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トリニティ工業株式会社
トリニティコウギョウカブシキガイシャ上場機械6382EDINET: E01627TRINITY INDUSTRIAL CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
402億円
8.72%営業利益 (FY25)
32.5億円
16.14%経常利益 (FY25)
35.2億円
17.13%純利益 (FY25)
24.0億円
16.71%総資産
425億円
5.15%自己資本比率
77.4%
—ROE
7.7%
0.50%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
トリニティ工業は「熱・水・空気」を技術領域とする総合エンジニアリング会社であり、売上の約74%を占める設備部門(塗装設備・環境設備等)と約26%の自動車部品部門(内外装樹脂部品)の2軸で事業を展開している。主要取引先は豊田通商・豊通マシナリー・トヨタ自動車等のトヨタグループであり、売上の4割超を上位3社が占める寡占依存構造を持つ。一方で、自動車メーカー以外への環境技術・設備の拡販も積極推進しており、非自動車領域への多角化が進行中である。 FY2025は売上高402億円(前期比+8.7%)・営業利益32億円(+16.1%)・純利益24億円(+16.7%)と2期連続の増収増益を達成し、2023年3月期の290億円を底とするV字回復が確認できる。売上高営業利益率は8.1%まで改善した。課題は技術開発センター新設等の先行投資による設備投資拡大(有形固定資産取得42億円)に伴い営業CFがマイナス転換し、現金及び預金が76億円超減少した点であり、中期的な資金効率の管理が焦点となる。カーボンニュートラル対応のIoT・AI制御技術や「限量経営」による変動費管理が収益の安定化に寄与しており、電動化・脱炭素という自動車産業の構造変化を追い風に変えられるかが中長期の評価軸となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 設備部門(塗装設備・環境設備)が売上299億円・74%、自動車部品部門(内外装樹脂部品)が103億円・26%を占める。
- 2顧客: 豊田通商・豊通マシナリー・トヨタ自動車の上位3社で売上の約41%を占め、トヨタグループへの依存が高い。
- 3価値提案: CO2削減・水資源保全の環境技術にIoT・AI予測制御を組み合わせ、工場全体の熱エネルギー最適化を提供する。
- 4コスト構造: 受注生産主体で変動費比率が高く、「限量経営」による固定費抑制で需要変動への柔軟な対応体制を構築している。
Risks · リスク要因
- 1トヨタグループへの売上依存: 上位3社で売上の41%を占め、自動車産業の設備投資抑制や生産変動が業績に直結するリスクがある。
- 2原材料価格高騰: 調達コストの大部分を占める樹脂・鉄鋼材料が国際商品市況の影響を受け、価格転嫁が遅れると収益を圧迫する。
- 3米国関税政策と為替変動: 米国関税の発動により自動車メーカーの設備投資計画が縮小した場合、設備部門の受注に悪影響が及ぶ懸念がある。
- 4先行投資による流動性低下: 技術開発センター新設等で有形固定資産取得42億円を投じた結果、現金及び預金が76億円超減少し流動性リスクが高まっている。
Strengths · 強み
- 1塗装設備の高い技術蓄積: 長年のトヨタ向け塗装設備納入実績により、環境対応型設備の設計・施工ノウハウで高い参入障壁を形成している。
- 2限量経営による収益安定性: 生産量が減少しても利益を出せる原価構造を現場に定着させ、FY2023の売上290億円時も黒字を維持した。
- 3IoT・AI技術の取り込み: 熱エネルギーマネジメントシステムや予測制御の商品化により、ハード売り切りからソフト・サービス型収益への転換を進めている。
- 4財務健全性: 自己資本比率は約77%と高く、有利子負債依存度が低い内部資金中心の財務体質が安定経営を支えている。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1非自動車領域への拡販: 環境技術・デジタル技術を幅広い業種に提供し、自動車依存度を段階的に低減する拡販戦略を推進している。
- 2技術開発センターの新設: 建設仮勘定37億円超を投じて開発拠点を新設し、異業種連携による新製品創出と顧客ニーズへの対応速度を高める計画である。
- 3電動化・カーボンニュートラル対応: PHEV等を含む電動化に伴う製造プロセス変更に対応した新設備・新技術を開発し、顧客の脱炭素移行を支援する。
- 4人財投資とデジタル化による基盤強化: 成長人材への投資・自働化・省人化・老朽設備更新を推進し、慢性的な人手不足に対応しながら生産性向上を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績のV字回復完成: 売上高402億円(+8.7%)・営業利益32億円(+16.1%)・純利益24億円(+16.7%)と2期連続増収増益を達成した。
設備部門が牽引: 塗装設備納入増加により設備部門売上299億円(+11.7%)・営業利益39億円(+6.0%)と全社成長を主導した。
設備投資の大幅拡大: 技術開発センター新設を主因に有形固定資産取得が42億円に達し、投資CFは前期比434%増の46億円の支出となった。
設備部門の受注残高は18.3%減少: 当期受注高280億円(+2.5%)ながら受注残高は90億円に縮小しており、次期売上への寄与度が注目される。
02
業績推移
売上高
402億円▲8.7%FY25
営業利益
32.5億円▲16.1%FY25
純利益
24億円▲16.7%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 354 | 367 | 354 | 342 | 290 | 370 | 402 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 19.3 | 9.7 | 28.0 | 32.5 |
| 経常利益 | 22.5 | 28.4 | 24.2 | 23.3 | 14.7 | 30.1 | 35.2 |
| 純利益 | 15.2 | 19.4 | 16.2 | 18.1 | 12.7 | 20.6 | 24.0 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 362 | 376 | 391 | 388 | 387 | 448 | 425 |
| 純資産 (自己資本) | 230 | 244 | 260 | 276 | 280 | 310 | 329 |
| 自己資本比率 (%) | 63.6 | 65.0 | 66.5 | 71.0 | 72.2 | 69.3 | 77.4 |
| 現金及び預金 | 84.7 | 101 | 108 | 111 | 139 | 162 | 80.3 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 36.4 | 32.3 | 21.1 | 21.1 | 43.4 | 36.2 | ▲28.1 |
| 投資CF | ▲6.2 | ▲9.7 | ▲7.1 | ▲13.2 | ▲7.8 | ▲8.7 | ▲46.7 |
| 財務CF | ▲5.8 | ▲6.4 | ▲6.0 | ▲6.9 | ▲9.6 | ▲6.2 | ▲10.1 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
149.22
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
7.7%
自己資本利益率
ROA
5.7%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
AutomobileParts0.0兆25.6%0.00兆12.7%
Equipment0.0兆74.4%0.00兆13.0%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
765人
平均年齢
42.7歳
平均勤続
16.9年
単体 平均年収
616万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
80.00円+25
配当性向
27.2%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
51
FY21
39
FY22
49
FY23
45
FY24
55
FY25
80
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。