ホ
ホソカワミクロン株式会社
ホソカワミクロンカブシキガイシャ上場機械6277EDINET: E01676HOSOKAWA MICRON CORPORATION
決算期: 09月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
780億円
8.71%営業利益 (FY25)
70.5億円
14.83%経常利益 (FY25)
77.1億円
16.51%純利益 (FY25)
45.3億円
18.87%総資産
1027億円
4.75%自己資本比率
65.4%
—ROE
7.0%
2.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ホソカワミクロンは創業100年超の歴史を持つ粉体処理機械の世界的リーダーであり、粉砕・分級・混合・乾燥装置などを製造販売する粉体関連事業(売上の約75%)とプラスチック高機能フィルム製造装置を手がけるプラスチック薄膜関連事業(同約25%)の2本柱で構成される。日欧米を主要拠点とし、アジア・中南米・中近東・アフリカまで世界展開するグローバルメーカーで、顧客は化学・電子材料・医薬・食品・リチウムイオン電池など幅広い産業に及ぶ。 FY2025(2025年9月期)は米国通商政策の不確実性や欧州製造業の不振により大型案件の投資先送りが相次ぎ、受注高744億円(前期比-4.2%)・売上780億円(同-8.7%)と2期ぶりの減収に転じ、営業利益71億円(同-14.8%)・純利益45億円(同-18.9%)と二桁減益となった。一方、アフターマーケット(消耗品・メンテナンス)は安定成長を継続し収益の下支え役となった。2024年10月スタートの第18次中期3カ年経営計画では「Unique & Dominant」を基本方針に掲げ、DX・IIoT活用によるデジタルソリューション、リサイクルカーボンブラック(rCB)やリグニンなど環境素材向け装置、ナノ粒子新素材のマテリアルビジネスを成長軸と位置づけている。財務基盤は自己資本比率約65%・現預金311億円と健全で、総還元性向50%以上を目標に株主還元を継続する方針である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 粉体関連機器・システムが売上の約75%、プラスチック薄膜装置が約25%を占め、アフターマーケットサービスが安定収益を補完する。
- 2顧客: 化学・電子材料・医薬・食品・電池材料など幅広い産業向けにBtoB形式で世界170カ国超の拠点ネットワークを通じて販売する。
- 3価値提案: 100年超の粉体データと独自技術を組み合わせ、標準機から大型カスタムシステムまで顧客の製造プロセス課題をワンストップで解決する。
- 4コスト構造: 日欧米の自社工場で設計・製造し、現地販売拠点とアフターサービス網の拡充により保守・部品収益の比率向上を図る。
Risks · リスク要因
- 1大型案件の投資先送りリスク: 米国通商政策や地政学リスクにより顧客の設備投資判断が遅延しやすく、受注高は前期比-4.2%とFY2025も縮小が継続した。
- 2為替変動リスク: 売上の過半が外貨建てであり、円高進行は日本円換算の収益を直撃し、特にユーロ・ドル・ポンドの変動が業績に大きく影響する。
- 3欧州製造業(特にドイツ)の長期低迷: エネルギー価格高止まりや中国との競争激化でドイツ製造業が不振を続けており、欧州拠点の事業構造改善費用など特別損失計上リスクがある。
- 4知的財産・情報セキュリティリスク: 特定地域での知財保護の限界から技術流出・類似品製造の恐れがある一方、サイバー攻撃による機密データ漏洩リスクも高まっている。
Strengths · 強み
- 1粉体技術の圧倒的な知見: 創業100年超で蓄積した試験データと1万件超のプロセス実績が参入障壁となり、競合が容易に模倣できない技術基盤を持つ。
- 2グローバル販売・サービス網: 日欧米を軸に中東(ヨルダン2024年設立)・タイ・オーストリア等へ拠点を拡大し、現地密着のアフターサービスで顧客ロックインを高めている。
- 3アフターマーケットの安定収益: 保守・消耗品・受託加工が景気変動の影響を受けにくく、FY2025の厳しい環境下でも各四半期を通じて拡大傾向を維持した。
- 4環境テーマへの早期対応: rCB・リグニン・リチウムイオン電池電極材など脱炭素・循環経済分野で既に納入実績を持ち、規制強化を追い風にできるポジションにある。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1第18次中期3カ年計画(FY2025-2027): 「Unique & Dominant」を基本方針に、ROE10%以上・売上高営業利益率10%以上・総還元性向50%以上の達成を目指す。
- 2DX・IIoT活用: 「HOSOKAWA GEN4」と称するAI・IoT連携の粉体プロセス自動化システムを開発し、2026年春に受託加工拠点での無人操業実証を開始する予定である。
- 3アフターマーケット強化と拠点拡充: ヨルダン・タイ・オーストリア・インドに2024年相次いで拠点を新設し、全世界でのサービスネットワーク収益を拡大する方針である。
- 4マテリアルビジネスと環境素材: rCB(リサイクルカーボンブラック)・リグニン・ナノ粒子新素材を注力領域と定め、年間1,500万トン規模の世界カーボンブラック市場への装置・素材供給を拡大する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績は減収減益: 売上780億円(前期854億円から-8.7%)、営業利益71億円(-14.8%)、純利益45億円(-18.9%)と、受注残の低い水準からのスタートと新規受注減が直撃した。
海外事業構造改善費用を特別損失計上: 欧州子会社の事業再編に伴う費用を特別損失に計上し、純利益を押し下げた。スペイン2拠点を1拠点に集約する再編は2025年10月末から業務開始となった。
資産1,027億円・現預金311億円と財務健全性を維持: 純資産672億円(前期比+56億円)、営業CF95億円(前期比+22億円増)と、減益下でもキャッシュ創出力は改善した。
SDGs大型案件でリグニン再利用プロセスと二次電池電極材を受注: FY2025第1四半期に両分野の大型案件を相次ぎ受注し、環境・電池分野での実績を拡大した。
02
業績推移
売上高
780億円▼8.7%FY25
営業利益
70.5億円▼14.8%FY25
純利益
45.3億円▼18.9%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 554 | 535 | 608 | 669 | 795 | 854 | 780 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 55.1 | 79.6 | 82.8 | 70.5 |
| 経常利益 | 61.0 | 50.1 | 65.7 | 57.7 | 83.5 | 92.4 | 77.1 |
| 純利益 | 41.8 | 33.2 | 47.0 | 40.1 | 59.7 | 55.8 | 45.3 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 601 | 652 | 731 | 860 | 970 | 981 | 1027 |
| 純資産 (自己資本) | 368 | 406 | 459 | 538 | 589 | 616 | 672 |
| 自己資本比率 (%) | 61.3 | 62.3 | 62.8 | 62.5 | 60.7 | 62.8 | 65.4 |
| 現金及び預金 | 168 | 173 | 198 | 265 | 257 | 270 | 311 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 31.9 | 39.9 | 60.9 | 81.3 | 59.5 | 73.0 | 95.0 |
| 投資CF | ▲30.5 | ▲38.8 | ▲26.1 | ▲26.0 | ▲35.1 | ▲30.1 | ▲36.8 |
| 財務CF | ▲19.3 | 0.9 | ▲16.9 | ▲14.2 | ▲47.1 | ▲27.5 | ▲33.4 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
306.09
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.0%
自己資本利益率
ROA
4.4%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
PlasticFilmRelated0.0兆24.8%0.00兆11.0%
PowderRelated0.1兆75.2%0.01兆11.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
431人
平均年齢
42.6歳
平均勤続
18.1年
単体 平均年収
739万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
180.00円+10
配当性向
48.2%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
165
FY21
190
FY22
110
FY23
125
FY24
170
FY25
180
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。