要顧客となっている。
- 3価値提案: ホールガーメント横編機とデザインシステムを組み合わせ、無縫製・適時適量生産による廃棄ロス削減と高付加価値製品の実現を支援する。
- 4収益多様化: デザインソフト「APEXFiz」のサブスクリプションや自動裁断機「P-CAM」で機器販売依存からの脱却を進めている。
Risks · リスク要因
- 1設備投資サイクル依存: 主要顧客であるニットメーカーの設備投資意欲が景気・暖冬・地政学リスクで急変し、FY2025のように売上が約1割減少する局面が再現しやすい。
- 2中国市場集中リスク: 横編機売上の最大市場である中国の景気回復遅延や米中通商摩擦の深化が続いた場合、売上・債権回収の両面で大きな打撃を受ける可能性がある。
- 3為替リスク: 海外売上比率が約80%に達しており、円高進行時には売上・利益の円換算額が圧迫され、業績の振れ幅が拡大するリスクがある。
- 4中期計画の達成難易度: 2027年3月期目標の売上550億円は直近実績325億円の約1.7倍であり、需要環境の改善が遅れると目標未達が長期化する懸念がある。
Strengths · 強み
- 1技術独自性: 世界初のホールガーメント横編機を実用化し、無縫製ニット技術の特許群を体系的に構築することで競合他社との差別化を維持している。
- 2ソフト×ハード一体型: 機械本体にデザインシステム「SDS-ONE APEX」を組み合わせたトータルシステムが顧客囲い込みと高い乗り換えコストを生み出している。
- 3財務健全性: 自己資本比率78.2%・流動比率420.8%と無借金に近い強固なバランスシートが長期投資と景気変動への耐性を支えている。
- 4グローバル販売網: 世界各国に現地法人と販売代理店を展開し、欧州ではPitti Immagine Filati等の展示会でブランド存在感を維持している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画「Ever Onward 2026」: 2027年3月期に売上550億円・営業利益70億円・ROE6.0%以上を目標とし、4つの重点施策(経営基盤再構築・ソリューション確立・横編機再生・裁断機拡大)を推進する。
- 2ソリューションビジネス拡大: サブスク型「APEXFiz」のライセンス契約数拡大と「SHIMA Datamall」「yarnbank」の普及でファッションサプライチェーン全体に収益を広げる。
- 3横編機事業の再生: 市場マッチ型新製品開発・徹底コストダウン・非アパレル新規市場(医療・産業資材等)開拓を通じ、中核事業の持続的成長を取り戻す方針である。
- 4自動裁断機「P-CAM」の第2の柱化: 機械性能を大幅向上させた新製品投入と販売ルート・アフターサービス網への積極投資で横編機に次ぐ収益柱への育成を目指す。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績の大幅悪化: 売上325億円(前期比-9.4%)、営業損失119億円(前期は利益4億円)と急転落し、棚卸資産評価損・貸倒引当金・減損損失を一括計上した。
受注は回復基調: FY2025の横編機受注高は261億円(前期比+21.1%)、受注残高は66億円(+78.7%)と増加しており、翌期以降の売上回復の先行指標として注目される。
手元流動性の低下: 現金等は24億円減の103億円となり、短期借入金の増加で負債が58億円増加したが、自己資本比率78.2%・流動比率420.8%と財務安全性は維持している。
欧州展示会でのソリューション訴求: 2025年1月のPitti Immagine Filatiに最新機「SWG-XR22」とデジタルサービス群を出展し、グローバルブランドへの包括提案を実施した。
02
業績推移
売上高
325億円▼9.4%FY25
営業利益
-119.1億円▼2870.7%FY25
純利益
-142.8億円▼1485.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 514 | 332 | 245 | 310 | 379 | 359 | 325 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -42.7 | -21.8 | 4.3 | -119 |
| 経常利益 | 49.9 | -55.8 | -72.7 | -34.0 | -17.0 | 10.2 | -115 |
| 純利益 | 38.4 | -84.3 | -179 | -35.9 | -56.4 | 10.3 | -143 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1451 | 1307 | 1101 | 1018 | 1010 | 1078 | 994 |
| 純資産 (自己資本) | 1212 | 1080 | 900 | 888 | 861 | 919 | 777 |
| 自己資本比率 (%) | 83.5 | 82.6 | 81.7 | 87.2 | 85.2 | 85.3 | 78.2 |
| 現金及び預金 | 268 | 216 | 256 | 243 | 155 | 128 | 104 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 99.3 | 37.8 | 59.4 | 62.0 | ▲71.8 | ▲41.2 | ▲44.6 |
| 投資CF | ▲8.7 | ▲30.9 | 13.0 | ▲10.2 | ▲21.3 | ▲1.7 | ▲32.2 |
| 財務CF | ▲65.4 | ▲55.5 | ▲37.8 | ▲77.6 | ▲3.1 | 3.5 | 53.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
DesignSystemRelated0.0兆8.7%0.00兆4.0%
FlatKnittingMachine0.0兆71.4%▲0.01兆-21.6%
GlovesAndSocksKnittingMachine0.0兆2.3%0.00兆3.3%
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆17.6%▲0.00兆-2.3%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,328人
平均年齢
44.7歳
平均勤続
21.6年
単体 平均年収
637万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
15.00円
配当性向
—%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
55
FY21
30
FY22
15
FY23
15
FY24
15
FY25
15
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。