株
株式会社酉島製作所
カブシキガイシャトリシマセイサクショ上場機械6363EDINET: E01636Torishima Pump Mfg.Co.,Ltd.
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
865億円
6.66%営業利益 (FY25)
54.5億円
20.13%経常利益 (FY25)
45.4億円
27.90%純利益 (FY25)
40.7億円
34.65%総資産
1156億円
13.85%自己資本比率
48.8%
—ROE
7.5%
5.27%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
株式会社酉島製作所(トリシマ)は大阪府高槻市に本社を置く産業用ポンプの専業メーカーで、官公需・民需・外需の3チャネルを通じて世界各地のインフラ向けに大型・高圧ポンプを供給している。売上高の90%超をポンプ事業が占め、中東・アフリカを中心とした海水淡水化プラント向けが外需の中核をなす。FY2025の売上高は865億円(前期比+6.7%)と6年連続の増収を達成し、受注残高も1,043億円と高水準が続く一方、外注費や労務費の増加により営業利益は54億円(営業利益率6.3%)に留まり、前期の68億円から減益となった。中期経営計画「2024中期経営計画-Beyond110-」のSTEP期間では2029年度に売上高1,000億円規模・営業利益率10%以上・ROE10%以上を掲げており、フロントローディングによる設計工程改革とサービス事業の中東展開強化が収益率改善の主要施策である。液化水素・液化アンモニアポンプや省エネ型「スーパーエコポンプ(SEP)」、IoTモニタリングシステム「TR-COM」など次世代製品の開発も加速しており、脱炭素市場での新需要取込みも成長ドライバーとして期待されている。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: ポンプ事業が売上高の99.4%を占め、新規納入とアフターサービス・保守業務が継続的に積み上がる構造である。
- 2顧客: 国内官公需25%・民需13%・外需62%の3チャネルに分散し、中東・アフリカの海水淡水化プラント向けが外需の中核を担っている。
- 3価値提案: 完全受注生産で個別設計に対応し、大型・高圧・省エネポンプと遠隔監視システム「TR-COM」で顧客の運用コスト削減を支援する。
- 4コスト構造: 高槻市本社工場に生産が集中しており、国内外子会社の設備投資と外注費管理が損益を大きく左右する構造である。
Risks · リスク要因
- 1地政学リスク: 受注残高の約62%が中東・アフリカ向けであり、紛争や経済制裁・追加関税による出荷停止や債権回収不能が業績を直撃する可能性がある。
- 2為替リスク: FY2025に為替差損1,711百万円が発生し経常利益を大幅に押し下げた実績があり、円安・円高双方のシナリオで収益が変動しやすい。
- 3生産集中リスク: 製造拠点が大阪府高槻市の本社工場に集中しており、自然災害や設備トラブル発生時に生産能力が一時的に大幅低下するリスクがある。
- 4人材確保リスク: 少子高齢化による技術者不足と技術継承の失敗は重要度「高」と評価されており、受注対応力低下や外注費増加につながるリスクがある。
Strengths · 強み
- 1海水淡水化向け競争力: 中東・北アフリカの海水淡水化プラントで多数の納入実績を持ち、同地域が受注残高の約62%を占める強固な市場地位を形成している。
- 2厚い受注残高: FY2025末の受注残高は1,043億円と売上高の1.2倍超に相当し、数年分の売上が既に確保された高い収益視認性を持つ。
- 3次世代エネルギー対応: 液化水素ポンプ・液化アンモニアポンプの開発を先行し、SEPが経済産業大臣賞を受賞するなど省エネ技術で差別化している。
- 4サービス事業の積上げ: エジプト・UAE・カタール・サウジアラビアに新・移設拠点を順次開設し、利益率の高いアフターサービス受注の拡大基盤を整備している。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 12029年度目標の達成: STEP期間最終年の2029年度に売上高1,000億円規模・営業利益率10%以上・ROE10%以上を主要KPIとして設定し全社施策を推進する。
- 2フロントローディングで収益率改善: 設計人財を営業部門へ配置し受注初期から課題を顕在化させることで手戻り削減・リードタイム短縮・営業利益率向上を狙う。
- 3生産能力の増強: 国内外子会社への設備投資を既に開始し、機械加工の内製化による外注費流出の回収とM&Aも活用した柔軟な生産拠点戦略を推進する。
- 4次世代エネルギー・サービス事業: 液化水素・液化アンモニアポンプ開発とCCUS向け市場参入を加速し、中東4拠点強化でアフターサービス比率を中長期的に引き上げる。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績の明暗: 売上高865億円(+6.7%)と増収を達成したが、外注費・労務費の増加で営業利益は54億円と前期68億円から約20%減益となった。
受注は過去最高水準: FY2025の受注高は956億円(前期比+8.7%)で外需が+13.9%と牽引し、受注残高も1,043億円と前期比+9.6%で高水準を維持している。
SEPが経済産業大臣賞受賞: 世界最高水準の効率を実現した「スーパーエコポンプ」が省エネ大賞最高位を受賞し、脱炭素化を進める大型工場向け省エネ提案を本格化した。
中東サービス網を大幅拡充: エジプト・UAE・カタールへの新拠点開設とサウジアラビアの拠点移設を実施し、高利益率のアフターサービス受注拡大に向けた体制を整えた。
02
業績推移
売上高
865億円▲6.7%FY25
営業利益
54.5億円▼20.1%FY25
純利益
40.7億円▼34.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 482 | 471 | 508 | 522 | 647 | 811 | 865 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 44.5 | 59.3 | 68.2 | 54.5 |
| 経常利益 | 22.8 | 13.2 | 46.1 | 51.6 | 56.9 | 63.0 | 45.4 |
| 純利益 | 21.8 | 5.4 | 33.5 | 36.3 | 44.0 | 62.2 | 40.7 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 727 | 730 | 792 | 800 | 901 | 1016 | 1156 |
| 純資産 (自己資本) | 349 | 335 | 376 | 413 | 455 | 526 | 564 |
| 自己資本比率 (%) | 48.1 | 45.9 | 47.5 | 51.6 | 50.5 | 51.8 | 48.8 |
| 現金及び預金 | 159 | 163 | 167 | 135 | 117 | 128 | 171 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 37.7 | 42.1 | 43.7 | 31.3 | 12.5 | 28.6 | ▲6.7 |
| 投資CF | ▲14.4 | ▲19.8 | ▲16.4 | ▲48.5 | ▲12.8 | 4.2 | ▲15.6 |
| 財務CF | 21.5 | ▲16.7 | ▲20.7 | ▲21.3 | ▲21.9 | ▲33.1 | 58.5 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
152.96
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.5%
自己資本利益率
ROA
3.5%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,000人
平均年齢
38.7歳
平均勤続
13.3年
単体 平均年収
651万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
90.00円+4
配当性向
51.4%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
27
FY21
30
FY22
58
FY23
74
FY24
86
FY25
90
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。