ナ
ナブテスコ株式会社
ナブテスコカブシキガイシャ上場機械6268EDINET: E01726Nabtesco Corporation
決算期: 12月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
3079億円
9.79%営業利益 (FY25)
207億円
60.26%経常利益 (FY25)
217億円
57.06%純利益 (FY25)
157億円
55.10%総資産
4640億円
4.14%自己資本比率
58.6%
—ROE
5.8%
2.00%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ナブテスコは「モーションコントロール」技術を中核に、産業用ロボット向け精密減速機(コンポーネントソリューション)、鉄道・舶用機器(トランスポートソリューション)、航空機器・バリアフリー設備(アクセシビリティソリューション)の3事業を展開するB2B精密機器メーカーである。各事業分野で高い市場シェアを誇り、景気耐性の高いMRO(保守・修理・オーバーホール)需要を取り込む分散型ポートフォリオが特徴だ。 FY2025は全3事業で需要が拡大し、売上高3,079億円(前期比+9.8%)、営業利益207億円(同+60%)と大幅回復を果たした。一方、「Project 10」による収益改善活動を推進するも、鉄道関係会社整理損失やDeep Sea社ののれん減損が重荷となり、ROICは4.4%と中計目標10%以上を大きく下回っている。2025年度始動の3カ年中期経営計画では「再興(収益改善)」と「進化(スマートモーションコントロール)」を柱に掲げ、電動化・インテグレーション・データ活用への転換を図るとともに、油圧機器事業のイタリアComer Industries社への売却(非継続事業化)によるポートフォリオ最適化を進めている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: コンポーネント32.4%、トランスポート32.6%、アクセシビリティ35.9%の3事業が均衡する多角的収益構造である。
- 2顧客: 産業機械・鉄道・航空・建築等の製造業・公共インフラ向けにB2Bで精密コンポーネントを供給する。
- 3価値提案: 独自のモーションコントロール技術と高いシェア製品群により、安全・安心・快適な機械動作を実現する。
- 4コスト構造: 製造固定費の比率が高く、稼働率改善とProject 10による原価低減・固定費抑制が収益改善の鍵となる。
Risks · リスク要因
- 1収益性の低さ: ROIC4.4%は中計目標10%以上を大幅に下回り、のれん減損や関係会社整理損失など一過性費用も繰り返し発生している。
- 2為替・地政学リスク: 売上の相当部分が海外向けで、円高や米中対立・輸出規制強化が業績と調達コストの両面に影響する可能性がある。
- 3人財確保リスク: リスク評価で発生度「高」と判定された人財不足が、技術開発・生産能力の維持に支障をきたす恐れがある。
- 4M&A・事業売却リスク: 油圧機器事業のComer Industriesへの売却や企業買収に伴うのれん減損・統合失敗リスクが財務に影響し得る。
Strengths · 強み
- 1市場支配力: 産業ロボット用精密減速機で世界シェア首位級を維持し、参入障壁の高いニッチ市場で価格交渉力を確保している。
- 2景気耐性: 鉄道・航空・バリアフリー設備向けMRO事業を拡大し、景気サイクルの影響を受けにくい安定収益基盤を持つ。
- 3技術蓄積: メカ設計・電気電子設計・制御技術・CAE解析等の固有コア技術を複合保有し、競合が模倣困難な製品群を維持している。
- 4分散ポートフォリオ: 自動車・鉄道・建設・航空等の異なる景気サイクルを持つ産業に跨る事業構成でリスクを分散している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1Project 10による収益再興: 事業成長・原価低減・固定費抑制の3軸で2027年度までにROIC10%以上の達成を目指す。
- 2スマートモーションコントロール化: 既存のコンポーネント事業に電動化・インテグレーション・データ活用を組み込み新価値を創造する。
- 3ポートフォリオ最適化: 油圧機器事業を売却しROICと成長性を軸に事業構成を絞り込み、資本効率を高める方針である。
- 4環境目標: 2027年までにCO2排出量を2015年度比50%削減(SBT1.5℃基準)し、FY2025実績は43.6%削減まで進捗している。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上高3,079億円(+9.8%)、営業利益207億円(+60.3%)と大幅回復し、フリーCFは1,710億円の黒字に転換した。
油圧機器事業売却: 2025年7月にイタリアComer Industriesへの売却を決定・非継続事業化し、事業ポートフォリオの選択と集中を加速した。
一時損失の計上: 鉄道車両用機器の関係会社整理損失とDeep Sea社のれん減損が第4四半期に発生し、収益改善効果を一部相殺した。
株主還元: DOE3.5%を目安とした配当方針を堅持し、自己株式取得も実施、財務活動CFは136億円の資金流出となった。
02
業績推移
売上高
3,079億円▲9.8%FY25
営業利益
207億円▲60.3%FY25
純利益
157億円▲55.1%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2898 | 2794 | 2998 | 3087 | 3336 | 2805 | 3079 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 181 | 174 | 129 | 207 |
| 経常利益 | 280 | 337 | 1020 | 158 | 256 | 138 | 217 |
| 純利益 | 179 | 205 | 648 | 94.6 | 146 | 101 | 157 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 3446 | 3517 | 4817 | 4593 | 4221 | 4455 | 4640 |
| 純資産 (自己資本) | 1874 | 1980 | 2399 | 2487 | 2605 | 2701 | 2719 |
| 自己資本比率 (%) | 54.4 | 56.3 | 49.8 | 54.1 | 61.7 | 60.6 | 58.6 |
| 現金及び預金 | 587 | 647 | 1128 | 1244 | 778 | 745 | 733 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 384 | 342 | 363 | 77.2 | 112 | 267 | 328 |
| 投資CF | ▲201 | ▲107 | 671 | 132 | ▲463 | ▲287 | ▲157 |
| 財務CF | ▲134 | ▲175 | ▲580 | ▲135 | ▲135 | ▲41.4 | ▲136 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
131.56
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
5.8%
自己資本利益率
ROA
3.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
8,472人
単体
2,186人
平均年齢
42.6歳
平均勤続
16.9年
単体 平均年収
715万円
連結従業員数 推移
FY21
7,844
FY22
7,928
FY23
8,158
FY24
8,227
FY25
8,472
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
120.00円
配当性向
80.7%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
116
FY21
115
FY22
117
FY23
120
FY24
120
FY25
120
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。