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株式会社ツバキ・ナカシマ
カブシキガイシャツバキナカシマ上場機械6464EDINET: E31954決算期: 12月期
業種: 機械
売上高 (FY25)
698億円
8.01%営業利益 (FY25)
-223億円
2843.98%経常利益 (FY25)
-240億円
1473.33%純利益 (FY25)
-272億円
3083.99%総資産
1517億円
13.20%自己資本比率
24.4%
—ROE
-55.3%
56.90%01
企業サマリ
Overview · 事業概要
ツバキ・ナカシマは創業90年超の精密加工専業企業で、精密ボール・精密ローラーをグローバルに供給する。主力のプレシジョン・コンポーネントビジネスは売上の約99%を占め、ベアリングメーカーや自動車メーカーを主要顧客とする。欧州・北米・アジアに製造拠点を持ち、かつては2022年に790億円の売上を達成したが、FY2025は698億円と3期連続で減収となった。 FY2025は欧州自動車産業の低迷と中国系ボールメーカーとの価格競争激化が同時に直撃し、棚卸資産評価損65億円・減損損失167億円を含む営業損失223億円、純損失272億円という過去最大規模の損失を計上した。財務制限条項への抵触も発生し、金融機関から期限の利益喪失請求を行わない承諾を取得済みであるが、財務基盤は脆弱な状態にある。2025年2月策定の5カ年中計(2025-2029年)では2029年に売上870億円・営業利益100億円を目標とし、グローバルフットプリント最適化とコスト削減を最優先課題に掲げている。ボールねじ・ボールウェイ事業はミネベアミツミに譲渡完了(2025年10月)しており、選択と集中を進めている段階である。
Business Model · ビジネスモデル
- 1収益源: 精密ボール・精密ローラー等の精密コンポーネントが売上の約99%を占め、残余を不動産・ブロア事業が補完する。
- 2顧客: ベアリングメーカーが最大顧客層で、自動車・産業機械・電子機器・航空宇宙向けメーカーに幅広く供給する。
- 3価値提案: 90年超の精密加工ノウハウと世界規模の製造拠点網により、高精度・安定供給を武器にグローバルで競争する。
- 4コスト構造: 製造固定費・人件費の比率が高く、量販型の見込み生産方式のため稼働率が収益性を大きく左右する構造である。
Risks · リスク要因
- 1財務制限条項抵触リスク: FY2025にコベナンツ抵触が既に発生しており、リファイナンス交渉が難航すれば資金繰りが悪化する恐れがある。
- 2有利子負債と金利上昇リスク: 総資産1,516億円に対し負債1,146億円・自己資本比率24.4%と財務レバレッジが高く、金利上昇局面での利払い負担増が懸念される。
- 3中国系競合による価格競争リスク: セラミックボール等で中国メーカーが急速に台頭しており、シェア喪失と販売単価下落が業績を直撃する構造が続く。
- 4自動車産業依存リスク: 欧州自動車産業低迷が直接的な売上減につながった通り、特定産業・地域への需要集中が業績変動を増幅させる。
Strengths · 強み
- 1グローバル製造基盤: 欧州・北米・アジアに生産拠点を持ち、世界主要顧客へのローカル供給体制を構築している。
- 2精密加工の技術蓄積: 創業90年超で培った独自の精密加工技術とノウハウが参入障壁となり顧客の切り替えコストを高める。
- 3製品ポートフォリオ幅: 鋼球・セラミックボール・ローラーと多素材対応し、EV・航空宇宙等の成長市場にも拡張可能である。
- 4事業集中による専門性: ボールねじ事業をミネベアミツミに譲渡し精密ボール・ローラーに特化、資源集中によるコスト競争力向上を目指す。
Strategy · 戦略・今後の展望
- 1構造改革の徹底: 2025年を基盤整備の年と位置付け、グローバルフットプリント最適化と調達・生産コスト削減を2026年以降も継続推進する。
- 2中計2029年目標の達成: 2029年12月期に売上870億円・営業利益100億円を目標とし、EBITDAとフリー・キャッシュ・フローを主要KPIとして管理する。
- 3成長セグメントへの資源集中: セラミックボール・ローラーを成長分野と位置付け、新製品投入と新規市場開拓に経営資源を優先配分する。
- 4事業売却によるポートフォリオ再構築: ボールねじ・ボールウェイのミネベアミツミへの譲渡(2025年10月完了)で得た資金をコア事業強化に充当する。
Recent Highlights · 直近の動向
FY2025大幅赤字: 売上698億円(前期比-8.0%)、営業損失223億円、純損失272億円と過去最大規模の赤字で、ROEは-55.3%に悪化した。
減損・評価損の集中計上: 棚卸資産評価損65億円・有形固定資産及びのれん減損損失167億円を計上し、総資産が前期比230億円減少した。
財務制限条項への抵触: シンジケートローン等のコベナンツに抵触したが、全金融機関から期限の利益喪失請求を行わない承諾を取得し当面の危機を回避した。
ボールねじ事業の譲渡完了: ミネベアミツミへのボールねじ・ボールウェイ事業譲渡が2025年10月に完了し、事業譲渡収入20億円を計上した。
02
業績推移
売上高
698億円▼8.0%FY25
営業利益
-223.4億円▼2844.0%FY25
純利益
-272.1億円▼3084.0%FY25
利益率推移営業利益率 / 純利益率
営業利益率純利益率
EPS 推移1 株当たり当期純利益 (円)
EPS
03
財務諸表
損益計算書 (PL)
単位: 億円
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 646 | 520 | 679 | 790 | 771 | 759 | 698 |
| 売上原価 | — | — | — | — | — | — | — |
| 売上総利益 | — | — | — | — | — | — | — |
| 販管費 | — | — | — | — | — | — | — |
| 営業利益 | — | — | — | -90.7 | 50.2 | 8.1 | -223 |
| 経常利益 | 72.1 | 25.7 | 50.1 | -96.5 | 42.7 | 17.5 | -240 |
| 純利益 | 48.9 | 18.8 | 35.5 | -90.9 | -12.9 | 9.1 | -272 |
貸借対照表 (BS)
単位: 億円 (自己資本比率を除く)。ネット有利子負債 = 有利子負債 − 現金及び預金。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 総資産 | 1352 | 1305 | 1572 | 1599 | 1661 | 1747 | 1517 |
| 純資産 (自己資本) | 458 | 447 | 533 | 501 | 541 | 615 | 370 |
| 自己資本比率 (%) | 33.9 | 34.2 | 33.9 | 31.3 | 32.6 | 35.2 | 24.4 |
| 現金及び預金 | 169 | 150 | 325 | 241 | 230 | 233 | 346 |
| 有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
| ネット有利子負債 | — | — | — | — | — | — | — |
キャッシュフロー (CF)
単位: 億円。FCF = 営業CF − 設備投資。▲はマイナス。
| 項目 | FY19 | FY20 | FY21 | FY22 | FY23 | FY24 | FY25 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 営業CF | 60.4 | 22.2 | 62.6 | ▲41.4 | 14.1 | 48.7 | 105 |
| 投資CF | 40.3 | ▲12.7 | ▲22.8 | ▲35.0 | ▲49.0 | ▲38.0 | 11.2 |
| 財務CF | ▲62.1 | ▲27.4 | 129 | ▲17.6 | 13.9 | ▲19.1 | ▲13.0 |
| FCF | — | — | — | — | — | — | — |
| 設備投資 (CapEx) | — | — | — | — | — | — | — |
| 減価償却費 | — | — | — | — | — | — | — |
1株指標・収益性 (FY25)
株価データは準備中
EPS
—
1株純利益 (円)
BPS
—
1株純資産 (円)
ROE
—
自己資本利益率
ROA
—
総資産利益率
PER
—
株価収益率
PBR
—
株価純資産倍率
配当利回り
—
直近 DPS / 株価
成長投資 (FY25)
04
セグメント
セグメント情報は準備中です。
05
地域別売上
地域別売上データは準備中です。
06
従業員
従業員データ
連結
—人
単体
432人
平均年齢
43.0歳
平均勤続
16.9年
単体 平均年収
516万円
連結従業員数 推移
FY21
—
FY22
—
FY23
—
FY24
—
FY25
—
08
配当・株主還元
配当・株主還元
FY24 実績1株配当 (年間)
40.00円+14
配当性向
30.2%
1株配当 推移 (円・生値)
FY19
121
FY20
34
FY21
72
FY22
43
FY23
26
FY24
40
※ 生値。株式分割の遡及調整は未適用。
09
IR資料
IR資料は準備中です。
10
競合比較
競合比較は準備中です。
11
ニュース
関連ニュースは準備中です。