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株式会社昭和真空

カブシキガイシャショウワシンクウ上場機械6384EDINET: E01719
SHOWA SHINKU CO.,LTD.
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
84.8億円
13.61%
営業利益 (FY25)
7.9億円
304.08%
経常利益 (FY25)
8.4億円
243.44%
純利益 (FY25)
5.6億円
242.68%
総資産
155億円
7.79%
自己資本比率
75.0%
ROE
4.9%
3.50%
01

企業サマリ

Overview · 事業概要

昭和真空は神奈川県相模原市を拠点とし、真空技術を応用した薄膜形成装置の開発・製造・販売を主軸とする専業メーカである。主要製品は水晶デバイス装置・光学装置・電子部品装置の3カテゴリで構成され、売上の約6割を占める真空技術応用装置事業と約4割のサービス事業(改造工事・保守・消耗品)を組み合わせた収益構造を持つ。顧客は国内外の電子部品・光学部品メーカで、海外売上比率は約63%に達する。FY2024に75億円まで落込んだ売上高はFY2025に85億円へ回復し、経常利益は前年比243.6%増の8億円を達成した。特筆すべきは受注高が102億円と売上を大幅に上回る水準まで積み上がった点で、受注残高は前年比55%増の約87億円に拡大しており、次期以降の売上増加を強く示唆する。一方でROEは4.9%にとどまり、目標とするROE10%以上には依然として大きな乖離があるため、収益性改善が最大の経営課題である。設備投資サイクルの変動に業績が左右されやすい構造的な課題もあり、中長期的な受注分散と新規ニッチ分野の開拓が持続成長の鍵を握る。

Business Model · ビジネスモデル
  • 1収益源: 薄膜形成装置販売(真空技術応用装置事業)が売上57億円、装置保守・改造工事のサービス事業が27億円を占める。
  • 2顧客: 国内外の水晶デバイス・光学デバイス・電子部品メーカを対象に、海外売上比率約63%で中国・台湾中心にアジアへ供給する。
  • 3価値提案: 顧客ごとの完全カスタムメイド設計と自社研究開発棟による実証実験支援で、高機能・高精度なニッチ専用装置を提供する。
  • 4コスト構造: 生産財を全て外部調達するファブレス型製造で、固定費を抑えつつ専門加工業者との連携で品質を確保する。
Risks · リスク要因
  • 1設備投資サイクル依存リスク: デバイスメーカの投資姿勢に業績が直結し、FY2024のように売上が1年で25%超急落した実績があり、収益の振れ幅が大きい。
  • 2販売価格引下げリスク: アジア系競合の台頭により顧客からの恒常的な値下げ要請が続き、原価低減が追いつかない場合は利益率が圧迫される。
  • 3海外・地政学リスク: 売上の約63%が海外向けで中国に2子会社を持ち、米中摩擦・輸出規制強化・為替変動が業績に直接影響する。
  • 4個別受注・見込生産リスク: カスタム仕様ゆえ受注確定前に先行手配が必要で、最終的に受注不成立となった場合に在庫損失が発生するリスクを抱える。
Strengths · 強み
  • 1真空技術の深い専門性: 数十年の技術蓄積と特許ポートフォリオにより、水晶・光学デバイス向け薄膜形成でニッチトップの地位を確立している。
  • 2サービス事業の安定収益: 改造工事・保守・消耗品販売で27億円・利益7.5億円を稼ぎ、装置販売の変動リスクをバッファする収益源となっている。
  • 3顧客共同開発モデル: 2019年建設の研究開発棟でサンプル作製・依頼実験を受け入れ、顧客ニーズを装置開発に直結させる差別化プロセスを持つ。
  • 4旺盛な受注残: FY2025末の受注残高は前年比55%増の約87億円に積み上がり、次期売上の高い視界を提供する受注先行型事業構造を持つ。
Strategy · 戦略・今後の展望
  • 1ROE10%以上の達成: 現状4.9%から目標10%以上へ、収益基盤強化と安定株主還元の継続により資本効率の改善を優先課題として取り組む。
  • 2ニッチトップ分野の拡大: 水晶・光学デバイス分野での競争力強化に加え、次世代自動車(SDV・電動化)や5G・AI向け新ニッチ分野の確立を目指す。
  • 3研究開発投資の継続: 相模原工場の研究開発棟を活用し顧客共同開発・サンプル作製を推進、高機能・省電力装置の新製品開発に継続投資する。
  • 4サステナブル経営の推進: ISO14001運用と省エネ装置開発を軸に環境負荷低減を図り、ESGマテリアリティに基づく社会課題解決型事業を展開する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025受注高が52.1%増の102億円: 水晶デバイス装置が前年比352.6%増の36億円と急回復し、海外光学メーカからも複数期にわたり大口受注を獲得した。
経常利益が243.6%増の8.4億円: 売上高13.6%増に対し利益が3倍超に急拡大し、サービス事業利益7.5億円(+11%)も収益回復を下支えした。
受注残高が約87億円まで積み上がる: 前年比55%増の受注残がFY2026以降の売上先行指標となるが、一部製品で物流遅延による納品後倒しも発生した。
営業CFが83.4%減の1.8億円: 売掛金9.2億円・棚卸資産4.1億円の増加が資金を圧迫し、現金残高は48億円(前年比4.8億円減)へ低下した。
02

業績推移

売上高
84.8億円13.6%FY25
037.575113150FY20FY22FY24
営業利益
7.9億円304.1%FY25
05101520FY20FY22FY24
純利益
5.6億円242.7%FY25
03.87.511.315FY20FY22FY24
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
0.03.87.511.315.0FY20FY22FY24
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
062.5125187.5250FY20FY22FY24
03

財務諸表

損益計算書 (PL)
単位: 億円
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
売上高99.410910712010174.684.8
売上原価
売上総利益
販管費
営業利益16.710.22.07.9
経常利益10.512.314.817.010.82.48.4
純利益7.08.610.212.47.81.65.6
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
総資産131155153174155143155
純資産 (自己資本)88.592.9100111115114116
自己資本比率 (%)67.560.065.463.674.579.575.0
現金及び預金28.536.453.050.147.553.048.1
有利子負債
ネット有利子負債
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
項目FY19FY20FY21FY22FY23FY24FY25
営業CF7.418.423.91.12.110.81.8
投資CF▲0.8▲6.3▲3.9▲2.0▲1.7▲1.0▲3.3
財務CF▲4.5▲3.8▲3.8▲3.5▲3.8▲4.9▲4.4
FCF
設備投資 (CapEx)
減価償却費
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
91.17
1株純利益 (円)
BPS
1株純資産 (円)
ROE
4.9%
自己資本利益率
ROA
3.6%
総資産利益率
PER
株価収益率
PBR
株価純資産倍率
配当利回り
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04

セグメント

Service0.032.2%0.00兆27.6%
VacuumTechnologyApplication0.067.8%0.00兆17.3%
05

地域別売上

地域別売上データは準備中です。

06

従業員

従業員データ

連結
単体
191
平均年齢
44.8
平均勤続
18.9
単体 平均年収
590万円
連結従業員数 推移
FY21
FY22
FY23
FY24
FY25
07

大株主

大株主 Top 10

FY25 有価証券報告書時点
#1株式会社アルバック1.3百万株21.35%
#2小俣 邦正0.6百万株9.35%
#3有限会社小俣興産0.3百万株5.48%
#4小俣 佳子0.2百万株2.57%
#5株式会社三菱UFJ銀行0.1百万株2.33%
#6池谷 誠一0.1百万株1.90%
#7日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.1百万株1.85%
#8株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) 0.1百万株1.54%
#9昭和真空従業員持株会0.1百万株1.36%
#10小俣 みつこ0.1百万株1.28%
08

配当・株主還元

配当・株主還元

FY25 実績
1株配当 (年間)
70.00
配当性向
80.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
60
FY21
60
FY22
60
FY23
70
FY24
70
FY25
70
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09

IR資料

IR資料は準備中です。

10

競合比較

競合比較は準備中です。

11

ニュース

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