理
理想科学工業株式会社
リソウカガクコウギョウカブシキガイシャ上場機械6413EDINET: E02410RISO KAGAKU CORPORATION
決算期: 03月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
787億円
5.52%営業利益 (FY25)
61.8億円
17.64%経常利益 (FY25)
63.6億円
2.61%純利益 (FY25)
40.9億円
15.38%総資産
889億円
0.32%自己資本比率
74.8%
—ROE
6.1%
1.30%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
理想科学工業は、デジタル印刷機「リソグラフ」(孔版印刷)と高速インクジェットプリンター「オルフィス」を中核に、日本・欧州・アジアを含む世界市場で印刷機器と消耗品を販売するBtoBメーカーである。売上の約98%を印刷機器関連事業が占め、国内外のプロダクション印刷市場をターゲットとしている。FY2025は円安(1ドル152.58円)追い風と、2024年7月に東芝テックから承継したインクジェットヘッド事業の寄与により売上787億円・営業利益62億円を達成した。一方、中国子会社の構造改革費用5億円やソフトウェア減損2.2億円が特別損失に計上され、純利益は前期比15.4%減の41億円にとどまった。第八次中期経営計画(RISO Vision 25)が最終年度を迎えたが、次期3ヵ年計画の策定を行わず、長期視点による経営へ移行する方針を示した。自己資本比率74.8%と財務健全性は高い一方、ROE6.1%・営業CF33億円(前期比48%減)と収益性・資金創出力の強化が引き続き投資家注目点となる。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 印刷機器本体と消耗品(インク・版)の販売が売上787億円の約98%を占め、消耗品の継続需要が収益を下支えする。
- 2顧客: 学校・行政・印刷業者・企業内プリントセンター等、大量印刷ニーズを持つBtoB顧客に世界170カ国超で販売する。
- 3価値提案: 低コスト・高速・多枚数プリントを強みに、孔版「リソグラフ」とインクジェット「オルフィス」で用途別に提供する。
- 4地域構成: 国内362億円(46%)・海外408億円(54%)で、欧州186億円・アジア160億円・米州63億円と多地域展開している。
Risks · リスク要因
- 1為替変動リスク: 売上の約52%が海外向けで、円高に転じた場合は業績への直接的な悪影響が大きく、FY2025も円安が増収の主因だった。
- 2コア市場の縮小リスク: オフィスのペーパーレス化・デジタル化の進展により、多枚数印刷需要が長期的に減少する構造的リスクを抱える。
- 3海外子会社の業績不振: 中国子会社で構造改革費用5億円を計上するなど、一部販売子会社の慢性的な赤字が連結業績を圧迫している。
- 4技術革新への対応遅れ: 孔版・インクジェット技術に代替する新技術が登場した場合、製品競争力が急低下し売上・収益が毀損される可能性がある。
Strengths · 強み
- 1孔版印刷の独自技術: 孔版(リソグラフ)は競合の少ないニッチ市場で高シェアを維持し、消耗品の安定収益を確保している。
- 2インクジェットヘッドの内製化: 2024年7月に東芝テックからヘッド事業を承継し、コア部品の自製率向上とコスト競争力強化を実現した。
- 3財務健全性: 自己資本比率74.8%・流動比率229%と無借金に近い強固な財務基盤を持ち、事業投資余力が大きい。
- 4グローバル販売網: 世界各地に販売子会社を持ち、欧州・アジアで安定した売上基盤を構築、円安局面で収益を押し上げる構造である。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1長期経営への転換: 3ヵ年中期経営計画の策定を終了し、短期業績偏重を排した本質的・長期的視点による経営運営に2026年3月期から移行する。
- 2インクジェット事業の収益力強化: プロダクション市場向け多枚数プリント用途を中心に「オルフィス」の販売拡大と採算改善を最優先課題に据える。
- 3インクジェットヘッド事業の育成: 2024年7月承継の東芝テック由来事業を成長ドライバーとして育成し、外販拡大と部品内製化によるコスト削減を推進する。
- 4新規事業創出と開発力強化: 「世界に類のないものを創る」の開発ポリシーのもと、既存技術を応用した新規事業の創出とコーポレート本部の企画力充実を図る。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025業績: 売上787億円(+5.5%)・営業利益62億円(+17.6%)と増収増益を達成したが、純利益は41億円(▲15.4%)と特別損失が重石となった。
インクジェットヘッド事業承継: 2024年7月に東芝テックから事業を67.5億円で取得し、のれん23億円を計上、第2四半期より売上に貢献した。
中国子会社構造改革: 理想(中国)科学工業の構造改革費用4.9億円とソフトウェア減損2.2億円を特別損失に計上し、中国事業の抜本的見直しを実施した。
株主還元: 自己株式を25億円取得する一方、配当金支払いは32.8億円を実施し、営業CF33億円を上回る還元を行い現預金が72億円減少した。
02
業績推移
売上高
787億円▲5.5%FY25
営業利益
61.8億円▲17.6%FY25
純利益
40.9億円▼15.4%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 839 | 781 | 684 | 693 | 747 | 746 | 787 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | 41.6 | 59.6 | 52.6 | 61.8 |
| 経常利益 | 36.6 | 24.4 | 19.3 | 46.4 | 62.0 | 62.0 | 63.6 |
| 純利益 | 27.7 | 6.8 | 16.5 | 35.8 | 46.2 | 48.3 | 40.9 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 872 | 802 | 818 | 818 | 848 | 886 | 889 |
| 純資産 (自己資本) | 622 | 579 | 611 | 630 | 643 | 669 | 665 |
| 自己資本比率 (%) | 71.4 | 72.1 | 74.7 | 77.0 | 75.8 | 75.5 | 74.8 |
| 現金及び預金 | 185 | 148 | 177 | 188 | 197 | 201 | 137 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 72.1 | 32.1 | 56.3 | 53.9 | 56.4 | 64.8 | 33.5 |
| 投資CF | ▲14.3 | ▲22.9 | ▲21.6 | ▲13.8 | ▲7.4 | ▲13.0 | ▲83.0 |
| 財務CF | ▲48.1 | ▲42.0 | ▲11.6 | ▲35.9 | ▲44.4 | ▲56.0 | ▲14.6 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
62.80
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
6.1%
自己資本利益率
ROA
4.6%
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント売上構成比営業利益利益率
OperatingSegmentsNotIncludedInReportableSegmentsAndOtherRevenueGeneratingBusinessActivities0.0兆0.8%▲0.00兆-52.6%
PrintingEquipmentRelatedBusiness0.1兆97.9%0.01兆7.7%
RealEstateBusiness0.0兆1.3%0.00兆60.7%
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
1,538人
平均年齢
45.7歳
平均勤続
22.0年
単体 平均年収
816万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY25 実績1株配当 (年間)
50.00円-50
配当性向
64.9%
1株配当 推移 (円・生値)
FY20
15
FY21
40
FY22
100
FY23
120
FY24
100
FY25
50
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。