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株式会社ヒラノテクシード
カブシキガイシャヒラノテクシード上場機械6245EDINET: E01548HIRANO TECSEED CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
484億円
3.00%営業利益 (FY25)
16.8億円
48.02%経常利益 (FY25)
18.9億円
44.17%純利益 (FY25)
9.1億円
62.84%総資産
617億円
1.97%自己資本比率
62.0%
—ROE
2.4%
4.18%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社ヒラノテクシードは、コーティング・ラミネーティング技術と乾燥技術を核とする高精密産業用機械メーカーである。主力の塗工機関連機器セグメントが売上の約87%を占め、リチウムイオン電池電極製造向けを中心に北米へ大量輸出する事業構造を持つ。売上高はFY2021の258億円を底に右肩上がりで回復し、FY2025は484億円と過去最高圏を更新したが、収益面は大きく悪化した。北米EV市場の減速とトランプ政権の関税・財政政策不透明感を受け、主要顧客が設備投資計画を見直し、納期延期要請への対応コスト・資材高騰・人件費上昇が重なり、営業利益は17億円(前期比48%減)、純利益は9億円(同63%減)と急落した。ROEは2.4%にとどまり、目標とする経常利益率10%以上には大きく届かない。受注残高は475億円と依然高水準だが前期末比24%減少しており、2024年5月公表の中期経営計画2024-2027年度は見直しを余儀なくされ、2025年11月を目途に新方針を公表予定である。財務基盤は純資産382億円と安定しているものの、EV偏重の事業ポートフォリオ転換と収益性回復が最大の経営課題となっている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 塗工機関連機器が売上420億円(87%)を占め、残りを化工機関連機器46億円・その他17億円が補完する。
- 2顧客: リチウムイオン電池電極製造装置を中心に北米向け輸出が主軸で、輸出比率は塗工機だけで406億円規模に達する。
- 3価値提案: コーティング・乾燥・走行制御の一体技術で高精密製造装置を供給し、据付からアフターサービスまで一貫対応する。
- 4コスト構造: 製造原価の約60%が鋼材・部材で占められ、外注加工費と人件費が変動要因として収益を左右する構造である。
Risks · リスク要因
- 1EV市場・米国政策依存リスク: 売上の大部分を北米EV向けが占めるため、EV需要減速やトランプ関税政策で設備投資が停滞すると業績が直撃される。
- 2原材料・外注費高騰リスク: 製造原価の約60%を占める鋼材・部材価格の高止まりと外注費高騰が利益を圧迫し、価格転嫁が困難な案件も発生する。
- 3取引先信用リスク: FY2025に主要取引先が破産申請する事象が発生し、貸倒引当金が435百万円増加、破産更生債権478百万円が計上された。
- 4為替変動リスク: 輸出比率が極めて高く、円高局面では売上・利益の円換算額が大幅に目減りし、ヘッジ手段も限定的である。
Strengths · 強み
- 1特許178件を保有するコーティング技術: 「高クリーン・超薄膜コーティング」等の独自技術は他社が容易に模倣できない参入障壁を形成する。
- 2エネルギー分野での大型受注実績: 北米のリチウムイオン電池メーカー向けに数百億円規模の受注残高を積み上げた実績と信頼を有する。
- 3一貫サービス体制: 設計・製造・据付・アフターサービスをグループ内で完結でき、2023年3月に設立した米国子会社がメンテ需要を取り込む。
- 4多様な市場実績: 電子材料・繊維・染色等幅広い産業への納入実績があり、特定市場の低迷時に他市場へ営業リソースを転換できる。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1中期経営計画の見直し: EV市場減速と米国政策変更を受け、現行の2024-2027年度中期経営計画を抜本的に見直し、2025年11月に新方針を公表予定である。
- 2北米以外への受注多角化: 北米依存を低減するため、欧州・アジア・中東等の地域や電子材料・次世代太陽電池等の複数市場へ積極的に受注活動を拡大する。
- 3コア技術の深化: 「ウェットコーティングとドライコーティングの融合」及びデジタルツイン技術開発に注力し、次世代製品の競争力を強化する。
- 4収益性改善: 経常利益率10%以上を目標指標に据え、納期管理の徹底・生産性向上・原価低減により、資材高騰下でも利益を確保する体制を構築する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績の急悪化: 売上高484億円(+3%)と微増にとどまる一方、営業利益17億円(-48%)・純利益9億円(-63%)と収益が急落した。
EV市場減速と顧客破産: 北米主要顧客がEV投資計画を見直し、納期延期対応コストが急増、さらに取引先1社が破産申請し貸倒引当金435百万円を積み増した。
受注残高が24%減少: 当期受注高は331億円(+11%)と増加したが、受注残高は475億円(前期末比-24%)に縮小し、先行きの売上規模縮小リスクが浮上した。
繊維染色機器事業の一部譲渡: 2024年11月13日に繊維染色機器事業の一部について事業譲渡契約を締結し、事業ポートフォリオの選択と集中を加速させた。
02
業績推移
売上高
484億円▲3.0%FY25
営業利益
16.8億円▼48.0%FY25
純利益
9.1億円▼62.8%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 327 | 317 | 258 | 379 | 424 | 469 | 484 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 39.9 | 30.9 | 32.4 | 16.8 |
| 経常利益 | 49.0 | 37.7 | 26.6 | 41.2 | 32.2 | 33.9 | 18.9 |
| 純利益 | 34.3 | 23.5 | 17.9 | 31.0 | 22.4 | 24.4 | 9.1 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 437 | 422 | 427 | 505 | 605 | 629 | 617 |
| 純資産 (自己資本) | 277 | 293 | 311 | 345 | 360 | 386 | 382 |
| 自己資本比率 (%) | 63.3 | 69.5 | 72.7 | 68.3 | 59.5 | 61.3 | 62.0 |
| 現金及び預金 | 151 | 116 | 135 | 138 | 132 | 137 | 113 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 110 | ▲30.9 | 19.7 | 23.0 | ▲103 | 55.3 | ▲7.2 |
| 投資CF | ▲33.5 | 1.6 | 6.7 | ▲11.2 | 0.9 | 0.9 | ▲1.5 |
| 財務CF | ▲8.5 | ▲6.0 | ▲7.2 | ▲9.3 | 95.2 | ▲50.0 | ▲17.8 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
59.91
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
2.4%
自己資本利益率
ROA
1.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
CoatingAndLaminatingMachinery0.0兆86.9%0.00兆6.1%
IndustrialMachinery0.0兆9.6%0.00兆6.3%
その他0.0兆3.5%0.00兆16.1%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
318人
平均年齢
39.1歳
平均勤続
14.2年
単体 平均年収
655万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
135.00円+19
配当性向
1059.5%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
64
FY21
52
FY22
84
FY23
84
FY24
116
FY25
135
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。